コズミック・ホラーな新作プラットフォーマー「Source of Madness」のティザートレイラーが公開。薄気味悪いモンスターのグラフィックスに注目

　新興パブリッシャであるThunderful Publishingは，スウェーデンのCarry Castleが開発を手がけるプラットフォームアクション「Source of Madness」のティザートレイラーを公開し，PCおよびNintendo Switch向けに，2021年に発売すると発表した。

「Source of Madness」公式サイト

　「Source of Madness」は，人間の科学的進歩が中世で止まり，人間達による魔術の探求や悪魔の化身の存在が具現化しているという，パラレルワールドを舞台とする。プレイヤーは“知識の塔”にて侍者（アコライト）の称号を受けた新米魔術師となり，魔物が人間の世界を破壊するのを食い止めるために，対極にある“狂気の塔”で真実を突き止めるという“無駄な”戦いに挑むことになる。


　H.P.ラヴクラフトの世界観にインスパイアされたというだけあって，近代怪奇小説「クトゥルーの呼び声」などで提唱された，「人間の力ではどうすることもできない宇宙的恐怖」――“コズミック・ホラー”の概念が，この「Source of Madness」のベースになっているとのことである。
　グラフィックスは2Dと3D組み合わせた切り絵のようなスタイルがとられており，恐怖感を煽るためか，モンスターが歪んで見えるような表現も面白い。じっくり観察しても，どんな形態なのか把握できないような，何ともいえない気持ち悪さが感じられる。開発チームは，このアートスタイルを“ニューラル・ネットワーク・アート”と名付けているそうだが，具体的にどんなものなのかは今後の発表を待ちたいところだ。
　また本作には9つのユニークな生物群が登場し，マップどころかこうしたモンスターもプレイするたびに自動生成されるとのこと。このためプレイするたびに新鮮な気持ちで挑めるつくりになっているそうだ。


　今回公開されたトレイラーでは，キャラクターが戦うシーンこそないが，クラスやスキルツリーなどもあるようで，これらをカスタマイズすることで，さまざまなプレイスタイルが可能になるとのこと。さらに倒したモンスターの血を神殿に捧げることで，新たな魔法を開放するなど，成長要素もたっぷり用意されている。
　また公開されているスクリーンショットにはインベントリー画面もあって，指輪などのアクセサリーや衣服を変更したりもできる様子。なかなか遊びがいのあるタイトルになりそうだ。

「Source of Madness」公式サイト

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