［TGS 2021］3Dアクション「Dusk Diver 2 崑崙靈動」プレイレポート。個性的な4人を切り替え，敵にコンボを叩き込め！

　JUSTDAN INTERNATIONALから2022年の発売が予定されている「Dusk Diver 2 崑崙靈動」（PC / PS4 / Switch）。その舞台は，前作「Dusk Diver 酉閃町 -ダスクダイバー ユウセンチョウ-」（PC / PS4 / Switch）と同様に，台湾に実在する“西門町”と，もう一つの世界である酉閃町（ゆうせんちょう）だ。

ハピネットブースには「Dusk Diver 2 崑崙靈動」のPC版が展示されていた

　前作から引き続いての主人公であるヤン・ユモ（CV：佐藤利奈）は，仲間である崑崙人のリーオウ（CV：竹内良太），バッヘ（CV：山中真尋），リ・ヴェーダ（CV：種﨑敦美）とともに新たな戦いに挑むことになる。

主人公・ヤン・ユモ（CV：佐藤利奈）。リーオウのコンビニでバイトを続けながら，人間界に害をなす厄禍（わざわい）退治に勤しむ

リーオウ（CV：竹内良太）は崑崙の石獅子族の戦士。ユモの戦いの師匠のような存在

人間界の音楽に惹かれる崑崙人・バッヘ（CV：山中真尋）。夜行性なのでコンビニでは夜勤担当

モデルのリ・ヴェーダ（CV：種﨑敦美）は，人間界に密入境した崑崙人

謎の少女（CV：伊藤 静）。力を開放したユモによく似た姿を持つ。体験版には登場しなかった

　今回プレイできたのは，バトルにフォーカスした体験版だ。キャラクターを切り替えつつテンポよくコンボが決まり，派手な必殺技で敵をなぎ倒していく，本作の魅力を堪能することができた。

　前作で操作できたキャラクターはヤン・ユモだけであり，リーオウ，バッヘ，リ・ヴェーダは，援護キャラクターのような「守り神」としての登場だった。
　しかし今回は，守り神たちもプレイアブルキャラクターになっており，戦闘中に任意で切り替えることが可能だ。
　4人はいずれも個性的で，スピーディーな格闘攻撃を得意とするヤン・ユモ。スーパーアーマーで敵の攻撃を耐えつつ，拳でブッ飛ばすリーオウ。鎌とギターを武器に，広範囲の攻撃を得意とするバッヘ。二丁拳銃をスタイリッシュに乱射するリ・ヴェーダというように，操作感が異なる。


　加えて，全員が異なるスキルを3つずつ持っているので，上手く組み合わせて戦うのが重要になる感じだ。リ・ヴェーダの二丁拳銃で敵をダウンさせてから，爆弾のスキルで追撃し，敵が吹っ飛んだらリーオウに切り替えて拳を叩き込むなど，工夫すれば連続技がどんどんつながっていき，ヒット数が増えるのが気持ちいい。


　これに加え，特殊な条件下で出せる「ブレイクストライク」や「バースト必殺技」といった攻撃も存在する。「DOWN」状態になった敵への決め技がブレイクストライクで，大ダメージを与えられると同時にさらなる追撃が可能。DOWNさせるにはとにかく攻撃を当てればいいようで，自然とプレイスタイルもアグレッシブになる。
　
　バースト必殺技は，最大級の威力を持つ攻撃だ。手順としては，攻撃を当ててゲージを溜め，キャラクターたちが強化される「バースト」を発動。このバースト状態から，後述する「ジャスト回避」や「カウンター」を決めて「バーストLv」を上げると，ついにど派手なバースト必殺技が使用可能になる。
　要するに，“テクくてカッコイイ戦いかたをすると，超必殺技が出せていい感じになる”ということだ。バースト状態では攻撃力がアップする上，敵がDOWN状態になる確率も高まるので，操作に慣れてくれば，さらに爽快に暴れ回れそうであった。

