イベント
[TGS 2019]小野友樹さん&小松未可子さんも登場した「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」ステージイベントで,実機プレイも初披露
エレキコミックの今立 進さんがMCを担当したステージには,「聖剣伝説」シリーズプロデューサーの小山田 将氏,本作プロデューサーの田付信一氏,そしてホークアイ役の小野友樹さん,リース役の小松未可子さんが登壇。トークに加え,実機によるプレイやクラスチェンジの様子,中ボス戦などが披露され,ステージ前に集まった多くのシリーズファンは2020年4月24日の発売に向け,期待が高まったことだろう。本稿ではそんなステージイベントの様子をお伝えしていく。
「聖剣伝説 3 TRIALS of MANA」公式サイト
ステージではまず,小山田氏と田付氏の役割分担についてが語られた。小山田氏は,統括プロデューサーとして,シリーズのさまざまな展開をとりまとめており,本作ではデザインやシナリオ,設定などを担当しているとのこと。
一方,2年ほど前に小山田氏から「『聖剣伝説3』(以下,聖剣3)をやらないか?」と声をかけられた田付氏は,誘いに乗る形でプロデューサーに就任。リメイクの方針を決めたり,小山田氏と共同で開発の指揮を執っているのだそうだ。
続いて小山田氏と田付氏より,小野さんと小松さんをキャストとして起用した経緯が語られた。きっかけは,以前スクウェア・エニックスがサービスしていた「LORD of VERMILION ARENA」。聖剣3コラボの際に2人それぞれにホークアイとリースのボイスを依頼したところそれが非常にハマっていたため,今回の本編でもお願いすることになったのだそうだ。
これについて小松さんは「ある意味,オーディションを兼ねていたんですね」と,小野さんは「ハマっていなかったら別の方になっていたかもしれない?」とコメントし,笑いを誘った。
その後,小山田氏は,原作が発売されたのが約25年前でありながらも,国内外からリメイクの要望が非常に多かったタイトルをようやくお届けできることになったと語った。
またここでは,「聖剣伝説コレクション」を海外で発売するタイミングで,これに収録されている聖剣3をローカライズする必要があり,そのときに原作の生みの親である石井浩一氏に相談したところ,
(1)ラテン語やギリシャ語の接頭辞で3を意味する「tri」
(2)「聖剣伝説3」ならではの「トライアングルストーリー」
(3)試練という意味での「TRIALS」
をかけて,「TRIALS of MANA」と名付けられたという秘話が明かされた。今回は,それをそのままリメイク版の副題に採用した形というわけだ。
今回のリメイクのコンセプトは,「2020年に聖剣3が発売されていたとしたら,どんな感じだったのか」。世界観やストーリー(トライアングルストーリー)はそのままに,当時はドットで描かれていたグラフィックスを3Dに,俯瞰視点だったものを三人称視点にしつつ,原作よりも現代風のアクションを楽しめるアクションRPGを目指しているという。
そんなリメイク作でボイスを担当することになった小野さんは,かつて原作をプレイしていたそうで,オファーを受けたときはプレッシャーを感じるよりも嬉しさが勝っていたと語る。だが,当時はさまざまなパーティで10回以上はクリアしたものの,唯一ホークアイだけは使ったことがなかったらしい。これについて小野さんは,「ある意味,これで聖剣3のキャラクターをコンプリートできた」とコメントしていた。
小松さんは,発売当時は3歳ぐらいだったため,さすがにプレイしたことはないそうだが,その存在だけは知っていたため,前述のコラボのための収録のときには,コラボのための数ワードで「これこそリースだ」と思ってもらえるかどうか,プレッシャーを感じたそう。
ここで,本作に6人の主人公を含む登場キャラクターと担当キャスト,相関図が紹介された。
デュラン(CV:江口拓也さん)
田付氏「江口さんも原作をやられていたみたいで,『デュランでした』と言っていました」
アンジェラ(CV:大久保瑠美さん)
田付氏「収録時,『今回,アンジェラが人気ですよ』と伝えたところ,大久保さんは『私,リースが一番人気なの知ってますから』と言っていました」
デュラン |
アンジェラ |
ケヴィン(CV:逢坂良太さん)
田付氏「逢坂さんも聖剣3をやっていたそうですが,逢坂さんはケヴィンを使っていなかったらしいです」
