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Intelが薄型ノートPC向け単体GPU「Xe MAX」を発表。Tiger Lakeとの組み合わせで「GeForce MX350」並みの性能を実現
Xe MAXは,第11世代Coreプロセッサ(開発コードネーム Tiger Lake)の統合型グラフィックス機能「Iris Xe Graphics」を単体GPUとして抜き出して規模を大きくしたようなGPUで,Tiger Lakeと組み合わせた場合,NVIDIAの薄型ノートPC向け単体GPU「GeForce MX350」と同程度の性能を発揮するという。
同社としては,1998年にリリースした「Intel 740」以来,22年ぶりとなる単体GPU製品であるが,薄型ノートPC向けということもあり,ゲーム用途メインのノートPCで積極的に選ぶべきGPUではない。ただ,Intelではゲームにおけるグラフィックス性能よりも,Tiger Lakeと組み合わせたときに,Xe MAXとCPU側の統合型グラフィックス機能を協調動作させることでAIアプリにおける演算性能やビデオエンコード性能を高める「Deep Link」という機能をアピールしており,薄型ノートPCでのビデオ編集には効果を発揮しそうである。
なお,Intelは改めて,Intel Xeアーキテクチャベースのゲーマー向け単体GPU「Xe-HPG」を2021年にリリースすることもアピールしているので,ゲーマーはこちらに期待しておこう。
IntelのXe MAX製品情報ページ(英語)
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Intel Arc(Intel Xe)
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