没落貴族が過去のトラウマと向き合うために邸宅を彷徨うパズルADV「Ugly」発表

　パブリッシャーのGraffiti Gamesは，6月12日に開催されたGuerilla Collective 3にて，スペインのバルセロナを拠点にするTeam UglyによるパズルADV新作「Ugly」の制作をアナウンスし，そのトレイラーを公開した。


　「Ugly」は，没落貴族の主人公が，人の気配がしない巨大な邸宅を彷徨いながら，過去のトラウマと向き合うためにパズルを解き明かしていくという作品だ。公開された映像では，父親と思しき人物に小さい頃から罵られてきたようなシーンが挿入されており，彼のトラウマのもととなった対人不信が大きなテーマになっているようだ。

　そんな本作で特徴的なのが“ミラー”と呼ばれるシステムで，プレイヤーはゲーム世界を左右もしくは上下に分割した対象の画面に映し出される分身を操作し，この分身がいると思われる精神世界でのパズルを解いたり，入手したアイテムの受け渡しをしたりする。分身と本体は進む方向やジャンプのタイミングなど，アクションを共有するが，2つの世界は微妙に異なっているので，トリッキーなパズルを楽しめそうだ。

　映像にはこのほか，包帯がグルグル巻きになった状態で天井から吊り下げられたボスキャラクターらしき敵も登場しており，探索や謎解きだけでなく，アクション要素も楽しめそうだ。
　発売は2023年としばらく先だが，日本語のサポートを含めて今後の情報を楽しみにしておこう。

「Ugly」公式サイト