プレイレポート
ボイスチャットなしでも戦況を掴みやすいトップダウン型シューター「Project ARC」プレイレポート[G-STAR 2024]
「PUBG」のスタジオが開発する新作「Project ARC」が正式発表に。見下ろし視点で操作する5v5のタクティカルシューター
KRAFTONとPUBG STUDIOSは本日(2024年10月29日),新作タイトル「Project ARC」を正式に発表し,トレイラーとSteamストアページを公開した。本作は,5対5のPvPシューティングで,トップダウン型の視点になっているのが大きな特徴だ。
本作は「PUBG: BATTLEGROUNDS」にインスピレーションを受けたという,トップダウン型の視点で対戦する5人対5人のPvPシューターだ。現代戦がテーマになっており,さまざまな武器の組み合わせを持ったキャラクターで挑むことになる。
G-STARの試遊版では,ロケーションが異なる2つの戦場で敵のプレイヤーを倒すとポイントがチームに加算されるデスマッチ戦と,アタックとディフェンスの攻守に分かれる爆破ミッションの2試合を楽しめた。
5人対5人の組み合わせが決まると,まずは操作するキャラクターを選ぶ。キャラクターはどの距離でも使いやすいアサルトライフルや面制圧に強いショットガン,遠距離を狙えそうなスナイパーライフル,さらにスモークグレネード,ドローン,投げナイフといった武器とユニークガジェットを所持している。いわゆるキャラクターベースのシューターだと考えればいい。
どの装備のキャラクターで臨むのか,同じチームに編成されたプレイヤーはそれぞれ必要な役割を考えて選択することになるだろう。
デスマッチ戦は敵に倒されてもすぐにリスポーン可能で,リスポーン前であればキャラ変更もできるという分かりやすいルールだ。
一方,爆破ミッションはアタック側のプレイヤーが4か所のポイントからスタート地点を選び,中央の建物へと侵入していく。ディフェンス側はそれを返討ちにすることになる。
なお,敵に倒されたプレイヤーはリスポーンできないので,ただ見守ることしかできない。そのため,1人で飛び出すというのは危険であり,自分が倒されたらチームが不利になってしまう。仲間との行動が重要になる戦いだ。
そうしたルールであるためか,爆破ミッションはいずれの試合もどちらかを全滅して勝敗が決まるというパターンになった。とくにディフェンス側が有利だった印象だ。もちろんプレイヤーが操作やマップに慣れれば,この傾向は変わるかもしれない。
さて,本作の特徴は敵を狙うときのエイミングだろう。マウスの右ボタンをホールドするとエイム,左クリックで銃弾などを発射するのだが,エイム時には自身からマウスカーソル(と思われる)の位置に向かって線が伸びていく。これが銃撃の射線になるわけだ。
また,カーソル位置までの距離によって射線の高さも変わるらしく,手前であるほど足元に,奥に向けるほど頭上に近づくように銃撃できるらしい。
さらに,カーソルまでの線の長さは武器によって異なり,中距離タイプの武器はそれほど奥まで見通せないのだが,スナイパーライフルであればかなり奥までカーソルを移動させられる。そのため,相手からは見えていない距離の敵をスナイプできる……のではないだろうか。
そしてもう1つの特徴が,自チームの誰かが見ている視界であれば,それが仲間のプレイヤーにも共有されるという仕組みだ。
これにより,仲間がどこかの部屋に入った場合,その視界(部屋の様子)が自分の画面でも表示される。逆に誰も見ていない場所は暗闇になっていて,誰が潜んでいるかも分からない。
つまり,ボイスチャットを使わなくてもクリアリングの結果や敵の発見情報を,仲間には画面上でいち早く共有できるというわけだ。これはトップダウン型の視点だからこそできる仕組みと言えるだろう。
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