プレイレポート
新作「FAIRY TAIL DiceMagic」を先行プレイ。原作やTVアニメファン必見のストーリー展開&独自のバトルシステムが魅力のすごろくRPG
「FAIRY TAIL DiceMagic」公式サイト
今回4Gamerは,そんな本作を配信に先駆けてプレイする機会を得たので,気になるゲームシステムを中心にレポートしていこう。
※本記事は開発版をもとに制作しています。正式版の内容とは異なる場合がありますので,ご了承ください。
すごろくを題材にしたオリジナルストーリー!
新キャラたちの活躍にも注目
本作の物語は,イシュガルの地に突如として発生した謎の魔法“DICE”を軸に展開される。サイコロを振らないと動けないという,すごろくならではの設定で,アニメでおなじみのキャラクター達が奮闘していくことになる。
ストーリーの序盤から,本作オリジナルのキャラクターであるヴィセルも登場。ヴィセルは本作における重要なポジションを担う人物で,仲間として冒険に同行してくれる。彼女を中心とした新たなキャラ達の活躍にも期待が高まる。
本編の物語以外に,期間限定で開催されるイベントクエストもオリジナルストーリーであることが確認できた。先行プレイで確認できたのは,“剣咬の虎”のメンバー達がナツに勝負を挑むという内容だった。正式版ではさまざまなキャラクター達の活躍も見られそうだ。
なお,本作のシナリオ時間軸は“大魔闘演武”編以降だが,原作登場キャラがすべて実装予定となっている。そのほか,セットすることでステータスアップの効果がある“想い出装備”(TVアニメのワンシーンを収録したカード)もある。原作マンガやアニメのファンであれば,名シーンをカードとしてコレクションできるのは嬉しいポイント。
誰が動くかはサイコロ次第
独自のシステムでバトルが展開される
ここからは,バトルシステムについて紹介していこう。
本作のバトルは,キャラクターを移動させて進めていくすごろくパートと,道中で敵と戦うバトルパートに分かれている。挑戦したいクエストを開始すると,まずはすごろくパートがスタート。このモードでは,ダイスを振ってマスを移動していくことになる。マスには宝箱や何らかの効果が発動するアクションマスが用意されており,運よく止まることができれば報酬が増えたり,バトルが有利に進んだりする仕組みだ。
クエストによっては道が分岐していることもあり,どちらを選ぶか自由に決められる。道中には,あらかじめ決まった出目を任意で選んで使用できる“ダイスパネル”というアイテムも用意されており,これを利用すれば狙ったとおりのマスに止まることも可能だ。基本的な流れとしては,すごろくパートでバトルが有利に進むアイテムを集め,準備を整えてからバトルするという形になる。
敵のいるマスに到着すると,いよいよバトルパートが開始される。バトル中もサイコロを振るシステムは変わらず,ここで出た数字によって攻撃するキャラクターが変わっていく。
これがかなり独特なシステムで,キャラクターごとにアクションを起こせる数字が決まっており,毎ターン誰が行動するかはランダムだ。キャラクターの編成によっては,サイコロの目次第で誰も行動できない……なんてことも起こり得る。反対に,特定の数字が出ると全員で攻撃できることもある。
唯一,サイコロに縛られないシステムとして,各キャラクターに奥義スキルが用意されている。こちらはバトル中のアクションでゲージが溜まると発動でき,運に縛られず強力な効果を生み出せる。奥義スキルの発動時にはカットインも差し込まれるので必見だ。
特殊なバトルシステムではあるが,難解なものではなく,シンプルに楽しめるよう設計されている本作。ほどよく刺激を与えてくれるサイコロによる運要素や,プレイヤーの個性が光るキャラクター編成など見どころも多い。FAIRY TAILの世界観にカジュアルな気持ちで触れられる,ファン必見のタイトルとなりそうだ。
「FAIRY TAIL DiceMagic」公式サイト
(C)真島ヒロ・講談社/フェアリーテイル製作委員会・テレビ東京
(C)Fuji Games, Inc.
- 関連タイトル:
FAIRY TAIL DiceMagic
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