業界動向
「ソフトベンダーTAKERU」の特設ページがブラザー工業のWebサイトに登場。PCソフト自販機・TAKERUの歴史や仕組みなどを伝えるコンテンツ
※ブラザー工業は,ゲーム保存協会の取り組みを応援する協賛企業
ブラザー工業様の公式サイト、ブランドストーリーに「ソフトベンダーTAKERU」の特設サイトが公開されました!https://t.co/9VOpethWS8
— ゲーム保存協会 GPS (@gamepres) July 19, 2022
ブラザー工業様は当協会を応援している協賛企業です。当協会からも同時代のゲームソフトについての解説を寄稿させていただきましたので、ぜひご覧ください。
ソフトベンダーTAKERU(登場時は「武尊」)は,ブラザー工業が開発した世界初のPCソフト自動販売機。1986年の登場から1997年のサービス終了まで,日本国内のPC専門店などで稼働していた。本体の画面の指示に従ってソフトを選択し,指定された金額を支払うと,データがフロッピーディスクに書き込まれる仕組みで,利用者は店舗在庫を気にすることなくいつでも好きなソフトを入手できた。最盛期には全国に約300台が設置されるなど,ゲームユーザーを中心に支持された端末である。
今回公開された特設ページは,ソフトベンダーTAKERUが登場した時代の背景,具体的な仕組み,通信カラオケサービス・JOYSOUNDとの関係性などを伝えるコンテンツとなっている。ゲーム保存協会は「TAKERUの時代のゲームソフト」というコラムを寄稿しており,当時人気だったゲームタイトルを中心に,「マデリーン」や「ソーサリアン」追加ディスクなど,ソフトベンダーTAKERUと関わりのあるタイトルを紹介している。
なおソフトベンダーTAKERUのソフトに関してゲーム保存協会は,協会内部で資料を収集し,カタログ化の事業を進めているという。
ブラザー工業グローバルサイトのブランドストーリー「ソフトベンダーTAKERU」特設ページ
ゲーム保存協会 Webサイトの「ブラザー工業様のTAKERU特設サイトが登場!」ページ
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