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スクウェア・エニックスHD,2023年3月期 第2四半期の連結決算を公開。営業利益10%減は,新作タイトルによる収益減少が影響
決算短信によると,2023年3月期 第2四半期連結累計期間(2022年4月1日〜9月30日)は,売上高が1633億円(前年同期比3.3%減),営業利益が260億円(同10.6%減)一方で経常利益は451億円(同43.4%増),親会社株主に帰属する四半期純利益は394億円(同71.7%増)となっている。
各セグメントごとの業績だが,主力となるデジタルエンタテインメント事業の売上高は1171億5600万円(前年比9.5%減)となり,営業利益は245億9600万円(前年比16.6%減)となった。「ライブアライブ」や「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」などの発売があったものの,「OUTRIDERS」「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を発売した前年と比較して,新作タイトルによる収益が減少したことにより,前年同期比で減収となった。MMOにおいては,「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が増加したことにより,前年同期比で増収となっている。
スマートデバイス・PCブラウザのコンテンツでは,8月にサービスを開始した「鋼の錬金術師 MOBILE」が好調な滑り出しを切ったが,同コンテンツ全体では前年同期比で減収となっている。
アミューズメント事業においては,既存店売上高が前年を大幅に上回ったことを受け,前年同期比で増収増益となった。
このほか,出版事業は「その着せ替え人形は恋をする」の大ヒットによりコミック単行本の売上が好調に推移し,デジタル販売及び紙媒体の販売が増加したことから,前年同期比で増収増益に。ライツ・プロパティ等事業は,増収増益に。ライツ・プロパティ等事業は,有力IPにかかる新規キャラクターグッズなどの販売が好調であったものの,商品別の売上構成比が変化したことにより,前年同期比で増収減益となった。
「スクウェア・エニックス・ホールディングス」公式サイト
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