プレイレポート
TSモノのストーリーに骨太アクションアドベンチャーというマニアックさ。DMM GAMESの新作「Witch's Weapon -魔女兵器-」CBTレポート
本作は,豊富なイベントCGを見られるシナリオパートに,アニメ調の3Dグラフィックスを採用したバトルパートが用意され,演出面に強いこだわりを感じられるタイトル。4つの武器を切り換えながら戦うバトルのアクション性は高く,プレイの歯応えもしっかりしている印象だ。CBTでのプレイを通じて確認できたゲーム内容を以下に詳しくお伝えする。
「Witch's Weapon -魔女兵器-」公式サイト
まさかのTSモノ!
主人公は目覚めたら女の子になっていた
本作のストーリーについては,ネタバレにならない範囲で紹介していこう。
ゲームをスタートすると,主人公の「レン」(※この時点ではまだ少年)が,とある事件に巻き込まれた過程が語られる。冒頭からテキストに合わせてイベントCGが多く差し込まれ,ノベルゲームを遊んでいるような感覚で物語に没頭してしまうこと請け合い。
そして主人公は,美少女へと変貌してしまう。ストーリーのテキスト量は数十万文字を超えると謳われており,男の感性を持ったままの彼(?)の反応や行動が見られるシーンも多い。ストーリーのボリュームがウリのスマホゲームは数多くあると思うが,「心は男だけど身体は美少女」という主人公の視点は,4Gamer読者でも新鮮に感じられるのではないだろうか。
4つの武器で戦うハイスピードバトル
セミオートで手軽くもあり,アツくもある
本作のバトルは,レンの移動を行うだけで基本的に進行はする。しかし操作できる点は多く,アクションゲームとしての奥深さも十分に味わえるのだ。
バトル中は,戦闘前に選択した4人の「魔女」を駆使して戦うことになる。各魔女は使用できる武器や,特徴が異なるため,一概に誰が強いとは決められない。あくまでも状況に応じて適切に使い分けられるかが重要だ。武器によって攻撃の範囲や,物理属性か魔法属性かといった違いがあり,出現する敵の弱点を突く形で切り換えていくのが賢い戦い方となっている。
バトル中,注意しなくてはいけないのが,各キャラクターの持つ魔力ゲージだ。同じキャラを使用していると次第に魔力(ゲージ)を消耗していき,使い切ってしまうと性能がダウンする。キャラを切り換えれば魔力はリチャージされるので,魔力切れを起こす前にキャラを変更することがポイントだ。
出現する敵から最適な攻撃方法を見極め,どの魔女で立ち向かうのかを瞬時に判断することは,強敵と戦うときほど重要になる。魔女によっては切り換えた際に追加効果を発動するので,それをうまく利用するのも面白い。
バトルではレンが武器を持って戦うが,編成した魔女たちにもしっかりと3Dモデルが用意されている。それを堪能できるのが,エネルギーを溜めて発動する召喚スキルだ。召喚スキルでは,魔女の固有アクションと共にHP回復や強力な攻撃が繰り出される。
素材を集めて魔女をパワーアップ!
魔女の育成要素についても紹介していこう。魔女と武器の強化にはレベルアップのほか,素材を集めてグレードを上げていく「セフィロス突破」という要素も用意されている。
クエストで素材を集めてグレードを上げていくシステムは,スマホゲームをプレイしている人には説明不要だろう。一度クリアしたクエストはスキップ機能が開放され,ラクに集められるのも嬉しい。
また,魔女の「星レベル」を上げるという,毎日のプレイが肝心となるタイプの育成要素も用意されていた。「星レベル」アップでは,「魔導器」というアイテムを集めることで,魔女の性能を向上できる。
「魔導器」は各ステージの「異変」モード(いわゆるハードモード)でドロップするが,こちらのステージは1日に3回までしか挑戦できない。毎日コツコツプレイをして,「魔導器」集めを集めることが本作における“日課”のコンテンツだろう。
あくまでCBTプレイ時の感想としては,バトル中のプレイフィールは爽快感があり,ストレスなく遊べたのが非常に良かった。スマホアプリでは定番の育成要素も用意されているので,ガッツリやり込めるゲームを探している人にも向いていそうだ。
なお,バトル中の主人公の外見を変更する機能も確認できた(残念ながら,ほとんどの外見がロックされていた)。正式版ではその点も堪能できることを期待したい。
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