毎年GDCが開催されるサンフランシスコの展示会場「Moscone Center」。GDCの垂れ幕や旗があちこちに飾られている
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北米時間2015年3月2日,米国サンフランシスコで世界最大のゲーム開発者会議「
Game Developers Conference 2015」(以下,GDC 2015)が開幕した。
GDCというイベントは,
毎年世界中からゲーム開発者が集い,
各社のタイトルで使われている技術や数年後に花開くであろう技術,
サービス運営上のノウハウ,
さらにゲームと社会の関わり方といった社会的な問題に至るまで,
さまざまなテーマで情報交換が行われる場となっている。「ゲーム開発者がいま何をしているか」をダイレクトに示す場ということもあって,
ゲーム業界の趨勢を占ううえでは,欠かせないイベントといえるだろう。
ここ数年はモバイル関係のセッションが増えていたのだが,それは2015年も変わらずといったところ。ただ,今年の傾向としては,
仮想現実(Virtual Reality,VR)関連のセッションが目に付くようになったことが挙げられるだろう。例年,この分野で頑張っている
Oculus VR以外からも,複数企業の担当者が,仮想現実関連のセッションで登壇する予定だ。
会場内にはMicrosoftによる大きな垂れ幕も。DirectX 12に関する具体的な情報も公開されるようで,同社の動きには再び注目が集まっている
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また,
DirectX 12についての具体的な情報も出てくる見込みである。かつてはゲーム業界の動向を左右していたものの,近年は話題の少なかったDirectXが再び大きく動き出す。その動向には要注目といえよう。
4Gamerは,今年も現地にて取材を行っているので,逐次,ゲーム業界の最新動向をお伝えしていきたいと思う。お楽しみに。