ニュース
栃木・日光を舞台に,アイスホッケーで世界をめざす少女達を描くメディアミックスプロジェクト「プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜制作発表会」をレポート
イベントの冒頭,「プラオレ!プロジェクト」の製作総指揮を務めるサイバーエージェントの落合雅也氏が概要を紹介した。それによると,今回のプロジェクトでは,主にサイバーエージェントがアニメを,DMM GAMESがゲームを担当するとのこと。
企画の発端は落合氏自身が子供の頃から大学生時代まで,ずっとアイスホッケーに取り組んでいたことだそう。舞台に日光を選んだのは,北海道に次いでアイスホッケーが盛んだからで,プロアイスホッケークラブのH.C.栃木日光アイスバックスに落合氏の大学時代の先輩や後輩が選手として所属しているそうだ。
このプロジェクトではまた,YouTubeを使ったプロモーションにも力を入れていく。コロナ禍の中での適切なプロモーションであると判断したためで,すでに「チームプラオレ!」チャンネルで配信が始まっている。出演するのは登場キャラクターを演じる声優陣で,落合氏は「YouTuberと同じくらい本気でやってほしい」と言っているそうだ。収録のため,日光をはじめとする栃木県の名所を訪れる予定もあるとのこと。
安齋氏によれば,アニメ版では映像のリズムや会話のテンポで空気感を作り,舞台となる日光の自然やゆったりした時間の流れと,アイスホッケーのスピード感,真夏の暑さとアリーナの凍える寒さといった対比を表現するという。
また,キャラクターの人間的な成長やアイスホッケーの上達を表現するうえで説得力を持たせるために,ハードルを作って乗り越えさせるだけでなく,ふだんの素直さや粘り強さなども描いていく。
NHLの試合を観た感想を問われた安齋氏は,「スタジアムのサイズや演出の派手さ,音響のクオリティが桁違い。落合さんが日本のアイスホッケーを盛りあげたいという意味が分かった」「本場の空気を直に感じたので,アニメにも良い影響がある」と述べていた。
イベントの最後には,「プラオレ!」のアニメ版が2021年10月に放映開始されることや,ゲーム版の配信時期や具体的な内容を順次公開していくことが語られた。また,キャラクターと衣装の原案は,「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」などを手がけるCraft Eggが担当することも発表されている。
イベント終了後の質疑応答では,ゲーム版のリリースが2021年10月以降になること,現在はアイスホッケーの魅力が伝わるようモックアップを開発していること,アニメ版より多くのキャラクターが登場することなどが明かされた。
落合氏によると,「プラオレ!〜PRIDE OF ORANGE〜」というタイトルは日光アイスバックスの試合で掲げられる垂れ幕の「PRIDE OF NIKKO」という言葉から来ているとのことで,日光アイスバックスの協力を得て,地元企業などと一緒に日光や栃木県を盛りあげていきたいと意気込みを見せていた。
- 関連タイトル:
プラオレ!〜SMILE PRINCESS〜
- この記事のURL:
(C)2020 プラオレ!メディアミックスパートナーズ