プレイレポート
「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」プレイレポート。シリーズの垣根を越えて集結したウィッチたちのオリジナルストーリーを堪能しよう
魔法力を持つ10代の少女たちの呼び名だ。彼女たちは,飛行を可能にする新たな魔法のホウキ“ストライカーユニット”を装着し,空を駆ける。人類の敵から世界を守るために。
世界をその強大な力で絶望に陥れた人類の敵の名だ。
そんなウィッチとネウロイによる戦いを描くのが,TVアニメや劇場版も放映された「ストライクウィッチーズ」をはじめとするウィッチーズシリーズである。
そして,それらシリーズの垣根を越えて,歴代のウィッチたちが集結するのが,2020年10月13日に配信が開始されたスマートフォン向けアプリ「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」(iOS / Android:以下,ユナフロ)だ。
今回,配信に少し先駆けてプレイする機会を得られたのだが,プレイ前の段階にて,
IPタイトルのため一見さんお断りなストーリーなのでは?
シューティングゲームはハードルが高くて敬遠されてしまうのでは?
の2点が気にかかっていた。
しかしながら,実際にプレイしてみた結果,それらの懸念は完全に杞憂であった。
ウィッチーズシリーズが初見でも,事前知識がなくても,読み進めやすいストーリー展開,シューティング初心者と猛者のどちらも楽しめるゲーム設計が「ユナフロ」には搭載されていた。
本稿では,ストーリーとバトルパートを中心に,プレイを通じて判明した「ユナフロ」の魅力や,ゲームシステムについて紹介していこう。
「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」公式サイト
「ワールドウィッチーズ UNITED FRONT」ダウンロードページ
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“ウィッチの存在しない世界”に歴代ウィッチが集結
物語は,ウィッチたちが謎の霧に包まれ,突如として“自分たちの住んでいた世界とは違う世界”に迷い込んでしまうところから始まる。
散り散りにこの世界にやってきたウィッチたちが徐々に集い,ネウロイと戦っていくというのが,ゲーム序盤の流れだ。
そして,その世界ではウィッチもネウロイも知られていない。プレイヤーキャラの立ち位置となる軍の司令官自身も,ウィッチやネウロイに関する知識はないのである。
つまり,ウィッチーズシリーズ初見のプレイヤーと同じ視点で物語が展開していくわけだ。作中の世界観や用語などは,ストーリーの中で説明されるため,誰でも容易に読み進められるはずだ。
シリーズファンにとっては,新たな物語の供給というだけで嬉しい事態であるし,なによりシリーズの垣根を越えたウィッチ同士の会話を眺められるのが,たまらないポイントとなっている。
本作には,「メインストーリー」「ウィッチストーリー」「イベントストーリー」という3つのモードが用意されている。
まず「メインストーリー」は本編の軸になっている。先述のとおり,歴代のウィッチたちが集結し,オリジナルの物語を描いていくモードだ。
「ウィッチストーリー」は,ウィッチの信頼度を上げることで開放されるいわゆるキャラエピだ。彼女たちの背景を掘り下げるエピソードが用意されている。
最後の「イベントストーリー」は,開発版をプレイした関係上,筆者の手元で詳しくは確認できていないが,期間限定で開催されるイベント内のストーリーを指している。季節に合わせたストーリーが読めるのも運営型ゲームならではのお楽しみだろう。
空を駆けネウロイと戦うシューティングバトル
「360°全方位シューティング」を謳う本作のバトルパートは,その名のとおり,前後左右に関係なく,あらゆる方角から迫ってくるネウロイを撃ち落とす空中戦が醍醐味だ。
操作方法は,バーチャルパッド(画面内なら基本どこでも出現)でウィッチを操作し,画面右下のショットボタンで射撃を行い,敵を撃破していく形となっている。ショットボタンから指を離しているあいだはウィッチがシールドを展開し,被弾を防ぐ仕様だ。
あくまで筆者がプレイした限りの感想だが,バトルの難度は易しめだったので,シューティングやアクションは苦手という人もその点は安心してほしい。反対に,とにかくやり込みたいという腕に自信のあるプレイヤーには,「スコアアタック」に挑戦し,ハイスコアを狙うという遊び方も用意されている。
■「スコア」の加算について
・ネウロイの破壊やスコアチップの獲得によりスコアが上昇
