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ロックマンX DiVE
| 公式サイト | ： | https://mobile.capcom.com/rxd/ https://twitter.com/RX_DiVE |
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| 発売元・開発元 | ： | |
| 発売日 | ： | 2020/10/26 |
| 価格 | ： | 基本プレイ無料＋アイテム課金 |
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| 備考 | ： | |
| その他 | ： |
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このゲームの読者の評価
25
- 読者レビューについて
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アクション性と歴代キャラの高い再現度は魅力、しかし本作独自の要素ほぼ全てが面白くない 25 - 投稿者：GT（男性/30代）
- 投稿日：2021/08/11
- 良い点
- 〇2D横スクロールアクションのロックマンが遊べる
ロックマンシリーズの中でも一番軽快なアクション性だったロックマンXシリーズをベースにした操作性なのでとても操作感は良いです。ゲームパッドも使用でき、かつての家庭用ハード作品のような感覚でのプレイも可能。原作ではゼロのみの特権だった2段ジャンプが全キャラ使用可能だったりと細かい変更点も含めアクション面は総じて良好です。
〇各ロックマンシリーズのキャラがプレイアブル参戦、それぞれの高い再現度
「ロックマンX」と銘打ってはいますが、その枠に囚われず初代ロックマン、EXE、DASH、ロクゼロ、ゼクスの登場キャラもプレイアブル参戦。EXEやDASHのキャラでも横スクロールアクションを楽しめます。それぞれ原作再現度の高いスキルを所持しており、往年のファンも納得のクオリティです。「シグマ」を筆頭に「VAVA Mk-2」「フォルテ.EXE」「シエル」や、知る人ぞ知る「アブソリュートゼロ」等でプレイできるのはファン感涙でしょう。ただしソシャゲの宿命ですが、殆どのキャラはガチャで引かなければ使用できませんが。
〇初期キャラのエックスを筆頭に低レアリティも使いやすい
シリーズの顔である主人公エックスが初期キャラ且つ最低レアリティのBランクなのですが、
かなり扱いやすく初期キャラとは思えない程強いです。プレイスキルがあればストーリーモードをエックスのみでクリアすることも可能で、武器やダイブカード（キャラ性能を強化できる装備品のようなもの）の組み合わせによっては非常に高い攻撃力となる、原作設定さながらの高い可能性を秘めた性能となっています。同じくBランクの「マッシモ」も多くのコンテンツで最高レアリティキャラに匹敵する活躍を見せる良キャラクターであるなど、低レアリティキャラもしっかり活躍できるのは評価点です。しかしほとんどのキャラは最高レアリティのSランクで、Aランクすら稀にしか実装されないのがネック。 - 悪い点
- ×不具合、バグが多すぎる
最近こそやや少なくなったものの、不具合が起きてない事がないほど多いです。特定のキャラのスキルの挙動が説明の表記と違う等のデバックしてれば発見できそうなバグが当たり前のように放置されたまま実装されたりと酷い有様。バグが原因でまともにプレイができない時期もありました。少し前に行われたコラボイベントステージでは「あるキャラクターにステージの移動用ギミックが作動しない」というバグがありましたが、それに対しての運営の対応は「該当ステージでそのキャラは使用しないでください」というものでした。このように起きた不具合への対応も基本的に不誠実。あるガチャでは天井交換（250回ガチャを引けばピックアップ対象がもらえる機能）の項目がガチャ開催時にはあったものの、急に予告なく交換の項目が削除されその後の説明も一切ないという常識を疑うような行為に及んだ事も。
×ボリュームが少なめで飽きがきやすく、出典先の偏りも酷い。
サービス開始から1年以上経っている割にはストーリーモードのステージ数が少ないです。
始めたての頃こそ楽しめますが、1ステージは2分程度あればクリアできてしまう程度の短さな為、LVが上がって戦闘力が追いついてしまえばすぐに既存ステージはクリア出来てしまうはずです。そのうえ追加ペースは非常に遅いです。各ステージは歴代シリーズのステージをアレンジしたものとなっていますが出典先の偏りが酷く「X4」からは6ステージも実装されているのに対し、「X2」や「X6」からは0ステージという偏り具合（元のタイトルが批判も多かったX5以降が冷遇気味なのは納得できますが、良作と名高くファン人気も高い「X2」の扱いは首をかしげざるを得ません）。他コンテンツは階層攻略型の「ヤコブ」がボリュームがありますが、狭いエリアに大量の敵が発生するステージがほとんどでシールドスキル持ちキャラなら楽に攻略でき、それ以外のキャラはクリアが困難というパターンになりがちでやや単調。協力プレイモードは楽しいですが協力プレイ時の挙動がとても不安定で、何より過疎っている為一向に同行者が見つからないという事も。こちらもステージ数は少ないです。
×理不尽要素全開の対人戦コンテンツ
