［JAEPO2020］実物のボールを発射してインベーダーを撃退せよ！「スペースインベーダー カウンターアタック」プレイレポート

「スペースインベーダー カウンターアタック」のプレイアブル筐体

　JAEPO2020のタイトーブースに，ちょっと変わったシューティングゲームが出展されている。そのタイトルは「スペースインベーダー カウンターアタック」。筐体に備え付けられた2丁のガンで，目の前の画面から攻めてくるインベーダー達を撃退するという，「Space Invaders FRENZY」にも似たタイトルだが，本作はガンから実物のボールが発射されるという，エレメカ的な要素が強い内容となっている。本稿ではそのプレイポートをお届けしていこう。

　筐体には2つのガンとその奥にゲーム画面，そして画面の下には4体の「メカインベーダー」が設置されている。
　ゲームは2人同時プレイが可能で，スタートすると画面に大小のインベーダー達やUFOが動き回り，プレイヤーはこれを撃って倒していく。ガンのトリガーを引くと，ボールがマシンガンのように撃ち出され，それが画面のインベーダーにヒットすると倒せるといった具合だ。弾数制限やリロードの要素はないので弾切れの心配がなく，弾幕を張るように撃ちまくれるのが気持ちいい。ただしレティクルは表示されないので，単独のインベーダーを倒すのにはちょっとコツがいるだろう。

2人でやれば火力が単純に2倍になるので，画面のインベーダーを倒すのが楽になる

筐体は透明のカバーとネットによって保護されているので，ボールが飛び出すことはない

赤いボールを高速で撃ち出すガン。銃口が光っているときに撃つことが可能だ

　ゲーム画面にはプレイヤー1人につき，2つのトーチカが設置されている。インベーダーに攻め込まれてこのトーチカが壊されてしまうとボールが撃てなくなり，新たなフェーズへと突入。画面に現れる巨大なUFOにエネルギーを充填されたメカインベーダーが手前へと迫ってくるのだ。
　このときにメカインベーダーをガンで撃ってうまく撃退できればステージクリアとなるが，もし一番手前まで攻め込まれてしまうとゲームオーバーになる。

トーチカ破壊時に迫ってくるメカインベーダー。集中して撃たないと撃退できない強敵だ

　ゲーム中にはアイテムも登場。撃つと爆風が広がりインベーダーを大量に破壊できる「ボム」や，トーチカのダメージを回復する「リペア」など5種類あるが，撃つタイミングや2人プレイ時にどちらが撃って取るかなど，ちょっとした戦略性が生まれるのも面白いところだ。

筐体の横には1978年当時のアップライト筐体をイメージしたイラストがある

インストラクションもちょっとレトロなテイストで楽しい

　現代の技術で設計された機械式のゲーム機であるエレメカと「スペースインベーダー」の融合が，新しくも懐かしいゲーム体験を実現させた。このJAEPO2020でも試遊できるので，会場に足を運ぶ予定の人は，ぜひその感触を楽しんでみてほしい。

「スペースインベーダー」公式サイト

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