ニュース
新作サイコロジカルホラー「The Medium」を開発者自らが解説するビデオダイアリーが公開。2つの世界を瞬時に切り替えるゲームシステムが明らかに
本作の物語は,「どこか知らない場所で,知らない少女が殺される」というビジョンに悩まされる主人公・霊媒師のマリアンが,謎の人物“トーマス”からコンタクトを受けるところからスタートする。マリアンは精神世界を透視する能力を持っており,開発者曰く「(現実世界と精神世界の)2つの世界に生きているが,どちらの世界にも根をおろしていないような状況」なのだそうだ。そんな彼女はこの不可解な現象を追いかけていくうちに,事件の深みにハマっていくこととなる。
ゲームシステムとしては,現実世界と精神世界が同じマップに常に二重にレンダリングされており,これが切り替わる度にプレイヤーをとりまく環境――さまざまなオブジェクトキャラクターがすべて入れ替わるというのが面白い。
どうやって世界を切り替えるのか,任意なのか何かトリガーがあるのかなどは今のところ定かではないが,こうした切り替えにはXbox Series XのVelocityアーキテクチャが最大限に生かされ,ローディングなしに瞬時に世界が切り替えられるという。Steamのストアページを見ると要求スペックはそれほど高くないようだが,PC版ではこの点がどうなるのかは気になるところ。いずれにせよ,Bloober Teamにとっても意欲的な試みがなされているようだ。
本作のアートワークは,20世紀後半に活躍したポーランドの画家・Zdzisław Beksiński(ズジスワフ・ベクシンスキー)氏にインスパイアされたものだという。“ディストピア・シュールレアリスム”として知られる氏の世界観は,本作の精神世界における異様な風景に反映されている。
また,サウンド面では「サイレントヒル」シリーズでお馴染みの山岡 晃氏に加え,今回のビデオダイアリーで声優のTroy Baker(トロイ・ベーカー)氏の参加も明らかになっている。Troy Baker氏は「ザ・ラスト・オブ・アス」シリーズのジョエル役など,海外のゲーム業界では引く手数多な声優でもあり,本作では何らかの悪役として登場しそうな雰囲気だ。
ゲームシステムにアートワーク,そしてサウンドと注目ポイントが多い本作。今後の情報公開にも期待したい。
「The Medium」公式サイト(英語)
- 関連タイトル:
The Medium
- 関連タイトル:
The Medium
- この記事のURL:
キーワード
(R), ™ & (C)C2020 Bloober Team S.A. (Inc.). All other copyrights and trademarks are the property of their respective owners. All Rights Reserved.