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配線で武器を“プログラム”するローグライクオートバトラー「Wireworks」(ほぼ日 インディーPick Up!)
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ワイヤーの一本一本が命綱であり,設計図であり,戦場を支配する意志そのもの。
迫りくる敵の群れを前に,あなたの手元にあるのは銃でも剣でもなく基板と配線だけだ。
本日は,JJJが手掛ける「Wireworks」を紹介しよう。本作はベースディフェンス型のローグライクオートバトラーで,プレイヤーはモジュールボード上に武器や補助パーツを配置し,押し寄せる敵から中央の拠点を守り抜くことを目指す。
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このゲームの特徴は,ワイヤーによる「配線」が防衛のすべてを決めるという点にある。
武器やモジュールにはそれぞれ入力と出力があり,これらをワイヤーでつなぐことで,武器の軌道や攻撃パターンを自分で組み上げる仕組みだ。
信号の分岐や合成,増幅を行うロジックモジュールも用意されており,サイン波,スパイラル,円軌道といった動きを組み合わせれば,同じ武器でもまったく異なる挙動を生み出せる。
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ゲームの流れは「準備フェーズ」と「戦闘フェーズ」の繰り返しで進む。準備フェーズではショップでモジュールを購入してボードに配置し,ワイヤーを繋いで配線を整える。
戦闘フェーズでは「GO」ボタンを押せば完全オートで戦闘が進行し,プレイヤーが介入する余地はない。つまり,事前の配線と配置がすべてを左右する「準備特化型」のゲームプレイになっている。
攻略のカギは配線いじり
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本作の配線システムは,いわばミニ回路設計だ。ワイヤーをドラッグしてつなぎ替えるだけで武器の動きがガラリと変わり,その結果は軌道として画面上にはっきり表示される。
「こうつないだらどう動くか」を試して,すぐ結果が見える。この手応えが,準備フェーズを単なる下ごしらえではなく遊びの中心に変えている。
150以上のアイテムが生むビルドの幅
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本作には武器,補助モジュール,スキルを合わせて150種以上が用意されている。
速度を上げる,ダメージを共有する,信号を増幅するといったパーツを組み合わせることで,毎回のランで異なるビルドが立ち上がる。
アンロックで増えるキャラクターごとに初期装備やスキルが違うため,同じ配線でも出発点が変われば組み立て方が変わってくるわけだ。
オートバトルだからこそ問われる設計力
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戦闘中にプレイヤーが操作できることは何もない。だからこそ,準備フェーズでどれだけ配線を詰められるかが勝敗を分ける。
限られた予算でどのモジュールを買い,どうつなぐか。この経済判断と配線設計の二重の選択が,ウェーブを重ねるごとに重くのしかかってくるわけだ。
「Wireworks」は,タワーディフェンスの「配置する楽しさ」とオートバトラーの「見守る楽しさ」を,配線というひとつの仕組みでまとめ上げた一作だ。
自分で回路を組み,武器の動きをプログラムし,その結果を戦場で確かめる。このサイクルに手応えを感じられるなら,何度でもランを繰り返したくなるはずだ。
パズルやオートメーション系のゲームが好きなプレイヤーはもちろん,「準備に全力を注ぐタイプのゲーム」を求めている人にもおすすめしたい。
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