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「COUNTER: SIDE」主題歌は水樹奈々さんが担当。日笠陽子さんや福山 潤さんが登壇したネクソン新作タイトルの発表会レポート
「COUNTER: SIDE」公式サイト
複数の意味が込められた全領域抗戦型RPG
それが「COUNTER:SIDE」
ネクソン事業本部 本部長 朴 燦(パク チャン)氏 |
その展開の軸として,朴氏は「ネクソンはアップデートする」という目標を発表した。これは旧来のネクソンが持つイメージを否定することなく,新たなネクソンの姿を打ち出し,ユーザーが持つネクソンのイメージを文字どおりアップデート。新たなゲームを生み出していくという。
続いて,ネクソン事業本部の鈴木康成氏が登壇し,「カウンターサイド」のゲーム概要や,特徴,魅力といった部分について紹介した。
本作の舞台は近未来となる2044年。人類が暮らすノーマルサイドとは別に,次元の境界を超えたカウンターサイドが存在するという。そこで突如カウンターサイドから現れた侵食現象と侵食体という脅威に対し,カウンターと呼ばれる異能力者と秘密組織の管理局を中心に,抗戦していく物語が描かれるそうだ。
ゲーム内でプレイヤーは「コフィンカンパニー」という民間軍事企業の社長となって,ロボット「マシーン-甲-」を通じて登場キャラたちと関わっていく。
なお,気になる人も多いであろう「全領域抗戦型RPG」というジャンルは,鈴木氏によると,本作がさまざまな特徴や要素を持っているという。強豪タイトルがひしめくスマホゲームのレッドオーシャンに,抗戦していくといった意味が込められているとのこと。
その後,鈴木氏は本作の魅力を「キャラクター」「シナリオ」「バトル」「コンテンツ」という4つのカテゴリに分けて紹介していった。
最初の「キャラクター」では,ハイクオリティな2Dイラストと,男性・女性・ロボなどさまざまなキャラクターが100体以上存在することを軸に,キャラクタースキンのバリエーション,コンテンツによって変化する頭身,Live2Dによるキャラクターの個性的なモーションなどを,魅力として紹介していた。
2つ目の「シナリオ」では,25万字(文庫本小説2.5冊分)を超えるメインストーリーに加え,キャラクターのサイドストーリーやイベントストーリーも充実していること。サイドストーリーやイベントストーリーがすべてメインシナリオに連結しており,物語の奥深さをさらに増し,本作の世界をより楽しめると紹介していた。
3つ目の「バトル」は,バトルシステムとその演出についての紹介だった。本作は「シミュレーション」と「リアルタイムストラテジー」という2つの要素を足した形のバトルシステムとされている。シミュレーション部分では,敵の行動を考えつつ戦略的な思考を駆使し,敵と接触することでリアルタイムストラテジー部分のバトルに移行。
こちらでは自分の本陣を守りながら敵の本陣を撃破することが勝利条件で,バトル中は迫力ある戦闘演出とスキルカットイン,スピーディな展開と動きまくるキャラクターたちが注目ポイントとなる。
最後の「コンテンツ」では,スマホゲームでは定番で受け入れやすいキャラや,スキルのレベルアップ,限界突破,そして装備などの基本的な成長システムが導入されているほか,「年俸交渉」というシステムが存在していることを紹介。これはキャラクターの「愛社心」を上げることで,「終身雇用契約」が結べるという。会社や社長といったバックボーンを利用した本作ならではのユニークなシステムになっている。
続いては,育成に必要な素材も集められる各種コンテンツの紹介が行われた。「補給作戦」や「模擬作戦」は,キャラクターの成長素材や装備などを収集でき,突破型のコンテンツ「ダイブ」では,バトルで自分の本陣となる艦船の素材などが入手できる。
