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「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」,GeForce RTXのリアルタイムレイトレーシングで描かれる美しい映像をNVIDIAが公開
「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」公式サイト
「ゲームプレイトレイラー」と題されてはいるが,内容は本作のゲームシーンを使ったGeForce RTXシリーズがサポートするリアルタイムレイトレーシングのショーケースといったところ。レイトレーシングとは,光の軌跡や物理的な挙動を追跡することで,オブジェクトへの反射や周囲に与える微妙な光の影響を表現する技術で,プリレンダのCGでは一般的だが,膨大な計算が必要になることからリアルタイム処理は難しかった。
従来の3Dグラフィックスでは,ポリゴンやメッシュで表現されたオブジェクトの色を,光の角度や光源からの距離を考慮して変化させるシェーディングというレンダリング技術が長らく使われてきたが,「メトロ エクソダス」や「CONTROL」,そして「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」 などの作品を皮切りに,リアルタイムレイトレーシングが使用されるようになってきた。
公開されたトレイラーでも,天井に吊るされた蛍光灯を光源として,部屋にある金属,木材,紙,ガラス,コンクリート,キャラクターのレザージャケット,綿シャツ,さらに肌など,材質がしっかりと感じられる映像になっていることが分かる。
CoDフランチャイズの中でも人気の高いブラックオプスシリーズの新作となる「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」は,PC,PlayStation 4,Xbox One向けに2020年11月13日のリリースが発表されている。また,年内にはリアルタイムレイトレーシングをサポートしたPlayStation 5版とXbox Series X版も発売される予定だ。
NVIDIAがRTXで採用したリアルタイムレイトレーシングは,AIを使った独自技術により,画質を犠牲にすることなくフレームレートが向上するという。PCゲーマーにとっては,次世代コンシューマ機とはまた違った高画質のゲーム画面を期待したいところだ。
- 関連タイトル:
コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー
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