ランクマッチのラグが酷く、対戦にならないケースも多々起こる不安定さ。それに加えゲームバランスが最悪です。日本版サービス開始から間もなく登場した「画面外から目の前に突如ワープしてきて、（自身のデバフを全解除、相手のスキルを使用不能にした後）即座にオーバーキルレベルのダメージを叩き込んでくる」、「ブルース.EXE」というバランス崩壊級キャラが今に至るまで調整も一切されず、環境トップに君臨し続けていました。そんなキャラも長い時を経て徐々に対策方法が出てきた中「完全無敵状態の高速移動技で急接近し（技使用後に移動速度も上がる為まず逃げられない）、近距離で食らうとオーバーキルどころではない超火力技をほぼノーモーションで放ってくる、おまけに被弾時確率で一定時間無敵になるおまけ付き」という性能を持った「スーパーフォルテ」というキャラが先日実装されました。先述のブルース.EXEすら凌ぐレベルの性能で、こいつを倒すためには同じスーパーフォルテでどっちが先にワンパンされるかの不毛なゲームを挑むしかほぼありません。幸いにも現状は対人戦でしか入手できないアイテム等が存在せず（とはいえ高ランク報酬は豪華）プレイしなくても大きな問題がないのが救いですが、以前に本作プロデューサーが「対人戦をがんばった人用の特別な報酬を用意する等、対人戦をメインコンテンツにしていきたい」と発言しており今後はその限りではなくなる可能性も。
×イベントがつまらない
基本は追加された「1ステージ」を期間中ひたすら周回するだけというもの。最初は面白くても流石に数回もクリアすれば飽きます。ですが目玉のスコア報酬やランキング報酬を取ろうと思えば結構な回数を周回しなければなりません（スキップもできますが獲得スコアは半減）。スコアボーナスキャラ、武器が設定されており編成が固定されがちなのも飽きやすい要因。不定期に開催されるレイドボスイベントはとても楽しいですが開催頻度は非常に少ないです。
×ロックマンX原作の雰囲気は皆無
カプコンよりリリースされた公式のロックマンXタイトルなのですが、作風は過去のロックマンXシリーズとは大きく異なります。世界観が過去作のストーリーとは一切繋がらない独自の物で、これにより原作ではありえなかったキャラのプレイアブル化などを可能にしているためそこは良い変更でしょう。しかし、本作はメインキャラ「リコ」がストーリーの重要な局面でも全く緊張感がない発言ばかりし（自身に似た黒幕の存在を仄めかすセリフを敵から聞いても「自分に似てる人なら会ってみたい！」と目を輝かせ警戒すらしない、仲間の1人がその黒幕に関する重要な話を切り出そうとすると「そんなことより腹減ったから帰ろう」といった発言をし話を遮る...など）、それに対しもう1人のメインキャラ「ヴィア」がツッコミを入れるという漫才のような会話がほとんどで、ロックマンXシリーズの魅力の1つだった「重厚なハードSF調の世界観、ストーリー」の片鱗すらありません。ロックマンXを冠している以上、その真逆の作風にはしてほしくなかったです。ゲーム自体は過去作のファン向けに作られている感があるだけに余計にそう感じます。
×運営が趣味に走り過ぎ
上記でも少し触れましたが、同じXシリーズのナンバリングの中でも扱いに非常に差があります。特に「X4」がステージ選出、プレイアブル化キャラ等多くの要素で優遇されており、特にX4の登場キャラ「アイリス」は多くのバリエーション、ボイスの新録、オリジナルの新しい姿が実装される等露骨に優遇されています。X4は人気作ではあるものの単独で高い人気という事は特にない為、この偏りは疑問視せざるを得ません。その他、原作では一作のみ登場の中ボスに過ぎなかった「ヴァジュリーラFF」が妙にプッシュされているうえにゲームのものとはかけ離れた性格であったコミカライズのものにかなり寄せた性格(ネット上でネタ方面で有名なもの)となっている、上記アイリスを筆頭に女性キャラの優遇が目立つ...と運営が趣味に走りがちな部分が見受けられます。
これではまるで同人ゲームです。 - 総評
- 日本版サービス開始よりプレイしています。
ロックマンの横スクロールアクション作品は全てプレイ済、特にロックマンXシリーズは全ナンバリングを発売当初にプレイしたシリーズファンの目線での評価です。
キャラの再現度の高さ、原作で使用できなかったあのキャラが使える、シリーズの垣根を超えた登場キャラなどファンの夢が詰まった作品です。しかし本作独自の対人戦やソシャゲ特有の周回要素等がロックマンと噛み合っておらず、雰囲気も原作とはかけ離れており、ほんの1部の要素のみしかロックマンXらしさは味わえませんでした。横スクロールアクションステージは楽しいのですがそれを遊ぶだけではボリューム不足で、バランス最悪の対人戦、作業感の強いデイリー消化、直ぐに飽きるイベント周回しかすぐにやる事がなくなります。それ故に多くの魅力あるキャラを手に入れても結局持て余してしまうのが現状です。プロデューサーが過去に発言した「対人戦をメインにしたい」がもし実現されれば、今後遊ぶ価値はほとんど無くなってしまうでしょう。バグの多さ等から運営も良いとは言えず、素材は良かったものの料理のされ方を間違えてしまった作品であると感じました。 - プレイ時間
- 100〜200時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 4 1 1 2
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