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「FANTASIAN Neo Dimension」TGSバージョンプレイレポート。高画質・大画面で楽しめるようになった坂口博信氏の王道RPG[TGS2024]
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印刷2024/09/27 10:38

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「FANTASIAN Neo Dimension」TGSバージョンプレイレポート。高画質・大画面で楽しめるようになった坂口博信氏の王道RPG[TGS2024]

 スクウェア・エニックスが2024年12月5日に発売を予定しているファンタジーRPG「FANTASIAN Neo Dimension」PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Nintendo Switch)の試遊台が,東京ゲームショウ2024のスクウェア・エニックスブースに出展された。

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スクウェア・エニックスの「FANTASIAN Neo Dimension」試遊コーナー

 本作は,かつて同社に在籍していたゲームクリエイターの坂口博信氏がプロデューサーとして手がけたApple Arcadeタイトル「FANTASIAN」をベースにしたタイトル。難度変更を導入するなどの改良を行い,さらにキャラクターボイスを追加した移植版だ。

 今回出展されたのは,ゲーム後半で訪れる「隠れ谷」をプレイできる試遊版で,キャラクターボイスが入ったシーンをプレイできるものだ。本稿ではその体験レポートをお届けする。

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こちらはメディア向け試遊台のPS5版のゲーム画面より,「隠れ谷」のマップ。ボスはマップ左側の先に存在している

 記憶喪失の主人公「レオア」とその仲間達の物語を描いた本作。このTGSバージョンではレオアを含む8人のキャラクターが揃っていて,試遊時間内にバトルを楽しめるよう,それぞれの装備を強めに設定しているそうだ。

 立体感のあるジオラマのようなフィールドをレオアが移動していく様子は,オリジナルのゲームデザインを踏襲している。筆者は同作をiPhoneでプレイしていたので,高解像度の大画面でプレイできるありがたみは大きく,とくにバトルシーンでの仲間のパラメータやスキルのアイコンが見やすくなったことに恩恵を感じられた。

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隠れ谷は見た目はシンプルだが,歩ける場所が迷路のようになっている

 本作の戦略的なバトルはもちろん健在。戦闘に出せる3人がそれぞれ習得するスキルの軌道をプレイヤーが操作して,その軌道上に存在する敵にダメージを与えるバトルシステムは,今回初めて本作を体験する人にも分かりやすくて爽快と感じるはず。また,本作のバトルにはキャラクター全員のボイスも入って,臨場感も大幅にアップしている

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バトル時にコマンドを選択すると効果範囲の軌道が表示され,その軌道上の敵を攻撃する
貫通型のスキルならたくさんの敵を巻き込める
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 敵のエンカウントをストックしていく「ディメンジョンシステム」も本作ならではのものだ。これをオンにすると,エンカウントした敵が一時的に異次元にストックされ,任意のタイミングで「ディメンジョンバトル」を行うことで,ストックしたすべての敵といっぺんに戦える。
 ディメンジョンバトル時は必然的に多くの敵と戦うことになるため,長期戦になるのは間違いないが,その最中には「ディメンジョンギミック」が発動することもあり,上手くこれを使いこなせばバトルを有利に進められる。

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ストックした敵とまとめて戦うディメンジョンバトル。背景の様子が変わる
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ディメンジョンギミックのアイコンを攻撃に巻き込むとギミックが発動。バフがかかるなど,プレイヤーが有利に

 筆者はこのディメンジョンシステムをオンにし,調子に乗ってどんどん進めた結果,オーバーフローにより強制的に大量の敵と戦うはめになってしまい,その最中に試遊の20分が終了。残念ながらボスにはたどり着けなかったのだが,本作を家庭用ゲーム機やPCでも楽しくプレイができる手応えをしっかりと感じられた。

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ストックした敵が規定数を超えると強制戦闘に。すべての敵を倒すまで終わらない
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筆者が戦えなかったボスまでたどり着いていた来場者もいた

 TGS 2024のスクウェア・エニックスブースには,本作の試遊台がSwitch版6台,Steam Deck(PC)版2台,Xbox Series X|S版1台が用意されている(PS5版もあるが,こちらは関係者試遊のみ)。

試遊台の様子。Steam Deckでプレイするのも楽しそうだ
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 試遊時間は20分で,「隠れ谷」のボスを倒すところまでプレイが可能だ。オリジナルの「FANTASIAN」を知っている人も知らない人も,坂口氏が手がけた作品が久しぶりに同社ブランドで発売されることをお祝いする意味も込めて,ぜひ本作をブースで体験してほしい。

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「FANTASIAN Neo Dimension」公式サイト


東京ゲームショウ2024公式サイト

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