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GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ
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印刷2019/05/29 10:24

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GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ

 台湾時間2019年5月28日,GIGA-BYTE TECHNOLOGY(以下,GIGABYTE)は,COMPUTEX TAIPAI 2019の主会場である南港展覧館近くで独自イベントを開催し,新しい薄型ノートPC「AERO 15 OLED」(エアロ15)シリーズを発表した。

AERO 15 OLED
画像集 No.002のサムネイル画像 / GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ

 AERO 15 OLEDは,15.6インチサイズで4K解像度(3840×2160ドット)のSamsung Electronics(以下,Samsung)製有機ELパネルを標準搭載することと,GeForce RTX 20シリーズ,またはGeForce GTX 16シリーズを搭載するのが特徴だ。国内発売の予定もあるという本製品を中心に,GIGABYTEの新製品を簡単に紹介しよう。


クリエイター向けがメイン,でもゲーム用途にも重点を置く


 製品の話に入る前に,AEROシリーズの位置付けについて簡単に説明しておく必要があるだろう。もともとAEROシリーズのノートPCは,ゲーマー向けを主な用途としつつ,日常的な使用もターゲットとした製品という位置付けだった(関連記事)。一方,新しいAERO 15シリーズは,ビデオ映像や3Dグラフィックス,イラストレーションといったコンテンツ制作を行うクリエイター向けを主な用途に位置付けており,ゲーマー向け特化というわけではなくなった。

天板にはAEROのロゴと,デザイン上のアクセントになるラインがある。ロゴはLEDが仕込まれて光る仕組みだ
画像集 No.004のサムネイル画像 / GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ
 ボディのデザインにもそれが反映されており,天板や後端の排気孔,底面の吸気孔に洒落た意匠があしらわれている。ボディーカラーも,シルバーとブラックという2種類をラインナップしており,黒一色が多いゲーマー向けノートPCとは違った雰囲気をかもし出しているのがうかがえよう。

本体の後側面には排気孔があり,その中央には,AEROのロゴが入った目立つプレートがはめ込まれていた(左)。底面にも大きな吸気孔があるが,洒落たデザインをしていて,表裏どちらを外側に向けても見栄えが悪いということはない(右)
画像集 No.005のサムネイル画像 / GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ 画像集 No.006のサムネイル画像 / GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ

AERO 15 OLEDのブラックモデル。ブラックは2019年7月,シルバーは2019年9月に出荷の予定とのこと
画像集 No.003のサムネイル画像 / GIGABYTE,4K有機ELパネル採用のクリエイター&ゲーマー向けノートPC「AERO 15 OLED」を発表。重量2kgでRTX 20搭載にも注目だ

 クリエイター向けを謳うだけあって,AERO 15 OLEDでは,有機ELパネルの発色も特徴の1つに挙げられている。米Pantoneによるx-Rite Pantone認証をクリアしており,工場出荷時点でパネルのカラーキャリブレーションは調整済みとのこと。デジタルシネマ向けの色域規格「DCI-P3」における色空間カバー率は100%と,対応可能な色域の広さも特徴であるとのことだ。

 スペックはモデルごとに異なるが,最上位モデルとなる「AERO 15 OLED YA」の場合,GPUに「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」を,CPUには8コア16スレッド対応の「Core i9-9980HK」か,6コア12スレッド対応の「Core i7-9750H」を搭載するという。メインメモリ容量は最大で32GB×2だ。公称本体重量が約2kgで,これだけのスペックを詰め込んできたのは評価できるだろう。

AERO 15 OLEDは,インタフェース類も充実している。左側面(左)には,HDMI 2.0出力,DisplayPort対応のUSB 3.1ポート,USB 3.1 Gen.1 Type-Aポート,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子,1000BASE-T対応有線LANポートが並ぶ。右側面(右)は,2つのUSB 3.1 Gen.1 Type-Aポート,Thunderbolt 3ポート,SDカードスロット,電源コネクタという配置だ
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 スペックからして相応に高価な製品となるのは疑いないが,ゲーム実況や動画制作も行う人や,持ち運ぶゲーマー向けノートはデザインにもこだわりたいという人には,響くところのある製品ではないだろうか。国内での展開が楽しみだ。


AORUSシリーズのノートPCに,240Hz液晶搭載モデルも登場


 さて,ゲーマー向け特化のノートPCであるAORUSシリーズにもさまざまな製品が登場したのだが,ここではとくに注目すべき2製品を紹介しよう。
 1製品めは「AORUS 15 XA」。15.6インチサイズで解像度1920×1080ドット,垂直リフレッシュレート240Hz対応のシャープ製IGZO液晶パネルを採用するのが特徴だ。
 搭載GPUは「GeForce RTX 2070」,搭載CPUはCore i7-9750Hとなっている。

AORUS 15 XA。キーボードにはカラーLEDイルミネーションが組み込まれている
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 もう1製品は,参考出展という17.3インチ級の「AORUS 17」。メカニカルキースイッチを採用するキーボードの採用が特徴であるという。

メカニカルキースイッチ採用のAORUS 17試作機。発売時期は未定とのことだった
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 ちなみに,展示されていた試作機で試したところ,同時に入力したキーは常に6キーまでしか認識していなかった。少なくとも試作機は6キーロールオーバーであるようだ。製品版では,より多くのキー入力に対応するようになることを期待したい。

いわゆるアイソレーションタイプのキーキャップを採用している。タイプすると,小さいながらもしっかりとしたクリック感があるキースイッチであった
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GIGABYTEのCOMPUTEX TAIPEI 2019特設Webページ(英語)

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