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Switchで遊ぶNINTENDO 64とメガドライブはどんな感じ? 専用コントローラを使ってNintendo Switch Onlineの新プランを確かめてみた
追加パックとは実際どんなサービスなのか。そして,Switchで遊ぶNINTENDO 64とメガドライブは果たしてどんな感じなのか。Nintendo Switch Online加入者限定商品「NINTENDO 64 コントローラー」「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」も入手し,さっそく確かめてみた。
まずは,簡単に追加パックのサービスについて説明しておこう。
追加パックとは,これまでの基本サービスに加えてNINTENDO 64とメガドライブのゲームが遊べるようになり,さらに11月5日に配信予定の「あつまれ どうぶつの森」の有料追加コンテンツ「ハッピーホームパラダイス」も楽しめる新サービスだ。
料金プランは現在12か月(365日間)のみで,1アカウントで利用する個人プランが4900円,最大8アカウントまで利用できるファミリープランが8900円※。すでに基本サービスを利用している人は,残りの利用期間分の金額(個人プランが6円/1日,ファミリープランが12円/1日)が割引される形で乗り換えが可能となっている。
※以下,価格は全て税込
追加パックとともに発表されたのが,NINTENDO 64とメガドライブそれぞれのゲームサービス向けに作られたコントローラ「NINTENDO 64 コントローラー」と「セガ メガドライブ ファイティングパッド 6B」だ。Nintendo Switch Online加入者向けの限定商品で,価格は各5478円。10月15日に“10月26日以降のお届け分”の予約受付が始まっていたので,本日手に入れたという人も少なくないだろう。
まずは64コントローラから。大きさや形状,色味は完全再現といったところで,ボタンを押した感じもなかなかの再現度だ。とくに3D(サンディ)スティックの弾かれる感覚(?)がある硬さは,子どものころにこれで指を痛め……じゃなくて鍛えられた日々を思い出させてくれる。また,オリジナルにはないHOMEボタンやキャプチャーボタン,シンクロボタン,ZRボタン(ZLボタンはZトリガー)はコントローラ上部にあった。
最初にSwitchの64コントローラを手にしたとき,「あれ? 気持ち重たい気がする」と思って重量も調べてみると,Switchの64コントローラは231g,オリジナルがケーブル込みで232gだった。本体だけだとオリジナルが軽いが,メモリー拡張パックや振動パックなどは手元になく未装着だったので,それを込みで考えると持った感じの重さは変わらないか,Switchの方がちょっと軽いといったところだろう。
続いてメガドライブのファイティングパッド 6B。筆者はメガドライブを持っていなかったため,“当時の記憶”みたいなのがない。なので,手元にある実物を比較してみた感想になるが,こちらも64コントローラと同じく大きさと形状はそのままで,ボタンを押した感覚もなかなかの再現度だった。ただ,質感は64コントローラと逆で,Switchがすべすべ,オリジナルがマットな手触りだった。
重さはSwitch用が93gで,オリジナルがケーブル込みで134g,本体のみだと80gで,持った感じはあまり変わらない。HOMEボタンやキャプチャーボタンは上部,シンクロボタンは下部についていた。
実際にいくつかゲームをプレイしてみることに。64コントローラと言えば,あの特徴的な形状。十字キーを使って操作するゲームは,コントローラの両端を持つ「ファミコンポジション」,3Dスティックを使うゲームは真ん中と右側を持つ「ライトポジション」,左側の十字キーと真ん中の3Dスティック(+Zトリガー)を使う(レアな)タイトルを遊ぶときに構える「レフトポジション」という3つの持ち方があった。
かなり久しぶりに手にしたのでなんだかぎこちない持ち方になっているが,子どものころに遊んだゲームをいろいろと思い出す。メガドライブのコントローラも,当時やりこんでいたという人にはどんな感覚になるのか気になるところ。
オリジナルを再現したコントローラでプレイするのはもちらん遊びやすいのだが,64コントローラはその形状もあって,SwitchやSwitch Onlineの機能を使用するときにちょっと難儀することがいくつかあった。
まず,タイトル一覧に戻るときや,「どこでもセーブ」をするときに表示するメニュー画面が押しにくいところ。コントローラの上部右寄りにあるZRボタンでメニューを開くのだが,コントローラが大きいため,人差し指を伸ばさないと届かないのだ。ただ,現状64のゲームは巻き戻し機能が使用できないので,メニューの使用頻度はそこまで高くない。
HOMEボタンも同様で,ゲームをプレイするポジションのままで押すのに一苦労だ。また,キャプチャーボタンは上部左寄りにあるため,ライトポジションだと遊びながら「このシーンを残そう」とスクショ撮影するのがかなり難しい。
使うことが多いライトポジションでさくっとスクショが撮れないのはちょっとつらい |
こちらは,レフトポジションで遊ぶ貴重(?)なゲーム「罪と罰 〜地球の継承者〜」 |
続いて,携帯モードで遊んでみた。基本サービスで遊べるファミコンやスーパーファミコンは,ボタンの数や配置的にとくに違和感なくゲームが楽しめたが,ボタンの数と配置両方とも異なる64とボタン配置が違うメガドライブは,それぞれ慣れが必要になりそうだ。
とくに64は,黄色の4つのボタンで構成されたCボタンユニットが,ZRボタン+A,B,X,Yのどれかを押すという特殊な操作方法となっているので,ゲームによっては難しい操作を求められるかもしれない。携帯モードと同様,Joy-ConやProコントローラーでプレイするときもそれぞれ慣れが必要となるだろう。
コントローラや操作性の気になるところばかりあげてしまったが,64やメガドライブで育ったという人であれば,やはり見逃せないサービスと言えるだろう。まだサービス加入を検討中だという人は,今後の追加タイトルやアップデート,自分の思い出の作品が追加されたときなどに加入を検討してみてほしい。筆者は「ゴールデンアイ 007」と「不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!」が追加されることを期待して待ちながら,配信中の懐かしのタイトルたちを遊び倒したいと思う。
配信中のタイトル(2021年10月26日時点)
NINTENDO 64
スーパーマリオ64
スターフォックス64
ゼルダの伝説 時のオカリナ
罪と罰 地球の継承者
マリオカート64
マリオテニス64
ヨッシーストーリー
WIN BACK
メガドライブ
エコー・ザ・ドルフィン
ガンスターヒーローズ
ゴールデンアックス
魂斗羅 ザ・ハードコア
ザ・スーパー忍II
シャイニング・フォース 〜神々の遺産〜
ストライダー飛竜
ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
VAMPIRE KILLER(バンパイアキラー)
ファンタシースター 〜千年紀の終りに〜
ぷよぷよ
今後配信予定のNINTENDO 64タイトル
F-ZERO X
カスタムロボ
カスタムロボ V2
ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
バンジョーとカズーイの大冒険
ポケモンスナップ
星のカービィ64
マリオゴルフ64
マリオストーリー
「Nintendo Switch Online」公式サイト
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