2026年1月9日,キングレコード EVIL LINE RECORDSが手がける音楽原作キャラクターラッププロジェクト
「ヒプノシスマイク」を原作とした舞台のライブツアー
「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage《Division Jam Tour》vol.2」が,福岡/Zepp Fukuokaにて開幕した。
《vol.2》は福岡,名古屋,東京の全3か所で実施され,出演したのはシンジュク・ディビジョン
“麻天狼”,ナゴヤ・ディビジョン
“Bad Ass Temple”,新興宗教
“糸の会”教祖の
大蜘蛛 弾襄,オオサカ私立暁進高校の生徒たちによる漫才トリオ
“道頓堀ダイバーズ”。さらに,昨年4月から5月にかけて上演された《MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》にも登場した
寶井 灯依里が出演する。
本稿では,1月21日から23日の期間に東京/Zepp DiverCity(TOKYO)で行われた東京公演の模様をレポートしていく。
大人っぽさやフレッシュさなど
キャラクターそれぞれの魅力を表現したステージ
本ライブツアーは2025年11月から2026年8月にかけて,全3回にわたり全国各地を巡る形で展開される。今回はvol.2の開催ということもあり,前回との違いやパフォーマンスに,より期待が高まっていた。
最初に出演者全員で歌い上げるのは
「Got to Jam -vol.2-」。曲調などは前回歌唱された「Got to Jam -vol.1-」と同様だが,歌唱するキャラクターや歌詞が変化することで,雰囲気はガラッと変わっている。観客も大きな歓声と拍手で,ライブを一層盛り上げていた。
「お世話になっております,観音坂です」「子猫ちゃん,楽しんでる?」といった声かけからはじまった“麻天狼”の新曲
「カレイド」,客席からのコールや波羅夷 空却によるバク宙など,パフォーマンス面でも大いに楽しませてくれた“Bad Ass Temple”の
「Bad Ass Temple Run & Go」と,各ディビジョンそれぞれの個性が感じられるステージが続く。
大蜘蛛 弾襄による
「糸の会・復活」では「弾襄さま〜!」という声も上がり,彼が“教祖”であることをあらためて実感させられた。
「《Buster Bros!!! & Bad Ass Temple feat. 糸の会 & WESTEND-MAFIA》」(2025年10月公演)でのライブシーンを思い出す
「14th Destination」(四十物 十四の歌唱)や,神宮寺 寂雷による
「平和の鐘」など,ソロ曲を披露するパートでは,お馴染みの楽曲から初披露の新曲まで,豪華なセットリストが展開されていく。
伊弉冉 一二三による
「It's Party Time」では,会場に設置されていたミラーボールが回りだし,まるでライブハウスがホストクラブになったかのような空間を作り出していた。
そして前回も観客の笑いを誘っていた
「芝居パート」も見逃せない。前半では“道頓堀ダイバーズ”の3人が職業体験として「天国法律事務所」を訪問することに。
彼らが「天国(てんごく)さん!」と苗字を読み間違えてしまい,天国 獄にツッコミを入れられるなど,今までにありそうでなかった“日常”のやり取りには,思わずクスッと笑ってしまう。
後半は,寶井 灯依里が伊弉冉 一二三の勤務するホストクラブ「fragrance」で働きはじめる……というストーリーが展開される。
神宮寺 寂雷や観音坂 独歩,さらには大蜘蛛 弾襄と次々来店する個性的なキャラクターたちに,心の中の叫びが止まらなくなる灯依里。ホストクラブでソフトドリンクを注文する寂雷に対し,「ファミレスへ行け!」とツッコミを入れるシーンなど,このお芝居をずっと見ていたくなるような楽しさが詰まっていた。
ラストスパートでは,過去作の主題歌を次々と披露。もう一度生で聴ける特別な機会ということもあり,観客の歓声が響き渡った。
「BRAWL for INSIST」「ケリツケル Skill」「Rhyme of Revolt」と記憶に残る楽曲を3曲歌唱したあとは,全員で
「The Tribe of BATTLE EMCEEZ」を披露し,大人っぽさやフレッシュさ,カッコよさなど,キャラクターたちの魅力を最大限まで引き上げたステージは,無事に幕を閉じた。
2026年7月から8月には,ツアーの最終公演となる《Division Jam Tour》vol.3が予定されている。次はどんなライブやお芝居を見せてくれるのか……半年後の展開が,今から待ち遠しくなるようなステージだった。