プレイレポート
おとぎの国を舞台にしたリアルタイムストラテジー「リボルバーズエイト」CBTレポート
「リボルバーズエイト」公式サイト
3分で決する1対1のリアルタイムバトル
桃太郎や赤ずきんなど有名なおとぎ話の主人公(ヒーロー)らを操り,敵陣営が有するタワーの破壊を目指す本作は,8枚のカードを駆使して1対1で戦うという内容のリアルタイムストラテジーゲーム。自陣と敵陣に分かれた盤面にヒーローやミニオン,進行を妨害する建物といったユニットを召喚し,制限時間内に相手より多くのタワーを破壊することが勝利への条件だ。
バトルで使用するカードデッキは最大8枚で構成され,その中からランダムで選定される4枚を手札にゲームを進めていく。カードは時間経過に合わせて溜まっていくインクを消費して召喚できる。また,5枚目に登場するカードが何なのかが,ひと目で分かるユーザーインタフェースは,とても遊びやすさに配慮されている印象だった。戦況に応じて手札とインクをどう消費していくのかを考えていく緊張感は,リアルタイムストラテジーならではだ。
また,ヒーローが使用できるスキルにはノーマルスキルとスペシャルスキルの2種類がある。30秒に1回使えるノーマルスキルは画面右にあるユニットアイコンの点灯が目印だ。リーダーのみが使用できるスペシャルスキルは,1バトル中に1回,開始から1分後に発動可能になる特殊なもので,戦況をひっくり返すポテンシャルがある。発動時の演出は,まさに渾身の一撃を繰り出すヒーローを感じさせるド派手さで,カッコいい。
3種類のデッキタイプで展開する多彩な駆け引き
カードには強力なスキルを持つヒーローを筆頭に,スキルは持たないが複数体召喚できるミニオン,設置した場所で自動的に敵陣営を攻撃したりミニオンを召喚したりする建物,任意の場所に多彩な効果を発揮する魔法といった4種類のカテゴリがある。また,攻撃力が高く一気に攻め入ることが得意な強襲デッキ,自軍の領地で敵に反撃を仕掛ける反攻デッキ,敵タワーの攻撃範囲外から戦いを挑む砲撃デッキというように,自分が構築したデッキの傾向が3種類から判定され,デッキ編成画面の右上の表記から確認できる。デッキの傾向を基準に有効な戦い方を考えたり,ユニットを組み換えて得意な戦術が可能なデッキに再編成したりといった下準備を,ストレスなくスムーズに実行できたのが好印象だ。
今回のCBTでは連続攻撃が得意な桃太郎や,移動速度が高く破壊力抜群な金太郎,敵のタワーに突き進む強固なはだかの王様など,前線に出ていくタイプのヒーローが序盤で入手できる。そのため,強襲デッキがもっとも構築しやすい流れができているのだが,世界中のプレイヤーと腕を競うリーグマッチに備えて各種デッキを用意する必要もあるだろう。さらに,おとぎ話の主人公であるヒーローはもちろん,赤おにや,トランプ兵軍団といったミニオン,進行を妨害するタワーモドキ砲,おに屋敷といった建物も,戦況を左右する重要な存在だ。個々の特性をしっかり覚えて戦略を立てていくプロセスはとても楽しかった。
個性豊かなヒーローの物語から戦略を学ぶ
本作に登場するおとぎ話のヒーローたちには独立した物語“メインクエスト”があり,「リボハチ」の世界をより深く知ることができる。今回のCBTでは第1章のみが実装されていた。今後,正式版では,第2章,第3章……と続き,数々の有名キャラクターが登場する予定とのことだ。
また,メインクエストではゲーム全体の仕組み,ヒーロークエストでは対象のユニットに関する特性を中心に,各カードの使用方法や具体的な戦術を学ぶことができる。多彩なカードが登場するこうしたゲームでは手札ばかりがどんどん増え,個々の特性を活かしきれないこともある。しかし,本作では端的に最大効果を発揮するためのポイントを教えてくれるので,ゲーム初心者も安心して遊べそうだった。
今回のCBTで遊べた内容は限られており,クエストは序盤のみ実装されていた形だが,世界中のプレイヤーとリアルタイムで戦うリーグマッチは毎日特定の時間に開かれていた。CBT後半にはすべてのカードが使用可能,各カードが最大レベルまで上げられるようになり,白熱したバトルが多く繰り広げられたことだろう。
CBTが終了した現在,ゲームの正式配信日が気になるところだが,未定の様子。今後の情報に期待したい。事前登録受付に関しては引き続き行われているので,まだの人はぜひ登録を済ませておこう。
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