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“互換機”をカタログ化したWebサイト「Unauthorizon」が公開に。全世界9000種類以上のマシンが大集結
Unauthorizonは,1200以上のサプライヤーおよびメーカーによる,9000種類以上におよぶ家庭用ゲーム機の互換機を掲載したデータベースだ。例えば本日の4Gamerでもコロンバスサークルの「16ビットコンパクト MD HD」(関連記事)を取り上げていたりするが,古今東西のそういったマシンが集められている。
なお,セレクションは「非公認の互換機(ハードウェア)」に特化したものであり,シャープの「SF1」やアイワの「CSD-GM1」といった公式ライセンスのもとで作られた互換機や,サイバーガジェットの「レトロフリーク」やHyperkinの「RetroN 5」といった不特定多数の機種をエミュレータで再現するものは対象外となっている。
掲載数が膨大なだけでなく検索機能も充実しており,互換プラットフォームや販売地域はもちろん,「何のゲーム機を模した形状か」や「どんなCPUを搭載しているか」などでも絞り込みが可能だ。
これらの互換機のうち,とくに古いものは法的なハードルを無視して作られた明白な海賊版だったりもするのだが,ソビエト連邦の「Dendy」や台湾の「小天才」のように,世界的なゲームの歴史を読み解くときに重要なファクタとなるものも存在する。ゲームの歴史に興味がある人は,こういったオフィシャルでは言及されることのないゲーム機について知ることで,得られるものがあるだろう。
Unauthorizonの運営には最低でも月に60ドルを必要としており,Patreonでの寄付(月額5ドル)を募っている。Patreonのサポーターは,特別な有料記事を読むことができる。
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— hally (VORC) (@hallyvorc) May 19, 2023
「Unauthorizon」(日本語版)公式サイト
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