また,プレイヤーのレベルに合わせた難度とほかのプレイヤーと協力して挑戦する「レイド」といった要素もあるようだ。そしてPvEだけでなく,ガントレットと呼ばれる2種類のPvPコンテンツも存在する。そのうちの一つ「戦略戦」は非同期でほかのプレイヤーの防御小隊と自動戦闘を行う。もう一つの「ランク戦」は,リアルタイムマッチングでほかのプレイヤーとつながり,バトル中の操作はマニュアルで行う。これにより臨場感のあるバトルが楽しめるとのこと。
なお,これらPvPはシーズン制でランキングによる報酬も獲得できるという。
ローカライズだけでなくカルチャライズにも注力
「カウンターサイド」の日本向けプロモーション
ネクソンマーケティング室 室長 河本清翔氏 |
河本氏によると,本作は有識者によるプレβテストで日本における市場性を確認したところ,「キャラクター」「世界観」「作中の雰囲気」「音楽」といった要素で高評価を得たことで,これらの点を日本市場におけるプロモーション活動でも活用し,本作がもともと持つ魅力をプロモーションによってさらに引き上げていくという。
また,本作においては通常のローカライズ(翻訳を始めとした日本語版への対応)だけでなく,カルチャライズ(翻訳も含め,表現や演出など日本向けのテイストにしていく)にも注力していくとし,「イラスト」「声優」「音楽」という3領域でのプロモーション的なアプローチを行っていくことを発表していた。「イラスト」ではKADOKAWAの全面協力のもと,多数の人気イラストレーターを起用し,日本オリジナルのビジュアル施策を展開。キャラクターの魅力をさらに厚くすることも目的とし,50名以上の「声優」が参加する。「音楽」では日本向けの主題歌を水樹奈々さんが担当することで強烈にアピールしていくとも語った。
ここでゲストとして,声優の日笠陽子さん(ヒルデ役)と福山 潤さん(アキヤマ・シリュウ役)が登壇した。自身が担当するキャラの印象やボイス収録時のエピソード,キャラクターへの向き合い方から最近の趣味に至るまでトークが行われ,終始和やかな雰囲気で進んでいった。また,トークの合間には主題歌を担当し,ヤナギ・ミナ役としても出演する水樹奈々さんの映像コメントも流された。
ヒルデ |
アキヤマ・シリュウ |
ヤナギ・ミナ |
河本氏に続き,マーケティング室の川辺 亮氏より,本作のプロモーションにおけるテーマや,プロモーション施策の一部が紹介された。本作におけるプロモーションのテーマは「サブカルチャー好き」+「ゲーム好き」という点にあるようで,その層の生活圏を中心にプロモーションを展開していくという。
ネクソンマーケティング室 川辺 亮氏 |
その中の一つがメディアだ。ウェブサイト,Twitter,YouTubeチャンネルなどを利用し,情報を発信するという。また7月11,12日にはJR秋葉原駅構内にて本作のグッズが当たる抽選会や,コスプレキャスト(岸 洋佑さん,霜月めあさん,池田ショコラさん)を起用したサンプリングを実施。配布物にはマスクやティッシュ,除菌アルコールスプレーといったものが用意されていた。
7月12日には都内7か所の大型ビジョンで本作のプロモーションムービーも放映される。本発表会からのスタートダッシュという点ではかなりスピード感があるプロモーション展開だろう。
川辺氏は,今後の展開予定としてグッズやTwitterキャンペーン,事前登録や特別番組などの近年定番化しているプロモーションを軸に,より幅広く展開していくことを発表した。川辺氏としては,その中でも二次創作はとくに強く推進しており,ぜひと話していた。
最後に川辺氏は,次の大きな発表を8月に行うことも明言し,本発表会を締めくくった。
本作は,韓国では2020年2月にサービスが開始し,現在は台湾や東南アジアなど複数の国で展開されているタイトル。そんな本作が国内向けにローカライズ,カルチャライズされ,盤石の体制でやってくる。
国内における同社のイメージがアップデートされていくのかどうか。リリースはまだ先だが,これからの展開に注目が集まりそうだ。
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