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「Core Ultra 200S」に対応したASRock製のゲーマー向けマザーボードが10月25日に国内発売。独自の高品質部材採用で電源回路をさらに強化
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印刷2024/10/22 18:09

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「Core Ultra 200S」に対応したASRock製のゲーマー向けマザーボードが10月25日に国内発売。独自の高品質部材採用で電源回路をさらに強化

 2024年10月22日,ASRockは,IntelのデスクトップPC向けCPU「Core Ultra 200S」(開発コードネーム Arrow Lake-S)に対応する新型チップセット「Intel Z890」搭載のゲーマー向けマザーボードを10月25日に国内発売すると発表した。電源回路をはじめとして,マザーボードの構成部品に高品質な部材を採用することで,CPUの安定動作を実現するという。

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 製品ラインナップと税込のメーカー想定売価は,以下のとおり。

  • Z890 Nova WiFi:ATX,7万3980円
  • Z890I Nova WiFi:Mini-ITX,6万2800円
  • Z890M Riptide WiFi:MicroATX,4万9980円

 Intel Z890は,Core Ultra 200Sに対応する最上位のチップセットだ。前世代の「Intel Z790」と比べて,CPUと接続するPCI Express(以下,PCIe)5.0のレーン数や,チップセットと接続するPCIe 4.0のレーン数が増加した。加えて,最大で2基のThunderbolt 4ポートを標準で備えているのも目に付く違いとなる。

 ASRockのIntel Z890搭載マザーボードは,電源回路やメインメモリ周辺に新開発の部材を採用しており,たとえば,電源回路には,静電容量1000μFのコンデンサを用いているのがポイントだ。従来製品は静電容量560μFのコンデンサを採用していたとのことで,2倍近く容量が増えた。これにより,従来製品よりも少ない部品点数で安定した動作を実現するという。

静電容量1000μFのコンデンサを採用する。部品点数を減らすことで,結果的に耐久性も高まったという
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チョークコイルに対して,コンデンサの数が少ないのが分かるだろう
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 メモリソケットとCPUソケットの間に,メモリモジュールに影響を与えるノイズを吸収する「Memory OC Shield」という薄いシートを装着しているのも見どころの1つ。Memory OC Shieldにより,基板の回路で生じるノイズだけでなく,CPUクーラー,GPUといったパーツから発生するノイズを防ぐとのこと。ASRockは「他社製マザーボードよりも,メモリの性能を2段階くらい上まで引き出せる」と自信を見せる。

Memory OC Shield
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メモリソケットとCPUソケットの間に装着している
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 また,ゲーマー向けマザーボードには,高速なポーリングレートで通信するマウスやキーボード用のUSBポート「Lightning Gaming Ports」を引き続き搭載している。最近は,ポーリングレートが8000Hzに達する製品も増えているが,ASRockは「その性能をフルに発揮できるマザーボードは少ない」という。プロゲーマーや配信者がASRock製マザーボードを選ぶケースも増えているという。

1つのUSBコントローラでは,信号を処理しきれずにデバイスの性能を発揮しにくいため,複数のUSBコントローラを採用することで,スムーズな通信が行えるという
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 最上位モデルのZ890 Nova WiFiは,サーバー向け製品にも用いられる低損失の8層PCB基板に加えて,合計25フェーズ(20+1+2+1+1)の電源回路を採用する。PCIe 5.0接続対応を含む計6基のM.2 SSDスロットを備えるほか,付属の拡張カードを使って,さらに4基のM.2 SSDを増設できるのもポイントだ。ただ,拡張カード上のM.2スロットは,PCIe 4.0 x1接続対応で転送速度が遅くなる点には注意したい。
 有線LANポートは,5GBASE-Tと2.5GBASE-Tの2系統で,5GBASE-T対応ポートには,ノイズの干渉を抑える設計を採用している。

Z890 Nova WiFi
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 Z890I Nova WiFiは,Z890 Nova WiFiのMini-ITXモデルだ。ATXモデルほども拡張性はないが,3基のM.2スロットや5GBASE-T対応LANポートなどを備える。

Z890I Nova WiFi
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 Z890M Riptide WiFiは,MicroATX対応のゲーマー向けマザーボードで,合計20フェーズ(16+1+1+1+1)の電源回路を搭載する。最上位チップセットを採用したMicroATXマザーボードは数少ないので,小型で高性能なPCを組みたい人に選ばれそうだ。

Z890M Riptide WiFi
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 また,今回国内発売を発表した製品以外にも,「Z890 Lightning WiFi」の販売も今後予定している。
 Z890 Lightning WiFiは,ASRock製ゲーマー向けZ890マザーボードの下位モデルで,上位モデルと同様のパーツを採用しつつ,価格を抑えた製品だ。M.2スロットは4基で,有線LANポートは,2.5GBASE-T対応の1系統となる。

Z890 Lightning WiFi
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 動画配信者向けのマザーボード「LiveMixer」にも,Intel Z890を搭載した「LiveMixer Z890 WiFi」が登場した。こちらも10月25日の発売を予定しており,税込のメーカー想定売価は5万4800円だ。

LiveMixer Z890 WiFi
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 既存モデルはグラフティアートをモチーフとした派手なデザインを採用していた。それが好意的に受け入れられる国や地域がある一方,その派手なデザインで敬遠されるケースもあったそうだ。そのため,新製品では落ち着いたデザインを採用し,より幅広いユーザーを獲得したい考えだ。

 既存モデルと同様に,多数のUSB機器を接続できるように最大23個のUSBポートを備えるのに加えて,長時間の負荷に耐えられる電源回路を備えるのがポイントだ。また,PCIe 5.0 x16接続対応スロットに加えて,2基のPCIe 4.0 x16接続対応スロットを搭載しており,ビデオキャプチャユニットやサウンドカードを増設できる。

ASRock公式Webサイト

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    Phantom Gaming

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