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[プレイレポ]「Delta Force」PC版グローバルOBTをプレイ。ボリュームたっぷりながら堅実な仕上がりの高い完成度で,気楽に遊べるF2Pシューターだ
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印刷2024/12/21 12:00

プレイレポート

[プレイレポ]「Delta Force」PC版グローバルOBTをプレイ。ボリュームたっぷりながら堅実な仕上がりの高い完成度で,気楽に遊べるF2Pシューターだ

 TiMi Studio GroupのTeam Jadeが開発するF2Pタクティカルシューター,「Delta Force」PC / PS5 / Xbox Series X|S / iOS / Android)のPC版グローバルオープンβテストが,2024年12月5日より実施されている。

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 本作のモードは大きく分けて3つある。2035年の近未来を舞台とする「大規模戦」「脱出系」,そして往年の銀幕の名作「ブラックホーク・ダウン」を追体験できる「キャンペーン」があり,1つのゲーム内に3つのモードが共存しているという意欲作。本テストは正式サービス時にデータが引き継がれるものであり,同時に日本語UIにも対応したのもポイントだ。

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 現在,モバイル版の先行登録が開始されているほか,2025年中にはコンシューマへのリリースも計画されている。12月5日〜9日にかけてゲーマーコミュニティのインフルエンサーによるプレイ配信が行われたほか,10日には「LEOの遊び場」こと山田涼介さんによるプレイ配信も行われており,今かなり勢いのあるタイトルと言っていいだろう。

 4Gamerでは,先立って実施されたαテストの模様や,エグゼクティブ・プロデューサーのLeo Yao氏のインタビューを掲載しているが,プレシーズンと銘打たれた本作の今を,あらためてレポートしたい。

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[2024/09/03 15:08]
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[2024/12/04 12:00]


オペレーターとガンスミスで得意な戦闘スタイルを見つけよう


 さて,本作には大きく分けて3つのモードがあると先に記したが,現在プレイできるのは,32vs.32のプレイヤーが戦う「ウォーフェア」(大規模戦)と,3人組の分隊でマップを探索し,物資やアイテムを回収して帰還する「オペレーションズ」(脱出系)の2つ。「ブラックホーク・ダウン」(キャンペーン)は,2025年の1月にプレイ可能となる予定だ。

 2種のモードに共通するのは,オペレーター(プレイアブルキャラクター)を選択してプレイする形式のFPSであること。各オペレーターは「突撃兵」「工兵」「偵察兵」「支援兵」のクラスに属しつつ,固有のアビリティ・スキルを持つ。選択できる武器やガジェットは各クラスによって制限があり(一部武器は全クラス/オペレーターで選択可能),クラスに応じた役割のすみ分けがなされている。

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 武器のカスタマイズも非常に豊富で,オペレーションズでは該当パーツを入手することで,ウォーフェアでは該当武器を使用してレベルを上げることでパーツが開放される。パーツ数もさることながら,照準器の前後位置など非常に細やかなカスタマイズが可能。お気に入りの1丁を作ってみよう。

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 全体的なキャラクターの挙動は軽快で,カジュアル寄りのFPSとして非常に手触りがいいものだ。なお,カスタマイズしていない銃のリコイルは割と激しめである(銃にもよるが)。慣れないうちは反動を抑える傾向のカスタムにすると,ちょっと距離が離れた敵にも命中させやすい。

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大規模戦の変わらない楽しさを味わえるウォーフェア


 ここからは各モードについて紹介しよう。ゲームのメインコンテンツともいえるのが「ウォーフェア」で,広大なマップで最大32vs.32の64人が激突する。ルールがいくつかあるものの,基本的には「陣地を攻めたり守ったりする」と理解しておけばOKだ。

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 参加人数が多く,そこかしこで戦闘が勃発するため,敵も味方も,そして自分も命が軽い。簡潔に言えば陣取り乱闘なので,キルデスが勝敗に直結するわけでもなく,かなり気楽にプレイできる。もちろん銃でバッタバッタと敵を倒してもいいが,支援兵で味方を回復しまくるもよし,工兵で無反動砲を担いで対ビークル戦をするもよし。

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 先に軽く触れたが,チームで出撃できる数に制限はあるが,マップによってはヘリや戦車といったビークルを使用することも可能。これらのビークルは非常に強力で,戦況に大きな影響を及ぼす存在だ。ただ,銃で撃ち落としたり撃破するのは現実的ではないため,工兵クラスのオペレーターが持つ無反動砲,ATM,MANPADSで対抗しなくてはならない。

 どのオペレーターにも活躍の機会があるのだが,とくにゲームを始めたての時にオススメしたいのは,支援兵のビーコロニー,偵察兵のルナの2名。軽く紹介しよう。

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 通常,ダウンした味方は分隊内同士でしか蘇生できないのだが,ビーコロニーはクラス固有の能力で,味方であれば誰でも蘇生が可能(しかも一瞬で完了する)。ヒールを付与するピストルも使用できるので,銃撃戦をしつつ味方のサポートも行うと,勝利がぐっと近くなるはず。

