インタビュー
[インタビュー]NCSOFT新作「護縁(ごえん)」で本日実装のリュー・アウラを演じた南條愛乃さんに収録エピソードを聞いた
「ブレイドアンドソウル」の3年前の世界を描いた本作で,PVに登場しながらもゲームには未実装であったキャラクター,リュー・アウラが,ついに本日(2024年10月30日)に実装された。そしてこのリュー・アウラを演じているのは,声優の南條愛乃さんだ。
キリッとした性格とキュートな見た目のリュー・アウラを南條さんがどのように演じ,魂を吹き込んだのかを聞いてみた。
「護縁」公式サイト
「護縁」ダウンロードページ
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リュー・アウラは可愛くてクールな人物
相棒ロボのガーオンとの掛け合いにも注目
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
さっそくですが,今回,南條さんが演じたリュー・アウラを見たときの第一印象をお聞かせください。
キャラクターイラストをパッと見たときの印象は,なんかすごいいかつくて,カラーリングや服装も軍人さんっぽさが強いのかなと思ったんです。でも,乗っているのはモフモフで,耳と尻尾があって可愛いので,どういった方なのかなって思ったのを覚えています。
4Gamer:
収録をしたあとで,その印象は変わりましたか?
南條さん:
すごくしっかりとした人物でした。見た目は可愛らしいんですけど,22歳と人間でいったら十分大人の年齢で。敵対する機械みたいな方がいるんですけど,その人にないと思っていた感情が実はあることを知って,素直にごめんなさいと謝ることができるなど,ただ冷たい人じゃないところに好感が持てました。
4Gamer:
軍人らしく規律は守るけど,心根は優しいというか。
南條さん:
はい。一緒に戦うロボット(特殊法機)の“ガーオン”は知能を持っていて,相棒というか,自分が現状で唯一心を許せる存在になります。2人きりの会話だと軽口を叩いたり,「なんでそんなこと言うのよ!」みたいな,ちょっときつめのツッコミみたいなやり取りもあったりします。でも,ほかの方が相手だと,割りとピリッとした口調になるんです。
4Gamer:
キャラクターを演じるうえでの方向性はどう決めたのでしょうか。
私の場合,「このキャラクターは,こういう方向性だろうな」という大きな軸を一つ用意して現場に入って,そこから監督さんと話し合いながら「もっと年齢を上げてください」「もう少しふにゃふにゃした感じで」みたく微調整していくことが一番多いんですね。
でも,リュー・アウラの場合はいろいろな想像が広がって,低めのピシッとしたトーンでいくのか,可愛らしいトーンでいくのか,ボソボソしゃべるのもありじゃないかと考えて,「どれがお好みですか?」と,多めのパターンを作って収録現場に入りました。最終的にはキリッとしつつ,若干可愛らしさのあるトーンになりました。
4Gamer:
声優のお仕事では人間ではないキャラクターを演じることも多々あるかと思いますが,そういう場合,どう演技を組み上げていくのでしょう。
南條さん:
たとえ見た目が動物やロボットでも,声優が演じるキャラクターの場合はだいたい感情があるので人間と変わらない感覚なんです。そこに乗っかっていくという感じですね。
その質問で思い出したんですけど,一つ面白いエピソードがあって。声優仲間で前世占いが流行したことがあって,そこで友達が「私の過去は恐竜で,洞窟の中で一緒に焚き火を囲んでいたのが今の旦那らしいよ」って語っていたんです。その場で聞いていた声優陣はみんな「なるほどねー」なんて頷いていたんですけど,後日その話を旦那さんにしたら「いや,恐竜は焚き火しないだろ」ってツッコまれたそうで(笑)。それくらい私達声優は,2次元やファンタジーの世界でも違和感なく役を当ててしまうんだなって。
4Gamer:
声優あるあるだったわけですね(笑)。
話を戻しますが,リュー・アウラを演じてみて共感を覚えた部分はありましたか?
そうですね……仲の良いガーオンとは軽口は交わすけど,ほかの人に対する心の開き方みたいな部分は,すごく共感できました。
もちろん私は軍人でもなければ,規律を守らせる立場ではありませんが,そこはもうリュー・アウラっていう子にどれだけ近付けるかを考えていました。
4Gamer:
キャラクター同士の“絆”が重要な「護縁」ですが,ほかのキャラクターとの掛け合いはありましたか?
南條さん:
ちょっとした掛け合いはありました。一番しゃべったのは整備士のグーリーですね。ガーオンは軍事機密というか,秘密にしなければいけないものがいっぱい詰まっていて。なのにグーリーは気が付けば勝手にガーオンに触れていたりするんです。
最初は警戒していたんですけど,ガーオンを起動するためには彼の整備が不可欠なので,関係が深まっていくことになるっていう。
4Gamer:
ところで南條さんといえば,MMORPGファン的にはとてもおなじみのゲーマーとして知られていますよね。
南條さん:
はい,ありがたいことに。
4Gamer:
今でもプライベートでもゲームプレイは欠かさないんですか?
そうですね。オンラインでもオフラインでも,常に何かしらプレイしています。最近は,某チーム系シューターをよく遊んでます。
4Gamer:
オンラインゲーム,オフラインゲームどちらがお好きなのでしょう?
南條さん:
それぞれに魅力があってどっちも好きです。オンラインはやっぱり家にいながらにして,フレンドやその場で初めて会う方とでも,意気投合して遊べることが魅力ですね。
オフラインは自分の世界に没頭できるのが何よりの魅力です。次はあれをやろうかな,これをやろうかなって考えたり行動したりしているだけで時間が溶けていく(笑)。どちらも魅力的で,もう,本当に遊ぶ時間が足りないです!
4Gamer:
ゲーム好きならめちゃめちゃ共感できる気持ちだと思います。では最後に,読者の皆さんへメッセージをお願いします。
南條さん:
「護縁」は,映像やバトルなどかなりこだわって作られているタイトルです。キャラクターがたくさん出てくるのも魅力なので,リュー・アウラが登場したら,ぜひ育ててあげてほしいなと思います。
4Gamer:
ありがとうございました。
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(C)NCSOFT Corporation. All Rights Reserved.
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