業界動向
GENDAとブシロードが業務提携契約を締結。人気IPの活用により,アミューズメント事業を中心に連携を強化
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GENDAは,アミューズメント施設「GiGO」をはじめ,カラオケチェーン「カラオケBanBan」,フォトスタジオ「スタジオキャラット」など,合計約1100店舗を展開するほか,30台以下のゲーム機を設置する小型ゲームコーナー(ミニロケ)を約1万4000か所で運営するエンターテインメント企業だ。
ブシロードは,「ヴァイスシュヴァルツ」などのトレーディングカードゲームの制作・販売を手がける総合エンターテインメント企業。グループ内で原作IPの素案づくりを行うだけでなく,マンガやアニメ,グッズ,ゲームなどのメディアミックスを推進し,イベントやSNSなどによるグループ横断のプロモーションにより,IPの認知拡大を図る「IPディベロッパー戦略」を掲げている。
これまでGiGOは,海外で開催されたBushiroad EXPOのブース出展を行い,海外における両社の認知獲得を図ってきた。また,アミューズメント事業やキャラクターMD事業において,ブシロードIPとコラボレーションした限定プライズの提供,コラボカフェの実施,トレーディングカードゲームショップの展開などを通じて,IPの認知拡大とファンの体験価値向上に取り組んでいる。
本業務提携では,GENDAが有するアミューズメント施設のノウハウと,ブシロードのIPを活用し,グローバル市場での事業展開の強化や,コラボレーションの深化による体験価値の向上を目指す。
今後は,北米・欧州・アジアで展開するGENDAのプラットフォームにおいて,ブシロードIPのグッズ展開やリアルイベント,キャンペーンを実施し,さらなる認知獲得と海外における体験価値の向上を図っていく。
また,既存の施策に加えて,カラオケ事業やフード&ビバレッジ事業など,GENDAが展開する多様な事業と横断的に連携し,ブシロードIPを活用した体験創出の機会を広げていくという。
新規IPおよび既存IPのメディアミックス展開においては,GENDAがリアルでの体験展開およびプロモーションを担うとしている。
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