プレイレポート
[G-STAR 2023]「LOST ARK Mobile」は,原作のプレイ感をスマホでしっかり再現。スペシャリストにはソードマスターのクラスが登場
その中でも,会場で最も来場者の行列が目立つタイトルといえば,Smilegateの新作スマホ向けMMORPG「LOST ARK Mobile」(iOS / Android)だろう。
「LOST ARK Mobile」公式サイト
10月にティザーサイトが公開され(関連記事),そこからすぐに今回のプレイアブル出展という流れだったため,けっこうな数の試遊台が用意されているにも関わらず,開場してすぐに2時間待ち以上の待機列ができていた。
本作は,タイトルのとおりPC向けMMORPG「LOST ARK」を原作にして開発が進められているタイトルだ。原作の世界観やコンテンツ,ゲーム性を踏襲しつつ,本作ならではのオリジナルコンテンツを追加していくという。
今回の試遊では,クラスを選んでキャラクターメイクに移り,そこから操作のチュートリアル,さまざまなシチュエーションでの戦闘,そしてボス戦に次ぐボス戦を体験できた。しかもそれらが,しっかりしたストーリー展開に沿って描かれるという,相当リッチな内容だった。原作の「栄光の壁」のクエストに相当するもので,30分ほどがっつり遊べた。
まずはクラスに触れておこう。今回選択できたのは,ウォリアー(バーサーカー,ウォーロード),ウィザード(サモナー,バード),ハンター(デビルハンター),ファイター(バトルマスター),スペシャリスト(ソードマスター)。名称はあくまで韓国語から翻訳しているので,日本語版との齟齬があるかもしれない。バーサーカーやサモナーなど,上級クラスへの分岐が用意されていることや,現在のPC版とは一致しないクラスがあることも分かる。
ソードマスターは刀を使って戦う,攻撃力と敏捷性に優れたクラスで,戦闘中に溜まる専用リソースを用いてバフや攻撃用スキルを発動できるのがウリのようだ(幻影の剣のようなものを複数召喚して,敵に向かって射出するスキルが使えた)。
ゲーム画面は,LOST ARKらしいクォータービューを基本としたものだが,Mobileではスマホ環境に合わせて,キャラクターにカメラが寄った状態になっている。もともとがクォータービューなので,スマホ向けになっても受け入れやすい。
スキル周りは画面右下に8個がまとめられており,よりコンパクトなレイアウトだ。スキルの上には回避アクションのアイコンがある。敵の攻撃を回避しながら,スキルを使って攻撃していく形となり,このあたりのプレイ感は,LOST ARKプレイヤーなら「けっこうそのまま再現する方向性なんだな」と思えるのではないだろうか。
スマホ向けだからといって,オート戦闘を使えば見ているだけでゲームが進むというわけではない。スキル使用方向の自動指定や,敵が攻撃してくるタイミングで表示されるボタンを押しっぱなしにすることで使えるオート回避などの補助機能は用意されているが,基本的に手動操作で戦う方向性のようだ。
本作は,公式サイトすら今回の出展に向けたティザー公開といった状態で,モバイル版ならではの要素がどうなるのか,リリース時期はいつかなど,不明な点は多い。とはいえ,今回の試遊では,すでに基本システムの完成度の高さが感じられ,行列ができるのも納得だった。続報を楽しみにしたい。
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