敵に連続攻撃を当てると「DOWN」状態に。ブレイクストライクのチャンスだ

ブレイクストライクを叩き込めば，さらなる追撃のチャンス

ゲージを溜めると「バースト」が発動。キャラクターがパワーアップする

バースト状態から攻撃すれば「バーストLv」が上がり，攻撃力もさらにアップ

バーストLvが上がりきれば「バースト必殺技」が発動可能に

バースト必殺技はド派手で大ダメージを与えられる

　バトルで特にやりがいがありそうなのが，ジャスト回避とカウンターだろう。本作のジャスト回避は，敵の攻撃をギリギリで避けると周囲の時間が遅くなる。ボスは攻撃が大振りだったり，予兆として身体が光ったりするので，ついつい狙いたくなってしまう。
　そして，敵の攻撃にタイミングよくボタンを押して反撃するのがカウンターだ。ジャスト回避が避けるだけなのに対し，カウンターは直接反撃する。その分タイミングがシビアなようで，こちらもうまく発動できるように練習したくなってくる。

敵の攻撃が迫ったとき，ギリギリでタイミングよくボタンを押すとカウンターが発動

ヤン・ユモのカウンター技は「厄禍レプリカ」。前作で戦っていた厄禍と良く似ているようだが……？

　攻撃を受けてHPが減ると「緊急回避」が自動で発動する。その際，キャラクターの服が破けるが，敵の攻撃からはひとまず脱出できる。
　ヤン・ユモやリ・ヴェーダといった女性陣はもちろんのこと，リーオウにバッヘといった男性陣の服も破ける。バトルの流れの中で起こるため，お色気シーンというよりは，戦いの激しさを表現する演出という感じに。よく見ると，リーオウの背中には大きな傷があったりして，ふつうにカッコイイ。

HPが減ると一度だけ自動で「緊急回避」が発動。服が破けるが，攻撃からは脱出して仕切り直しができる

緊急回避で服が破けた後。リーオウの背中には大きな傷がある

　個性的で操作感が異なるキャラクターたちと，色々な条件で発動する多彩な技，ジャスト回避にカウンターといった練習しがいがありそうなシステムなど，アクションゲームとして進歩を遂げた感がある本作。
　自分がコンボを決めている時に，AI操作の仲間たちが邪魔をしないよう，「フィールドから仲間に一時的に退場してもらう」コマンドがあるなど，バトルに対していい意味でのマニアックさもある。

　会場では，JUSTDAN INTERNATIONALの西 真氏に話を聞くことができたので，その様子をお伝えして原稿の締めくくりとしたい。

JUSTDAN INTERNATIONALの西 真氏

試遊の記念品であるコースター

4Gamer：
　よろしくお願いします。今回はシリーズ2作目となりますが，前作から大きく変化した部分はどこでしょう？

西 真氏（以下，西氏）：
　フィールドやキャラクターのクオリティが大きくアップしています。また，前作では「ゲームが単調だ」というお声もいただきましたので，今回はアクション面にかなり手を入れました。アクションゲーム好きの人にはオススメできるタイトルになったのではないでしょうか。


4Gamer：
　アクション面での見どころを教えてください。

西氏：
　前作は，主人公のユモちゃんしか使えませんでしたが，今回は仲間たちを操作したり，協力して戦うことができます。
　リーオウは，スーパーアーマーを持つ近距離攻撃パワー型。リ・ヴェーダは，銃での遠距離攻撃が得意というように，いずれも個性的です。
　敵が沢山いるなら広範囲の技を持つキャラクターに切り替え，飛び道具を使ってくるならこちらも遠距離攻撃で対抗するなど，様々な戦術を組み立てることが可能になりました。
　コンボだけでなく，カウンターやジャスト回避，ゲージを溜めてバーストを発動して変身したりと，様々なフィーチャーが存在します。また，HPが減っても自動で仕切り直す緊急回避を導入し，アクションゲームが苦手な方もサポートするようにしています。


4Gamer：
　「Dusk Diver 2 崑崙靈動」はどんな人にオススメなのでしょう？

西氏：
　得意な人にはぜひ遊んでほしいです。また，台湾での観光やグルメを，ゲームの中で楽しみたいという人にもオススメですね。
　前作同様に，台湾の西門町が舞台になっているのに加え，迪化街や紅樓といった新たな地域がフィーチャーされており，実在の店舗ともコラボしていますので，楽しみにしていてください。


4Gamer：
　発売を楽しみにしています。ありがとうございました。

「Dusk Diver 2 崑崙靈動」公式サイト