スクウェア・エニックスHDの9月中間期は売上高43％増，経常利益96％増。2021年3月期第2四半期決算発表

　スクウェア・エニックス ホールディングスは本日（2020年11月6日），2021年3月期第2四半期の決算発表を行い，決算短信（リンク※PDF）および，決算説明会に関する資料（リンク※PDF）を公開した。

　2020年4月1日〜9月30日の連結業績は，売上高が1727億円（前年同期比43.0％増），営業利益が316億円（同98.9％増），経常利益が305億円（同95.6％増），親会社株主に帰属する四半期純利益が160億円（同46.3％増）で増収増益。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大の影響などから未定とされていた通期業績予想が公開されており，それによれば純利益は240億円（対前期増減率12.4％増）が見込まれている。

※以下，画像は決算説明会資料より


　主力のデジタルエンタテインメント事業に含まれるHDゲームカテゴリは，「FINAL FANTASY VII REMAKE」（PS4）や「Marvel's Avengers」（PC / PS4 / Xbox One）といった新作の投入，カタログタイトルのデジタル販売の増加などにより，前年同期比で増収となり，黒字転換したとのこと。
　MMOカテゴリは，前年同期に「ファイナルファンタジーXIV」（PC / PS4 / Mac）に向けた拡張パッケージの販売があったため前年同期比で減収となったが，同作の月額課金会員数が増加したため増益。
　スマートデバイス・PCブラウザゲーム等カテゴリは，「ドラゴンクエストウォーク」（iOS / Android）や「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」（iOS / Android），「ドラゴンクエストタクト」（iOS / Android）などの収益貢献により，前年同期比で増収増益となっている。

　アミューズメント事業は，COVID-19の防止対策として6月中旬まで店舗を臨時休業したことに伴い，既存店の売上高が前年比で大幅に減少したとのこと。前年同期比で大幅な減収，営業損失とされている。

　出版事業は「マンガUP！」や電子書籍などのデジタル販売が大幅に増加したほか，紙媒体の販売も好調となり，前年同期比で増収増益。
　ライツ・プロパティ等事業は有力IPの新規キャラクターグッズの投入などにより，前年同期比で増収増益となっている。

　決算の詳細や，剰余金の配当（中間配当）および配当予想に関する情報などについては，スクウェア・エニックス ホールディングスIRコーナーの資料で確認してほしい。

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