業界動向
ソフトバンクモバイルやワイモバイルなど,ソフトバンクグループの通信会社4社が2015年4月に合併。「Y!Mobile」ブランドは存続へ
これまで4社は,ソフトバンクモバイルとワイモバイルがスマートフォンやフィーチャーフォンによる移動体通信サービス,ソフトバンクBBが「Yahoo!BB」ブランドによるインターネット接続サービス,そしてソフトバンクテレコムが固定電話やデータ通信サービスを提供するといった役割分担になっていた。
そんな4社が合併することにより,今後は,「各社が有する経営資源をさらに集約し、国内通信事業の競争力を一層強化」(プレスリリースより原文ママ)していけるようになるというのがソフトバンクの言い分である。簡単にいえば,重複する分野を抱える4社をまとめてしまうことで,無駄を省いて経営効率化を進めようということなのだろう。
とはいえ,イー・アクセスとウィルコムが合併して誕生したワイモバイルなどは,2014年6月1日に設立されたばかり(関連記事)だ。それなら最初からソフトバンクモバイルに吸収しておいてもよかったのではないかという気もする。
なお,4社が現在提供している各サービスのブランド名は維持されるとのこと。「Y!Mobile」ブランドも,少なくとも当面の間は存続するようだ。
合併に関するプレスリリース(PDFファイル)
ソフトバンク 公式Webサイト
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