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[CJ2016]ChinaJoy会場で見つけた,いろいろやばそうなVRゲーム「Sword Art Online Voice 聖霊召喚」を紹介
ひと目で「権利関係は大丈夫か」と感じるゲームだが,タイトルは「Sword Art Online Voice 聖霊召喚」というらしい。
「同人精品遊戯」とあったので,アマチュア作品かと聞くと,通訳さんから「同人の意味は日本と同じです」と返ってきた。それで納得しかけたのだが,よくよく確認してみると,同人をオリジナルではないパクリとかオマージュとかアンソロジーとかの意味だと理解しているようだった。
「いやいやそれ同人の意味じゃないから」と突っ込まざるを得なかったりしたのだが,まあ展示してあったものはしょうがないので,話を聞いてみた。
本作は,HTC Viveに対応するVRゲームで,SAOのキャラクターがいるロビーのような空間と,ゲームの空間に分かれている。
ロビーではほかのキャラクターに触れたり,ミニゲームをプレイしたりといったことが可能で,そこから行き先を選んでゲームモードになると,ウェーブをなして迫りくる敵を打ち倒していく,一人称視点のアクションゲームになる。
ゲーム部分ではキャラクターがまったく出てこず(クリアすると出たりするのかもしれないが),現在使える武器は弓と杖の遠隔攻撃系のみと,少々寂しい感じだが,キャラクターや武器は今後増やしていく予定だそうだ。
せっかくなので,ムービーも掲載しておこう。これを見ると,ボス戦やロビーがMMOっぽくなっていることが分かる。
改めて,版権元の許可は取ったのかときちんと確認してみると,中国での版権管理者と交渉中とのことだった。作ってから聞きに行くあたりがずいぶん大らかな感じだが,日本では「無理そう」と思われるようなものでも,国単位で版権管理されている場合は少々事情が変わってきたりもするので,可能性がないというわけでもない。
この会社はSAOのキャラクターと魔法少女が戦うようなゲームも作っているとのことで,そういう複雑なものはさすがに厳しいだろうが,単体の版権だとさほど難しくない場合もあるのだ。ということで,本作が無事にリリースされることを祈りたい。
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