プレイレポート
[プレイレポ]約17年越しのリメイク。「ペルソナ3 リロード」のDLC「エピソードアイギス」の序盤を体験してきた
エピソードアイギスは「ペルソナ3 リロード」本編の後日談を描く追加エピソードで,2007年に発売されたPlayStation 2用ソフト「ペルソナ3 フェス」に収録されていたコンテンツをリメイクしたものだ。
2009年にPlayStation Portable向けに発売された「ペルソナ3 ポータブル」には収録されず,2023年に移植されたのは「ペルソナ3 ポータブル」のリマスター版だったため,長らくエピソードアイギスを遊ぶ手段はPS2の「ペルソナ3 フェス」しかなかった。つまり,「ペルソナ3 リロード」のエピソードアイギスは約17年越しに実現したリメイクということになる。
今回4Gamerでは,9月10日の配信に先駆けてエピソードアイギスの序盤をプレイする機会を得たので,本稿でインプレッションをお届けしよう。
ワイルドの力を手に入れたアイギス。メティスとともに繰り返す3月31日から脱出せよ
物語は本編後の3月31日。学生寮の閉鎖を翌日に控えた特別課外活動部(S.E.E.S.)のメンバーたちは,寮で食事を囲みながら団らんの時を過ごしていたが,突如として学生寮に,機械の少女メティスが乱入する。
能力「ワイルド」に覚醒したアイギスの活躍により,辛くも勝利した特別課外活動部だったが,捕らえたメティスから,「現在学生寮が,地下にある『時の狭間』の影響によって,寮の外の世界と隔絶され,延々と3月31日を繰り返している」こと,「自分はアイギスの妹であり,この状況を打破し,姉を救うためにやってきた」ことを告げられる。
襲ってきたメティスを信用しきれないメンバーだったが,発生した「時の狭間」の謎を解くべく,メティスと協力して探索に挑むことになる――というのが,エピソードアイギスのイントロダクションだ。
ゲームの流れとしては,アイギスを含む4人のパーティを組んで,時の狭間を冒険しながらシナリオを進めていく。
時の狭間は,ランダム生成されるフロアダンジョンとなっており,接触すると戦闘になるシャドウや破壊可能なオブジェクト,宝箱などが配置されている。フロアのどこかには次の階層へと続く階段があるので,ある程度探索を終えたら次に進んでいく。このあたりの流れは本編のタルタロス探索と変わらない。
大きく変化があるのは,主人公であるアイギスと,新たなパーティメンバーのメティスの存在だ。
先述の通り,アイギスはメティスとの戦闘において,「ワイルド」の力が目覚めたことにより,複数のペルソナを同時に所持して使い分けられるようになっている。
本編では,アテナ(覚醒前はパラディオン)による多彩な物理攻撃を得意としたアタッカーだったが,状況に応じてペルソナを切り替えるオールラウンダーへと役割が変化しているのだ。
アイギスはペルソナだけでなく,テウルギアにも変化がある。彼女を象徴する技であった「オルギアモード起動」が使えなくなった代わりに,本編の主人公と同じく,ペルソナ同士の合体技「ミックスレイド」がテウルギアとして使えるようになっている。
試遊では,オルフェウスとアプサラスの合体技「カデンツァ」のほかに,エンジェルとアークエンジェルの合体技「ジャスティス!」が確認できた。「ジャスティス!」は,本編には登場していなかったアイギスのみが使える新たなテウルギアだ。
新たなパーティメンバーのメティスは,打撃属性の武器とペルソナ「プシュケイ」で戦うキャラクターだ。プシュケイは,物理・魔法スキルに加えて,状態異常付与スキルやバフスキルといった多彩な技を持つ。また,アイギスが使えなくなった「オルギアモード起動」は,テウルギアとして彼女が使用する。
オリジナル版を遊んでいる人はご存じだと思うが,メティスはクールっぽい佇まいに反して,子供っぽくかなり奔放で,姉であるアイギスを慕う“超お姉ちゃん子”で,プレイ前とプレイ後ではかなり印象が変わるキャラクターだ。
例えば,メティスは戦闘終了後に「敵全滅,ぶいっ!」とか「汚い手で姉さんに触るな!」といった,コミカルなセリフやアイギスLOVEな一面を見せるセリフをしゃべるのだが,めちゃくちゃスタイリッシュに技を決めた後なだけにギャップがものすごい。
別にメティスの性格がオリジナル版から変わっているとか,そういうわけではないのだが,リメイク版では戦闘モーションやグラフィックスの進化に加えて,戦闘中のセリフが増えているため,より彼女のキャラクターを濃く感じられる。
加えて,リメイク版から追加されたダンジョン内での会話でも,メティスが掘り下げられるため,オリジナル版をプレイした人もまた違った彼女の一面を楽しめるだろう。
試遊は,地下8階にいるボスを倒して終了となったが,本編と同じく,オリジナル版から正統進化したエピソードアイギスを楽しめたというのが,率直な感想だ。
ダッシュや風花の「ジャミング」スキルといったリロードで追加された機能により,探索の利便さが格段に向上しているほか,戦闘面もシフトやテウルギアによってかなり快適にテンポよく進められた。
筆者自身オリジナル版は,AIで動く味方に指示を出しながら,ボスの見切り系スキルに四苦八苦しつつ,何とか進めていた思い出があるのだが,少なくとも試遊の範囲では,詰まることはなかった。もちろん,後半に難度がグッとあがる可能性もあるので油断はできないが,オリジナル版よりも快適になっているのは間違いないだろう。
なお,8月16日,8月17日にAKIHABARA UDXギャラリーで「メタファー:リファンタジオ」「ペルソナ3 リロード: Episode Aegis」合同体験会が行われる。会場では本稿で紹介した内容のダンジョン探索の部分が体験できるので,現地に参加してプレイしたいという人は以下の記事や公式サイトをチェックしよう。
「メタファー:リファンタジオ」体験会を大阪で8月3日,4日に,東京で16日,17日に開催。試遊すると特製グッズがもらえる
アトラスは本日,2024年10月11日に発売を予定している「メタファー:リファンタジオ」の試遊体験会を大阪で8月3日,4日に,東京で8月16日,17日に開催すると発表した。なお東京会場では,「ペルソナ3 リロード」のエクスパンションパス第3弾「エピソードアイギス」の試遊も可能だ。
「ペルソナ3 リロード」公式サイト
- 関連タイトル:
ペルソナ3 リロード
- 関連タイトル:
ペルソナ3 リロード
- 関連タイトル:
ペルソナ3 リロード
- 関連タイトル:
ペルソナ3 リロード
- 関連タイトル:
ペルソナ3 リロード
- この記事のURL:
キーワード
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.
(C)ATLUS (C)SEGA All rights reserved.