注射器で離れた味方も回復できる
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 ルナは,オペレーター固有のアビリティも有用だが,偵察兵クラスが所有できるリスポーンビーコンが非常に強力。これを前線近くに配置しておくことで,デスしてしまった自分を含む分隊メンバーが,ビーコンの設置位置で再出撃できるようになる。これにより,前線に復帰するまでのロスタイムが短くなるため,攻めにも守りにも非常に有用だ。

最前線から分隊メンバーがモリモリ出撃できるようになる
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 なお,すべてのオペレーターに共通して,マッチ中に活躍してスコアを獲得し,一定値まで貯めることで,強力な支援要請が行えるようになる。巨大な煙幕を炊いたり,迫撃砲の投射を要請したり,巡航ミサイルを落としてあたり一面を焼け野原にする……といった具合なのだが,チュートリアルで解説されないためか,いまいち使用するプレイヤーが少ない。非常にもったいないので,出し惜しみせずガンガン使ってもらえたらと思う。

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 現時点で少々気になるのは,グレネード枠が各オペレーターで固定されているうえ,スモークの所持者が多いこと。そのため,とくに通路や狭い場所の戦闘では,敵も味方もポイポイ投げまくり,無限に煙がモクモクしていて何も見えないという状況が頻繁にある。かといって突っ込めば蜂の巣にされるため,ひたすら弾だけが飛び交うというシチュエーションになりやすいのだ。ここはもう少し,改善してほしいところ。

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 とはいえ,大規模戦FPSとしての完成度は非常に高い。ベテランのプレイヤーはもちろん,こうしたジャンルが初めてというプレイヤーにもおすすめできる作品だ。


取っつきやすいルートシューターのオペレーションズ


 一方の「オペレーションズ」は,世間で“脱出系”やら“ルートシューター”と言われているモードだ。最大3人のチームで出撃し,マップ内のNPCや他プレイヤーと戦闘をこなしつつ,探索を行うモードになる。装備・アイテムはすべて持ち込む必要があるが,マップ内でキルをされたり,脱出に失敗したりするとロストしてしまう。

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 タスクやチャレンジをクリアすることで,ブラックサイトと呼ばれる拠点の機能がアンロックされ,拡張できるなど,既存のルートシューター系作品のプレイヤーであれば,お馴染みのコンテンツもある。

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 戦闘システムはウォーフェアよりも細かくなっており,アーマーの概念や部位ダメージなど,よりリアリズムを意識した仕様になる。使用する弾薬は持ち込む必要があるし,体力を回復するにもアイテムが必要で,時間経過で勝手に回復することもない。

デバフ解除アイテムは欠かさずに持ち込みたい
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 最大3人までのパーティで出撃できるのだが,戦闘面を考えればパーティを組むだけで得だ。オペレーターの能力はスキルのクールダウン,アイテムなどが一部異なるが,基本的には,ウォーフェア・オペレーションズで共通である。アイテムが尽きてもスキルで回復できるビーコロニー,全体的に索敵系の能力を持つルナは無難に扱いやすい。

パンパンに詰め込んで脱出しよう
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ミニゲーム的な要素もある
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 ただ,全体的にはかなりカジュアル寄りになっており,こうしたルートシューター入門にはもってこい。かなり気楽に構えてプレイできるので,「ハードルが高くてちょっと……」というプレイヤーにもおすすめできるだろう。


堅実な仕上がりのFPSだ


 駆け足で本作を紹介してきたが,かなりボリュームたっぷりのタイトルであることはお分かりいただけたと思う。現在,ゲームの主軸となっているのはウォーフェアのようだが,味変要素としてのオペレーションズもしっかりと作られている。

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 課金要素は時短アイテムなどの利便性向上を図るもの,スキンに代表されるコスメティックアイテムに限られており,勝敗に直接繋がるものがないのも嬉しいポイント。なお,リリース直後ということもあってか,ゲーム内でのイベントが大量に用意されており,時短系アイテムもかなり豊富に入手できる。

 現在はPC版のみのサービスだが,モバイル版の先行登録がスタートしており,2025年内にはコンシューマでのリリースも計画されているという。何はともあれ,筆者的には「ブラックホーク・ダウン」がプレイできるようになるのが待ち遠しいのだが。

乞うご期待! はやくプレイさせて!
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 大規模戦でのドンパチが好きなプレイヤーはもちろん,競技シューターのシビアな戦いはちょっと疲れた……というプレイヤーにもおすすめである。サクッとプレイできるので,気になる方はひとまず遊んでみてほしい。

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