プレイレポート
アッパーなダンスチューンでクラバーを踊らせろ! DJがテーマのリズム&アドベンチャーゲーム「D4DJ Groovy Mix」先行プレイレポート
「D4DJ」プロジェクトのメンバーの物語が展開する本作は,さまざまな楽曲で遊べるリズムゲームであり,一流のDJを目指す少女たちの友情と成長を描くアドベンチャーゲームでもある。今回,開発版をプレイする機会を得られたので,そこで判明したゲームの概要や,リズムゲームパートの仕様に触れつつ,インプレッションをお伝えする。
【ついに情報解禁?】
— D4DJ(ディーフォーディージェー)公式 (@D4DJ_pj) January 31, 2020
ブシロードがおくるDJがテーマのメディアミックスプロジェクト「D4DJ」がスマートフォン向けリズムゲームで登場?
「D4DJ Groovy Mix」2020年秋リリース予定
只今 事前登録受付中?
詳細は本日OPENしたアプリ公式サイトでチェック?https://t.co/kpr7TfEM02#D4DJ #グルミク pic.twitter.com/ZRz4lPLmni
「D4DJ Groovy Mix」公式サイト
※本稿で使用している画像は開発中のものです。ライブや同志との交流を経て成長する
トップDJを目指す少女たちの物語
「D4DJ Groovy Mix」で描かれるのは,DJに憧れ,一流のパフォーマーを夢見る少女たちの出会いや成長,奮闘の物語。ゲームは大きく分けてライブ(リズムゲーム)パートとアドベンチャーパートから成り,ライブをこなしてキャラクターを成長させ彼女たちの物語を進展させる,というのが基本のプレイサイクルになる。
■独自のカラーを持つDJユニット
2020年1月31日時点でアナウンスされている「D4DJ」プロジェクトの登場キャラクターは24人で,少女たちは6つのDJユニットのいずれかに属している。6つのユニットはそれぞれに音楽プロデューサーが付いており,楽曲やパフォーマンスのスタイル,衣装に至るまで,独自のカラーが確立されているのだ。
◆Happy Around!(ハッピーアラウンド)
音楽プロデューサー:斎藤 滋氏
(「涼宮ハルヒの憂鬱」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ほか)
陽葉学園に転校してきた愛本りんくを中心に結成されたユニット。明るく元気いっぱいなパフォーマンスを得意とする。
◆Peaky P-key(ピーキーピーキー)
音楽プロデューサー:上松範康氏/Elements Garden
(「戦姫絶唱シンフォギア」シリーズ楽曲,「BanG Dream!(バンドリ!)」楽曲ほか)
陽葉学園でトップクラスの人気を誇るユニット。ストイックに音楽性を追求する実力派。
◆Photon Maiden(フォトンメイデン)
音楽プロデューサー:水島精二氏
(「機動戦士ガンダム00」「鋼の錬金術師」ほか)
オーディションで全国から集められた才能豊かな少女たちによる新星DJユニット。近未来をイメージした楽曲を得意とする。
◆Merm4id(マーメイド)
音楽プロデューサー:都田和志氏
(「ポケットモンスター THE ORIGIN」音楽プロデュース,「Bars and Melody/Unite (Live Forever)」楽曲ほか)
セレブなDJを目指してノリと勢いで結成された大学生ユニット。ポジティブ思考がチャンスを引き寄せる。
◆燐舞曲(ロンド)
音楽プロデューサー:中山雅弘氏/WITH eMPIRE SOUND SYSTeMS
(「サクラ大戦」「初音ミク MIKUNOPOLIS」ほか)
老舗有名クラブを拠点に活動するユニット。耽美な世界観の演出でフロアを魅了する。
◆Lyrical Lily(リリカルリリィ)
音楽プロデューサー:未発表
偶然にDJ機材を手に入れたお嬢様学校の生徒たちがこっそり始めたユニット。音楽を通じて彼女たちの世界を広げていく。
コンボをつないでフロアを熱狂させろ!
ダンスチューンがうなるリズムゲームパート
「ライブ」では,リズムゲームをプレイして少女たちのパフォーマンスを成功させることが目的になる。プレイできるのは,本作(本プロジェクト)オリジナルの楽曲や有名曲のカバーが中心。
今回プレイしたバージョンには,各ユニットのオリジナル楽曲,新旧ヒットソング(「恋愛レボリューション21」「ココロオドル」など)やアニメのテーマ曲(「名前のない怪物」「READY STEADY GO」など)のカバー曲が30曲収録されていた。なお,楽曲のカバーを手掛けるのは本プロジェクトのユニット,という設定だ。
自分で選んだ4曲をノンストップで演奏できる「メドレーライブ」は,DJの“つなぎ”を体験できるプレイモード。すべての曲にメドレー用のショートバージョンが用意されていて,どの曲をどんな順番で並べても違和感なくつなげられるのには驚いた。
■DJ気分を盛り上げる本作独自のギミック!
音楽に合わせて画面の奥からノーツが流れてきて,ノーツが手前のラインに到達するタイミングでタップするといった具合に,リズムゲームの基本システムはオーソドックスだが,本作ではそこに“DJ気分を堪能できるギミック”が採用されている。それが“ターンテーブル”と“スライダー”だ。
画面手前に配置された2つの円盤がターンテーブル。譜面の左右両端のレーンに流れてくる円形のノーツはターンテーブルをフリックするもので,スクラッチすると譜面が巻き戻ったり,ホールドで譜面の動きが止まったりする。
スライダーは,ターンテーブルの間にあって左右にスライドさせられるツマミ。譜面に縦向きのノーツが流れてきたら,そのレーンにスライダーのツマミを合わせよう。ノーツとツマミが共鳴しているあいだ,流れている楽曲にエフェクトがかけられる。
このターンテーブルとスライダーの操作がじつにクラブDJらしく,本作をほかとは違う,新機軸のリズムゲームたらしめている。何より,ターンテーブルのスクラッチ音,スライダーでのエフェクトは,ただでさえクールな楽曲にさらなるグルーヴ感を与え,プレイしていて鳥肌が立つほどの気持ちよさが味わえるのだ。
あらためて念を押しておくと,本作の正式リリースは2020年秋。今回プレイしたのは,あくまでライブパートのプレイフィールを確かめるデモバージョンだったため,PVなどで発表されているユニットストーリーの内容や詳細は今後に期待したい。
ライブパートは手堅い出来で,ターンテーブル/スライダーの両ギミックが新たなグルーヴを生み,プレイヤーをアゲてくれるのは本稿で力説したとおり。キャッチーな楽曲がまた粒揃いで,40〜50代も射程に入れているというカバー曲のチョイス/アレンジもすばらしく,どの曲も最初からアドレナリン全開でノることができた。
メディアミックスプロジェクトの一翼を担うポジションにありながら,楽曲の展開で幅広いターゲット層の獲得を目指す「D4DJ Groovy Mix」。収録曲などの情報は随時お伝えしていくので,リズムゲーム,クラブミュージック,個性溢れるDJ女子などに興味がある人は,「D4DJ」プロジェクトともども,本作の動向に注目しておこう。
「D4DJ Groovy Mix」公式サイト
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