「My Child Lebensborn」がPC，PS4，Xbox One，Switchで正式リリース。ノルウェーの戦後の闇を取りあげた社会派の育成シミュレーション

　East2west Gamesは，スマートフォン（iOS / Android）とSteamアーリーアクセスで展開されていたシミュレーションゲーム「My Child Lebensborn」（邦題：マイチャイルドレーベンスボーン）の，PC（Steam）版，PlayStation 4版，Xbox One版を6月1日，Nintendo Switch版を6月3日に，それぞれ正式にリリースした。参考までに，Steamでの価格は820円（税込）となっている。

※以下，画像はマイニンテンドーストアより


　My Child Lebensbornは，第二次世界大戦後に過酷な人生を歩んだ子供達の物語を描いた，実話に基づくシミュレーションゲーム。プレイヤーは第二次世界大戦直後のノルウェーを舞台に，大戦中にドイツが実施した「レーベンスボルン」（生命の泉）プログラムによって生まれた子供の養親となり，彼/彼女を育てていく。


　レーベンスボルンによって生まれた子供達は戦後，ノルウェーに送り返されたが，ナチ党員とノルウェー女性の間に生まれた子供達はレーベンスボルンと呼ばれ，「ナチの子供」として差別の対象となった。この問題を風化させないよう，そして現代の若いノルウェー人にも正しい理解をしてもらえるようさまざまなプロジェクトが生まれ，その一つが，ノルウェーのインディーズゲームデベロッパ・Sarepta studioによって制作された本作である。


　ゲームの内容やキーとなるポイントは，ライター・徳岡正肇氏によるGDC 2017レポートを読むと掴めるだろう。史実の問題を真正面から取り上げ高い評価を受けた作品だけに，興味のあった人は，プラットフォームの選択肢が広がったこのタイミングでプレイしてみるといいかもしれない。

マイニンテンドーストアの「My Child Lebensborn」ページ

PlayStation Storeの「My Child Lebensborn」ページ

Microsoft Storeの「My Child Lebensborn」ページ