業界動向
ガイナックス,法人として消滅。カラー・庵野秀明氏が「株式会社ガイナックスについて」と題したメッセージを公開
1984年の設立から,約42年の歴史に幕を下ろした。
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庵野秀明による『「株式会社ガイナックス」について』
— 株式会社カラー (@khara_inc) December 11, 2025
の文章をカラー公式サイトに更新しました。https://t.co/ySzQqOiuPJ
ガイナックスは,「新世紀エヴァンゲリオン」「ふしぎの海のナディア」「トップをねらえ!」など,歴史に名を残す多数のアニメを手がけてきたほか,独自色の強いゲームも多数リリースしていた。
脱衣クイズゲームの「電脳学園」シリーズを皮切りに,脱衣カードバトル&アドベンチャーの「バトルスキンパニック」や,「プリンセスメーカー」のような独自作品,さらに「ふしぎの海のナディア」や麻宮騎亜氏原作の漫画「サイレントメビウス」のアドベンチャーゲーム化でも,高く評価されていたものだ。
庵野氏は,ガイナックスの創設期から20年以上籍を置き,消滅まで株主としても関わっていた。
ガイナックスは,2012年ごろからさまざまな要因で経営悪化したほか,2019年当時の代表取締役社長・巻智 博氏の不祥事や逮捕を期に,完全に運営能力を失ったとされている。
カラーは関連会社とともに,ガイナックス社の再建,整理に尽力。各作品の権利処理や権利譲渡,制作成果物等各種資料の譲渡に関しては,正当な手続きをもって,各権利者やクリエイターに返却することができたという。
アニメ制作会社のガイナックスが破産を報告。庵野秀明氏率いるカラーの支援を受けつつも回復には至らず
アニメ制作会社のガイナックスは本日(2024年6月7日),公式サイトにて「お知らせ」と題した文章を掲載し,5月29日に東京地方裁判所に会社破産の申立を行い,受理されたことを報告した。この発表を受けカラーから,現経営体制との関係性も考慮した補足のコメントが表明されている。
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- 編集部:Igarashi
庵野氏は,過去のガイナックスに関しては,これまでに公開してきた説明が「世間に出せるほぼすべて」であるとしたうえで,旧経営陣による正当性を欠く権利移譲や資料譲渡をめぐり,カラーが提起した民事訴訟が2023年1月20日に和解したことを明らかにしている。
声明の全文は,カラー公式サイトで公開されている。
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