・クリアタイムに応じたタイムボーナスも加算
・シールドで消した敵弾に応じてスコアチップ獲得
・スコアはスコアステータス(メモリーズカードを装備,強化で上昇)を元に計算される
ハイスコアを狙うためには,いかに素早くかつ無駄なくネウロイを倒せるかが重要となるのは前提として,スキル発動タイミングを見定め,ときにはシールドを活用してスコアチップを得るプレイングが必要なケースも出てくる。
それらを突き詰めてスコアを競い合う「スコアアタック」の存在は,コアなシューティングゲーマーの主戦場というか,やり込み勢の受け皿として機能してくれるだろう。
カジュアル勢はただクリアを目指し,ガチ勢はハイスコア獲得を狙っていく。比較的広いプレイヤー層の楽しめるゲームになっているというのが所感だ。
「ユナフロ」のゲームシステムを紹介
ストーリーパートとシューティングパートという,本作の魅力である2軸のコンテンツを紹介したところで,ここからはゲームシステムについて触れていこう。
ガイド的に各コンテンツを紹介していくので,プレイ前後にゲーム概要のおさらいとして活用してほしい。
■バトルコンテンツ
・主要任務
物語と戦闘が連動して進んでいくモード。
・共闘任務
最大4人のプレイヤーで協力してステージクリアを目指すマルチプレイモード。
・哨戒任務
いわゆる派遣モード。部隊を派遣し,時間経過で報酬を得られる。
・補給任務
強化素材を効率よく入手できる。挑戦回数の上限が設定されている(挑戦1回の回復=12時間)ため毎日コツコツこなしていく系のコンテンツ。
・スコアアタック
ステージクリア時のスコアを競い合うモード。
■育成パート
・ウィッチ強化
ウィッチのレベルやスキルを強化したり,ストライカーユニットの強化や改造を行ったりする。ウィッチトークンを一定数集めることで覚醒(レアリティアップ)が可能。
・メモリーズカード強化
ウィッチに最大3枚のメモリーズカードをセットできる。専用素材を消費して強化したり,同カードを消費して限界突破したりすることで,より強力なメモリーズカードに育成できる。主な入手方法は“召集”(ガチャ)。
・武器強化
ウィッチが装備する武器を強化できる。色違いや迷彩,特殊ペイントなど,いわゆるスキン的なものも用意されている。
・トークンミキサー
所持しているウィッチトークンを3枚消費し,新たなウィッチトークンを1枚獲得できる。獲得できるウィッチトークンはランダム。
・宿舎
ギフトを贈ることでウィッチの信頼度を上げられる。信頼度を上げることで「ウィッチストーリー」が開放され,報酬も得られる。そのほか着替えや全身を見ることも可能となる。
■編成パート
・ウィッチの役割
編成は最大4人のウィッチで構成される。その中でプレイヤーが操作する「メインウィッチ」,自動で移動や攻撃する「サブウィッチ」,戦闘には参加せず一部のステータスをメインに上乗せする「サポートウィッチ」という計3つの役割が存在する。
・単独編成
主要任務や補給任務,スコアアタックなどをソロモードで使用する編成。
・共闘編成
共闘任務で使用する編成。
・5つの属性
ウィッチ,メモリーズカード,ステージは「激」「静」「疾」「閃」「気」の5つの属性に分類されている。ウィッチとステージの属性が一致するとウィッチの攻撃力とHPがアップ,メモリーズカードとステージの属性が一致するとスコア値がアップする。
・戦闘タイプ
ウィッチには,「強襲型」「防衛型」「支援型」という3つの型が存在する。型によりステータスやスキル,得意な戦い方が異なる。
ちなみに,パンツではない
ウィッチである彼女たちの服装をよく見てみると,若干だが,目のやり場に困る感じになっているのは認めざるを得ない。しかし,これはパンツではないのだ。作品世界においては,正装であるし戦闘服である。
つまり,学生であれば制服,サラリーマンであればスーツ,スポーツ選手ならユニフォームと同義なわけだ。決してハレンチではないし,いかがわしくもない。つまり見えてしまっても全然問題ないわけだ。詳しく調べたい人はぜひ「宿舎→全身を見る」を試してみてほしい。
重ねて述べるが,これはパンツではない。電車の中で眺めていても問題ないし,職場でこれらの画面を広げていても,まったく,なんの,問題もないのである。
この楽園を体験できる「ユナフロ」は10月13日から配信中だ。よき「ユナフロ」ライフを。
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(C)島田フミカネ/KADOKAWA (C)2020 ForwardWorks Corporation.
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