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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」はこれからも“止まらない”。新作ゲームアプリも発表された3周年イベントをレポート
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」公式サイト
「オルフェンズ」はこれからも“止まらない”
「春の海」の琴の生演奏とともに,河西さん(三日月・オーガス役),細谷さん(オルガ・イツカ役),梅原さん(ユージン・セブンスターク役)が,壇上にたすき掛けの和装で登場。琴の音が響く中,大きな筆で「鉄」「華」「団」の文字を交代でしたためると,息を合わせて「鉄華団参上!」と掛け声をあげた。
続けて「新年あけましておめでとうございます」と挨拶し,書き上げた「鉄華団」についてトークをしていると,会場後方から,サプライズゲストとして内匠さん(昭弘・アルトランド役),村田さん(ノルバ・シノ役)も登場。鉄華団の幹部を演じる声優陣が勢揃いとなった。
最初のコーナーは「鉄血の3周年トーク」。内匠さんがMCを務め,5人で収録時の思い出や,これまでの3年間の思い出を振り返った。
その中で細谷さんは,本作の出演声優陣には同世代が多かったことから「負けねえぞ!」と思いながら収録に挑んでいたというエピソードを披露。そんな細谷さんとは対照的に,河西さんは本作が初主演作品だったこともあり,第1話の収録の際はすごく緊張したと振り返っていた。また,細谷さんは「何をやっても,『何やってんだよ団長』と言われる」とコメントし,笑いを誘った。
次の「昭弘&シノの習字コーナー」では,内匠さんと村田さんが直筆したという習字を発表した。運び込まれたパネルに書かれていたのは「乃流破士乃(ノルバ・シノ)」,「昭弘或流渡嵐人(昭弘・アルトランド)」。この当て字は本イベントで披露するために,長井龍雪監督を始めとするスタッフが考えたとのこと。
ほかにも「三日月王我主(三日月・オーガス)」,「御留我威都華(オルガ・イツカ)」,「勇迅七星駆(ユージン・セブンスターク)」と,それぞれのキャラクターを演じる声優が書いた漢字表記の名前がお披露目されたが,「七星」で「セブンスター」と読ませる力技に内匠さんがツッコみ,会場を沸かせていた。
続いて,再び琴の生演奏パフォーマンスが行われたのち,スクリーンに映し出されたのはスピンオフ作品「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」(以下,「ウルズハント」)のPV。圧巻の映像表現に会場が息をのんでいるところで,スマートフォンアプリの新展開が決定したことが発表された。
その後,サンライズの小川正和氏(プロデューサー),バンダイナムコエンターテインメントの藤原康則氏(プロデューサー)の両名が登壇。2人の口から,長井監督などのTVアニメスタッフが再集結して制作が進んでいることや,登場キャラクター,機体についての情報が明かされた。
本作の内容は,ゲームパートとアニメパートが交互に展開して「ウルズハント」のストーリーが進んでいくというもので,毎話サンライズ制作の新規アニメーションが挿入される。ストーリーの時系列としてはTVアニメ第1期と第2期のあいだの時期からスタートする物語で,主人公は金星に住む少年,ウィスタリオ・アファム。「ガンダム・端白星(はじろぼし)」に搭乗して戦うのだという。
この「端白星」というガンダム・フレームは,長井監督のこだわりで金星の古名から取られているそうで,なぜ悪魔の名前がついていないのかは,ストーリーで明かされていくとのことだった。なお,アプリではストーリーメインの「ウルズハント」とは別に,ゲームメインのパートもあり,三日月やオルガといったおなじみのキャラクターはそこで登場。さらに,TVアニメのキャラクターにスポットを当てたエピソードもアニメーションとして収録される予定で制作が進んでいるそうだ。
また,ステージでは細谷さんが「劇場版じゃないんだね……」と残念がる一幕もあったのだが,小川氏は「アプリでは新しいガンダムフレームも発表されていくので,その展開が止まりさえしなければ……」と想いを述べていた。
最後のコーナーでは,特別に編集されたアニメシーンに声優陣が生アフレコ。鉄華団の結成から,迫力の戦闘シーン,数々の別れなど,30分を超える大ボリュームで再現されるTVアニメシリーズの名シーンの数々に,思わず涙する観客の姿も多かった。生アフレコが終わると,声優陣から挨拶があり,河西さんの「ここじゃないどこか,ここにいるみんなと行こう。ありがとう」という三日月の名セリフとともに3周年イベントは幕を閉じた。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント」公式サイト
(C)創通・サンライズ・MBS
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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズG
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