全国のゲームメーカーと販売店の間に立ち,商品の流通を担うハピネットは2024年3月16日,
「ハピネットゲームフェス!~2024春の陣~」を東京・ベルサール秋葉原で開催した。
会場にはパッケージ版のリリースが予定されているタイトルを中心に,50本以上の作品がプレイアブル出展されていた。
また,人気タイトルのフォトスポットやアナログゲームの体験会など,楽しい企画も盛りだくさん。ゲームファンがあれこれゲームを試遊しながら,のんびりと過ごすのにぴったりなイベントだった。もちろん,入場無料だ。
「NEEDY GIRL OVERDOSE」の物販コーナーにはアナログ盤のサントラをはじめ,ちょっと面白いアイテムがずらりと並ぶ。グッズ映えするキャラクターの作品は,やはり強い
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猫になって退廃的な街を探索する人気アドベンチャー「Stray」,年内にパッケージ版の発売が予定されている「ラスティッド・モス」など,人気作品も多数展示されていた
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こちらも年内のリリースを予定しているホラーアドベンチャー「都市伝説解体センター」。色数の少ないドット絵が興味を引く
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「とうほう夜雀食堂」のフォトスペース。ミスティアの女将バージョン「おかみすちー」に扮したコスプレイヤー,シイナさんが「お兄さんお兄さん! 蒲焼はいかがです?」とアピールしていた
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「マブラヴ」シリーズの敵キャラ,光線級のきぐるみ。コミケ会場ではおなじみらしい
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「ハピネットゲームフェス!」と言えば,ステージイベントも見どころだ。「ハピネット ゲームマラソン」では,YouTubeで大人気の
ガーリィレコードチャンネルが出演し,来場者を盛り上げた。
高井佳佑さんが持ちネタであるカイジ(実写映画の藤原竜也版)や範馬勇次郎(ピクル編の強化ガラス突破顔)のモノマネを披露する横で,フェニックスさんと太郎さんが「
Slave Zero X」「
SCHiM」など5本のゲームに挑戦。各タイトルのお題を達成できないと,高井さんには罰ゲームが待っている。
高井さんはハピネット側を「帝愛グループ」,MC担当のアメリカザリガニ平井善之さんを「トネガワ」と呼んでいた
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「Slave Zero X」プレイ中の一コマ。10コンボの達成が課題なのに,タメ技主体で戦う太郎さん。フェニックスさんも似たような感じで,お題を達成する気がなさすぎる
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「SCHiM」を普通に楽しんでいたフェニックスさん
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鉄骨渡りの電流……ではなく,低周波治療機の刺激を受けて倒れたカイジ。強度はソフトモードだったらしく,完全なるオーバーアクションだ
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ガーリィレコードチャンネルの動画の中でも,かなり再生数が多い「範馬勇次郎」ネタを再現。黒服の2人も笑いを堪えるのが大変そう
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地下1階では「
ダンジョンズ&ドラゴンズ」「
マジック・ザ・ギャザリング」など,アナログゲームの体験コーナーを展開していた。初めて遊ぶ様子の親子連れがスタッフのガイドを聞きながら楽しそうに20面ダイスを振ったり,カードをアンタップしてデッキからドローしたりと微笑ましい光景が見られた。
海外発祥のアナログゲームの中で気を吐いていた国産カードゲーム「うんこカレー」。Switch版も発売中
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ゲームのプラットフォームや販売形態が多様化し,Steamでの人気ぶりが家庭用ゲーム機のパッケージ販売につながるといった展開も多く見られるようになった。ローンチ以降にも作品をアピールできる,「ハピネットゲームフェス!」のようなイベントの意義は大きくなっていくはずだ。
何よりゲームファンにとって楽しいイベントであることは間違いなく,こうした機会があればぜひ足を運んでみてほしい。