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ベア・ナックルIV

ベア・ナックルIV
公式サイト https://www.streets4rage.com/
https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000029104
発売元・開発元
発売日 2020/04/30
価格 2599円(税込)
ジャンル
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  • ベルトスクロールアクションに名作対戦格闘ゲームの要素を加味 90
    良い点
    〇 対戦するザコ敵のバリエーションは多めです。過去のベアナックルシリーズやファイナルファイト系の様々なザコ敵のアルゴリズムをうまく落とし込んでいます。(ガードするザコ、突進するザコ、つかみザコ、対空ザコなどなど…)ザコ敵によって戦術を変える必要があり、道中が退屈しません。

    ◎ コマンド技や体力消費技のバリエーションは多すぎず、少なすぎずといったところです。しかし空中コンボシステムが組み込まれているため、それぞれの技をどのように組み合わせてコンボをつなぐか考える楽しさがあります。対戦格闘ゲームではないのでダメージ調整もなく、複数同時プレイだとお手玉して大ダメージを与えることもできて爽快です。ジャンプ攻撃が単なる単発技で終わらずに多段ヒットになっていたり、【通常コンボ→ダッシュ攻撃→体力消費技→スター消費技】や【N通常投げ→ジャンプ攻撃で追撃…】といった対戦格闘ゲームのようなコンボも決められます。

    ◎ ベルトスクロールアクションでこれまでもっとも退屈だったのが、画面外に吹き飛ばした敵が起き上がって画面内に戻ってくるまで待つことでした。今作では吹き飛んだ敵キャラが画面端にあたると跳ね返ってきて、コンボを継続することができます。これによって常に敵が画面内に留まり、緊張感と爽快感を切らすことなくプレイが継続できます。これはこれまではベルトスクロールアクションというよりは対戦格闘ゲームの要素でしたが、非常にうまくマッチしていると思いました。

    ◎ 体力消費技がいわゆるヴァンパイアセイバーのような一時ダメージとして蓄積され、通常攻撃を敵に当てることで一時ダメージを徐々に回復させることができるシステムが採用されています。これによって体力消費の緊急回避技・多段技・空中多段技を決めた後、さらに攻め込むことによって一時ダメージを回復させるというイケイケなプレイが可能になっています。
    悪い点
    × ザコのバリエーションの中で、ファイナルファイトのアンドレやダブルドラゴンのアボボのようなデカくて固いザコだけが抜けています。ベアナックルらしいといえばそうなのですが…

    × せっかくシヴァやマックスが敵キャラとしてHD化されているので、やはりプレイアブルキャラクターとしてHD化された2人も使いたかったです…(レトロな2人はゲーム進行状況に伴ってプレイアブルキャラとしてアンロックされます)

    △ とても緻密に書き込まれたキャラクターたちなので、もっとサイズアップした状態でもプレイしたかったです。ステージ開始時やボス決着時に若干アップになるのですが、そのサイズで通常時もプレイできる機能が欲しいです。可能であれば今後のアップデートでの対応に期待します。 
    総評
    過去の名作対戦格闘ゲームの要素をさらにレトロなベルトスクロールアクションに落とし込み、豊富なアニメーションやきびきびしたプレイヤーキャラの反応を加味して、とても手触り感の良いアクションに仕上がっています。

    効果音にはわざわざメガドライブから再サンプリングしたかのようなものがあったり、過去作のキャラクターや背景をうまくアレンジしたシーンなどもあって、元メガドライバーのおっさんゲーマーならば、遊ばない理由はありません。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 4 4
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