シャルロット(CV:諸星すみれさん)
小山田氏「諸星さんも,LoVAの聖剣3コラボのときにシャルロットをお願いしていました」
田付氏「シャルロットはセリフが全部ひらがななんですけど,収録中,漢字の読み方が分からないときは,シャルロットのセリフで確認していました。ずっと『マナの剣(けん)』と読んでいたら,シャルロットのセリフは『マナの剣(つるぎ)』となっていて,江口さんのセリフを録り直しました」
ケヴィン |
シャルロット |
ホークアイ(CV:小野友樹さん)
小野さん「オファーをいただいた段階ではよく知らないキャラでしたが,収録を経てホークアイと仲良くなれてきた感じで,友達思いのいい奴だってことをやっと知りました」
リース(CV:小松未可子さん)
小松さん「私なりにリースの信念を大事にやらせていただきました」
ホークアイ |
リース |
フェアリー(CV:内田真礼さん)
田付氏「主人公達を導くナビゲーションキャラです」
紅蓮の魔導師(CV:中村悠一さん)
死を喰らう男(CV:杉田智和さん)
美獣イザベラ(CV:南條愛乃さん)
小野さん「ちょっと勝てませんね」
小松さん「強キャラ感がすごい!」
小野さんと小松さんがホークアイとリースの会話シーンの映像に合わせて生でボイスを当てたのち,田付氏による実機を使ったプレイに突入。火山島ブッカを舞台に,弱攻撃と強攻撃を組み合わせ,ときにはコンボを重ねながらザコを倒していく。
ここでどのように敵を倒すかによって,獲得経験値も変化するのだそうだ。また,原作のファンにはおなじみの「リングコマンド」を使って魔法攻撃をすることができるのはもちろん,ショートカットから魔法攻撃ができることも説明された。リングコマンド使用時は時間が止まるため,ゆっくり考えながら遊びたい人はこちらを,テンポ良く遊びたい人はショートカットを利用するのがオススメのようだ。
また,画面最下部にキャラクターごとに用意されたゲージが100%に達すると,必殺技の発動が可能。必殺技にはそれぞれ固有のカットシーンも用意されており,プレイヤーのテンションを上げてくれる。
その後,舞台はダークプリーストの村に。ここでは新たな装備品を購入して装備をすると,キャラクターの見た目にも装備武器が反映されることが紹介された。
このほか,移動中にキャラクター同士がサイドトークを繰り広げ,原作にはないストーリーが語られること(パーティによって異なる内容),BGMは菊田裕樹氏が手がけたオリジナル版,同氏が監修したアレンジ版の両方を収録しており,自由に切り替えられることなどについても言及されていた。
この後,小野さんが操作して中ボスの「月の神獣ドラン」に挑戦する流れに。その前に小山田氏からクラスチェンジシステムが解説され,ホークアイをニンジャに,リースをワルキューレに,アンジェラをソーサレスにクラスチェンジ。そしていざ,ドラン戦に突入。幾度となく危険なシーンが訪れたものの,小山田氏や田付氏のアドバイス,そして小松さんからの声援を受けた小野さんの奮闘によって,どうにか勝利を収めることができた。
最後に小野さんが「『風の回廊』で無理やりレベルを上げていたのが懐かしい。またああいうことができるのか気になるので,続報を楽しみにしたい」,小松さんが「発売は4月なんですよね? 早くやりたいです」とコメント。田付氏は「これからもどんどん新情報を出していきます」,小山田氏は「開発一同,最後まで頑張りますので応援よろしくお願いします」と挨拶をして,このステージは終了した。
「聖剣伝説 3 TRIALS of MANA」公式サイト
4Gamer「TGS 2019」記事一覧
- 関連タイトル:
聖剣伝説3 TRIALS of MANA
- 関連タイトル:
聖剣伝説3 TRIALS of MANA
- 関連タイトル:
聖剣伝説3 TRIALS of MANA
- この記事のURL:
キーワード
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
- 聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ【早期購入特典】ゲーム内装備「ラビのアクセサリ」ダウンロードコード 封入 - PS4
- ビデオゲーム
- 発売日:2020/04/24
- 価格:¥6,000円(Amazon) / 1210円(Yahoo)