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「脱獄ごっこPRO」の新情報がメディア向け PREMIUM SHOWCASEで公開に。実況モードやクランなど新機能を搭載し,2022年冬配信
オンラインで行われたこのプレゼンテーションでは,本作の開発を手がけるLiTMUSとAimingの開発陣によりゲーム内容や最新情報が明かされたので,紹介していこう。
「脱獄ごっこPRO」公式サイト
グラフィックスを一新し,パワーアップした「脱獄ごっこPRO」
現在サービス中の「脱獄ごっこ」は,「人狼」と「脱出ゲーム」を組み合わせた非対称対戦型のオンライン対戦アクションゲームだ。プレイヤーは「市民」と「人狼」に分かれ,互いの勝利条件を満たすことで勝負が決まるルールで,小中学生を中心に大きな人気を集めている。「月刊コロコロコミック」でのコミカライズなどもあって,IPとしての認知も高い。
その「脱獄ごっこ」のパワーアップ版として,新規タイトルとしてリリースされるのが「脱獄ごっこPRO」だ。そもそも少人数で開発されてリリースされた「脱獄ごっこ」は,当初ここまでの人気タイトルとなることを想定しておらず,今後のアップデートで拡張していくことには限界があったという。そこで,これからもプレイヤーに楽しんでもらうための土台として,「脱獄ごっこPRO」のリリースするに至ったとのこと。
ゲームはグラフィックス面が全体的に強化されており,とくにファンにはおなじみのマップ「グリーン・ビレッジ」などは,大幅に見た目が向上している。そのほか前作で遊べたマップも,そのいくつかはPROでも遊べる予定とのことだった。
プレゼンでは開発中のゲームプレイ画面も披露された。プレイヤーキャラクターのスキンは3Dモデルになり綺麗になったが,前作のボクセルタイプのスキンも選択が可能。またゲーム画面のUIは,前作からブラッシュアップされる形で変更が施されている。
もちろんこのPROならではの新しいマップも登場する。今回披露されたのはシーズン1の「月面基地」で,舞台は宇宙だ。このマップの最大の特徴は“反重力”で,ギミックを作動させるとマップの一部分が反重力状態となり,プレイヤーのジャンプ力が大幅に上がるという特徴があるという。
プレイヤーが手にする武器は全面的にリニューアルされ,動物の姿をした「アニマルアイテム」へと変化している。開発陣は,これらを「AI」の略称で呼んでいるそうで,例えばヘビのAIなら触れた相手をその場に縛り付けて足止めするトラップを仕掛ける,ハトのAIなら鳩時計から飛び出したハトが風を巻き起こしてプレイヤーを吹き飛ばす,タカのAIなら前作のグレネードのように弧を描いて飛んで爆発する,ニワトリのAIなら置いたヒヨコが巨大なニワトリに成長して爆発するリモート爆弾,といった具合に,その形にちなんだ効果を持っている。もちろん前作からの人狼棒も健在だ。
ゲームモードは人狼1人と市民3人の標準的ルールの「脱獄ごっこ」,人狼2人と市民6人による8人プレイモード「ケイドロ」,5対5の10人バトルモード「5vs5」が遊べる。いずれもランダムでマッチングされる「ランダムマッチ」と,部屋を作ってフレンドらと共に参加する「カスタムマッチ」でプレイが可能だ。さらにリリース後には,武器や人狼の数を好みに設定できる「プレイグラウンド」や,脱獄ごっこにはなかった新モードも用意される予定だ。
そして本作の目玉となる新機能が「実況モード」と「クラン」だ。前者はその名のとおり,ゲーム実況向けの観戦モードで,実況者となるプレイヤーが専用の部屋を立て,SNSや配信で呼びかけることでほかのプレイヤーを部屋に呼び,ゲームを主催できるというもの。実況モードで始めると,そのプレイヤーはゲームに直接参加することなく,実況用のカメラを操作して各プレイヤーを後方視点,あるいは俯瞰視点から眺めつつ,適宜切り替えながらゲーム全体を把握できる。あるいは大会を主催するような使い方もできるだろう。
一方の「クラン」はプレイヤー同士でチームを組める機能で,前作からの要望の多かった定型文によるチャットで簡単なコミュニケーションが行える。クランは誰でも作ることができ,最大60人が所属できるが,所属できるクランは自分で作ったものを含めて1つだけだ。なおリリース後はスタンプでやりとりする機能も実装される予定とのことだった。
「脱獄ごっこPRO」は,冒頭にもお伝えしたように2022年冬のリリースを目指し,開発が進められている。現在,事前登録の受付が行われているほか,公式Twitterのフォロワー数によりゲーム内アイテムや賞品がプレゼントされるキャンペーンも実施中だ。
これまで「脱獄ごっこ」を楽しんでいた人はもちろん,新たに始める人にもいい機会なので,今後の情報公開に注目しておこう。
「脱獄ごっこPRO」公式サイト
(C)LiTMUS / UUUM
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