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モニター志向のゲーマー向け高級イヤフォンをアユートが披露。USB Type-C接続で安価なゲーマー向けイヤフォンも登場[TGS2024]
MAPro1000-G
ひとつめの製品は,オーツェイドのインイヤーモニターブランド「Maestraudio」から登場予定の「MAPro1000-G Gaming Edition」(以下,MAPro1000-G)だ。12月発売の予定で,税込の販売代理店想定売価は1万6500円である。
ベースモデルのMAPro1000は,耳にフィットしやすい形状のインイヤーモニターイヤフォンで,10mm径のダイナミックドライバーとパッシブツイーターを組み合わせた「5.8mm径RST」を組み込むことで,「音に包まれるような広いサウンドステージ」を実現するという。
MAPro1000-Gは,これをベースとしてゲームサウンド向けに改良した製品だ。具体的に何がゲーマー向けなのかを会場で確認したところ,音全体は控えめにしつつ,音の立ち上がりを速くしたとのこと。つまり,足音や銃声のような音を,通常のイヤフォンよりも少し速く出力できるというわけだ。
イヤフォンの左右を区別しやすくするための工夫も追加されているとのこと。ベースモデルでは,右側イヤフォンにつながるケーブルの根元に小さな突起を付けて区別できるようにしていたが,MAPro1000-Gではさらに,ケーブルの根元に右側は赤,左側は青の線を描いて区別しやすくしている。
会場では音楽の視聴はできたものの,肝心のゲームで確認することはできなかったので,謳い文句どおりの性能を発揮できているかは分からなかった。発売されたら,実機で試してみたいものだ。
AZLA AIM C
もうひとつ,参考出展されていたゲーマー向け製品は,AZLA製のUSB Type-C接続型イヤフォン「AIM C」である。発売は10月の予定で,税込の販売代理店想定売価は4400円だ。
AIM Cは,超小型のUSB DACを内蔵したイヤフォンで,PCやスマートフォン,Nintendo SwitchのUSB Type-Cポートに接続して使える製品だ。ミュートボタンの付いたインラインリモコンを備えており,リモコン部分にマイクを内蔵しているので,音声通話も可能である。
8mm径のダイナミックドライバを内蔵したハウジングは,アルミニウム合金製で,振動による共振を防いでいるという。また,後端に孔を開けて圧力を逃がす「プレッシャーホールデザイン」も特徴のひとつだ。
アユートによると,音の空間表現に特化しており,定位感に優れているとのこと。手に取りやすい価格のゲーマー向けイヤフォンを探している人なら,選択肢に含めると良さそうだ。
アユート 公式Webサイト
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