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NASAがTRPG用のオリジナルシナリオ「The Lost Universe」を公開。異世界に召喚されたハッブル宇宙望遠鏡をめぐる冒険を楽しめる
Calling all adventurers! ??
— NASA (@NASA) March 4, 2024
NASA’s first tabletop role-playing campaign is ready for download! In “The Lost Universe,” @NASAHubble has disappeared from Earth’s timeline. Embark with your party to restore what was lost: https://t.co/3SakbgeQbF pic.twitter.com/wnDptZXi3Q
The Lost Universeは,魔法と科学の両面が発達した異世界の自由浮遊惑星「Exlaris」を舞台にしたTRPG用シナリオだ。
かつてのExlarisはハビタブルゾーンに存在し,豊かな生態系を形作っていた。しかし,ブラックホールの接近によって軌道が変化し,環境が激変してしまう。
それでも,魔法使いたちは総力を結集して“本来の惑星環境”を模倣するシールドを作り上げ,環境を維持していた。シールドは「Vacuum energy」(真空エネルギー)によって作られたが,研究はまだ途上にあった。その過程で,魔法使いたちは異世界(プレイヤーにとっての現実世界)でダークエネルギーやブラックホールの観測を行うオブジェクト「ハッブル宇宙望遠鏡」の存在を知ることになる。
当初は観測データをコピーして利用していたが,ある魔法使いがハッブル宇宙望遠鏡と科学者たちを,地球からExlarisへと召喚してしまう。プレイヤーは地球から呼び寄せられた人間の1人となり,Exlarisでの冒険に旅立っていく。
収録されているアドベンチャーは全2編(レベル7〜10のキャラクター4〜7人向け)で,いずれも3〜4時間程度で攻略可能な内容とのことだ。特定のシステムに依存する内容ではなく,好みのシステムに合わせて改変できる形式になっているという。
全編英語で分量もかなりのもの,かつ科学知識も求められるヘビーな内容だが,それだけに深く“刺さる”人もいそうな内容だ。興味を持った人は,NASAの告知ページからデータをダウンロードしてみよう。
アメリカ航空宇宙局(NASA)
「The Lost Universe」配布ページ
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