プレイレポート
現実の時間と天気がシンクロする「ユグドラ・レゾナンス」CBTレポート。スキルカードを駆使して戦うターン制RPGの面白さが存分に味わえる
「ユグドラ・レゾナンス」公式サイト
幻想世界「ミドガルド」を舞台に,特殊な能力を持つ記憶喪失の主人公と,エーテルの力が使える“異能者”の少女たち,そして謎の少女「ノルネ」と共に,冒険を繰り広げていくという本作。
「ミドガルド」には,神族と巨人族による戦争「ラグナロク」が起きたという過去がある。この戦争から数百年後,生き残った人々は平和に暮らしていたが,世界樹「ユグドラシル」の残滓とされる鉱物資源「エーテル」が発見されると,世界は急激な発展を遂げる一方で,「エーテル」をめぐって幾度となく争いが勃発するようになった。
ゲーム開始時の時間軸はそんな時代からさらに数百年後で,世界は新たに覇権を握った「ルシア帝国」の支配下にある。
複数の要素が絡み合うことで戦術性が高まる
スキルカードを使ったターン制バトル
本作は最大5人でパーティを編成し,カード形式で表示される各異能者のスキルを使って戦っていくターン制バトルとなっており,自ターンではバトルに参加している異能者の人数で決まる“エテロップ”の数だけ行動できる。
バトル開始時や自ターン終了後には,異能者ごとに2枚のスキルカードが配布されるが,そのときに同種のカードが配布されると自動的に合成され,該当スキルカードのレベルが上昇し,スキルの威力がアップする。
バトルに参加している異能者たちは,スキルカードを使用するとそのレベル分だけエーテルゲージをチャージし,5つためると強力な「エーテルブラスト」が発動可能となる。
「エーテルブラスト」は攻略に役立つだけでなく,異能者ごとにアニメーションも挿入されるので積極的に繰り出していきたい。
本作のバトルでは,ステージによっては敵味方問わず天気や時間帯の影響を受けることもあり,そうした状況も考慮しながら状況に合わせて考えていくという面白さがある。
なおパーティを編成では,異能者の配置可能な場所が前列,中列,後列のいずれかに設定されているほか,各列最大3人と決まっており,その条件の中でどのようなパーティを構築するかという編成の奥深さも楽しめる。
序盤はあまり気にせず戦っていけるが,前述した天候の影響だけでなく,属性の有利不利や,異能者のタイプに合わせた戦い方,そのうえで使用するスキルの順番などを考慮する必要があり,ターン制バトル独特の思考時間の使い方がとても楽しい。いろいろな異能者によるパーティを試したくなること請け合いだ。
分かりやすくじっくり積み重ねる育成要素が
異能者たちへの愛着となっていく
異能者は,通常のレベルアップやスキルレベルアップのほか,装備による熟練度アップ,装備のレベルアップによって能力を強化できる。共鳴を通じてレアリティを引き上げるほか,好感度を高めると能力ボーナスが得られるといった要素もある。
加えて本作には4つの陣営が存在しているが,同陣営に所属する異能者が恩恵を受けられる共鳴ボーナスも発生する。
バトルも育成も,じっくりと考えて遊べる要素が揃っており,チュートリアルも丁寧で遊びやすさが感じられた「ユグドラ・レゾナンス」。今回のCBTを通じて,正式版ではどのような進化を遂げることになるのか。今後の情報にも期待したい。
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