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[TGS2005#38]「ラグナロクオンライン」ほか,ガンホー各タイトルのアップデート予定
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印刷2005/09/18 07:47

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[TGS2005#38]「ラグナロクオンライン」ほか,ガンホー各タイトルのアップデート予定

■Episode 5.0の後にはPvPサーバーが待つラグナロクオンライン

 「ヨーグルティング」「エミル・クロニクル・オンライン」に引き続いて,ガンホー・オンライン・エンターテイメントの既存作品「ラグナロクオンライン」「A3」「TANTRA」「ポトリス」「サバイバルプロジェクト」のアップデート予定をお伝えする。

 まずはラグナロクオンラインから。2005年8月21日に開催された「RAGNAROK ONLINE Japan Championship」(RJC 2005。記事は「こちら」)でアナウンスされたように,Episode 5.0で,製鉄の街アインブロックを含む,ドイツをモデルにした"シュバルツバルド共和国"のマップが拡張される。
 今回の発表で,正式なエピソード名「Episode5.0:The Republic of Schwarzwald 〜シュバルツバルド共和国〜」が示され,2005年10月18日の定期メンテナンス後に実装と明言された。
 Episode5.0で追加されるのは,鉱脈の中心に位置する採鉱の村「アインベフ」と,製鉄の街「アインブロック」。両者を中心に周辺フィールドも整備される。

 また,アルデバランの衛星都市「ルイーナ」には,「アルデバランターボトラック」と呼ばれるレースゲーム場が設置される。プレイヤーは1,4,8,16名単位でレースに参加でき,クリアタイムやレースの順位に応じて「ターボトラックポイント」というポイントが付与される。
 このポイントは,一定レベルまで貯めることで景品と交換でき,さらにイズルートのアリーナでもらえる「アリーナポイント」との等価交換も可能となっている。
 なおRJC 2005のときにアナウンスされた,「ゲフェニア」マップの完全実装や,新しいカードの追加も同時に行われる予定だ。

 以上のアップデートに続いて,11月にはワールドの追加も予定されている。新ワールド「Urdr」(ウルド)の特徴は,通常マップでPvP戦闘が楽しめること。街およびその周辺以外,つまり通常のフィールドやダンジョンなどで,対人戦闘が可能なのだ。
 PvPのイベントであるRJC 2005で,このアップデートに関する言及がなかったのは考えてみれば不思議な話だが,ゲームを盛り上げる要素としてPvPが脚光を浴びつつあるのは納得できるところ。"競技性"を楽しむ場としての活用が期待される。



■ついにR-18タイトルでなくなる,A3

 さて,続いて「A3」だが,最も大きな話題はこの3連休明けの9月20日に,「R-18」(18歳以上指定)タイトルでなくなることだ。この1年半でゲームの世界観が確立され,揺るぎないものとなったので,新たに門戸を広げる決断を下したという。
 そして10月中旬からは,A3のアトラクションIDを取得すると,新たに7日間のアトラクション利用権が付くようになる。これは「A3 NEW ACCOUNTチケット」との併用も可能だ。

 A3のアップデートは,2005年11月から順次適用されていく。まず11月の時点で導入されるのは「傭兵システム」だ。戦士,魔法師,聖騎士,アーチャーと,4種類のタイプが用意され,3種類の命令を与えられる。また,戦闘を通じて傭兵も成長していくのがポイントといえる。
 翌12月にはスペシャルクエスト「レディアンストーリー」が追加される。盲目の魔法師にしてA3のヒロインたるレディアンには,悲しくも凄まじい過去がある。彼女の過去を紐解いていくのがこのクエストで,スペシャルスクロールを取得したプレイヤーのみ挑戦できる。
 明けて2006年の初頭には,新エピソード「Part III 〜A Prelude Of The Revolution 〜」が導入される。舞台となるヘイゼンド地方は,ヘイ(精霊)が住む緑豊かな土地で,人間もかつてこの楽園に住んでいたが,神との戦いに敗れることで苦難の地エゴニルに封印されたという経緯がある。そこで革命の機運が兆すというエピソードの設定は,まことに本作らしく寓意性に満ちている。
 その後2006年春には,ネビア谷血戦に続く「全面戦争」が実装される。レベル100以上のプレイヤーキャラクターが参加可能で,特別マップで拠点を奪い合うという内容になる。

 また,アップデートではないが,A3では2005年10月15日にプレミアムサービス1周年を迎えることを記念し,以下のようなイベントが予定されている。

 クラス別最強決定トーナメント
 24時間ウンズ獲得アップ
 24時間獲得経験値アップ
 一周年記念騎士団トーナメント
 ネットカフェでもイベントを開催!?
 A3 セカンドヴァージンキット発売

 それぞれの詳細は未定ながら,2005年10月中旬から順次実施されていくという。クライアントCD-ROMと30日間無料プレイ権をメインにしたパッケージ「A3 セカンドヴァージンキット」はまことに奮ったネーミングだが,R-18でなく一般向けの作品として再出発するタイミングは,まさに"セカンドヴァージン"なのかもしれない。今後の飛躍に期待したい。



■11〜12月に日本風マップが導入されるTANTRA

 「TANTRA」のアップデートにおけるトピックは,何といっても2005年11〜12月に導入される日本風マップ「Kathana III」だろう。水田が広がり,小川が流れ,桜が咲き乱れる日本的な風景が特徴の新マップだが,景色とNPCが日本風なら,マーラ(モンスター)にも日本の妖怪風のものが加わる。河童らしきものや,刀を持った落ち武者風のものなど,アレンジの微妙さも含めてなかなか個性的な敵に出会えるようだ。

 そうした外見要素のみならず,Kathana IIIはいくつかの特徴的なシステムを併せ持つ。例えば攻城戦。Kathana IIIにそびえる城を奪い合うものだが,城を手にしたアシュラム(ギルド)は,城下町からの税収を手中に収められる。
 ギャンブルシステムも,Kathana IIIで初めて導入される遊び要素だ。中身は双六のような遊戯となっており,キャラクターのレベルに関係なく誰でも参加できる。また,プレイヤー同士でルピア(ゲーム内通貨)を賭けて戦えるのも面白い点だ。
 またこれはとくに日本モチーフではないが,新マップの追加に伴い,レベル70台後半〜80台向けの新しい武器/防具も追加される。

 Kathana IIIの導入に先立って,9〜10月に予定されているのが「主神スキル」の導入だ。これは,主神貢献値に応じて上下する階級制度である「カースト」によって決まる,特殊なスキル。足が速くなる,武具の効果が強くなるなど,効果はさまざまである。
 このほか,TANTRAオリジナルアクセサリの発売や,以前「こちら」で紹介して以来話題の途絶えていた「TANTRAカレー」が,この冬発売の見通しであることなど,周辺の話題についても新情報が伝えられた。
 インドに発して中国マップを実装,ついに日本マップまでと,まさに"オリエンタル"なモチーフで発展を遂げつつあるTANTRA。次なる情報の多くが,4月のプレスカンファレンスでの発表を追う内容に留まったのはやや残念だが,次の一手に期待したい。



 「ポトリス」および「サバイバルプロジェクト」から成るOAG(オンラインアクションゲーム)については,ゲーム概要の説明と,すでにアナウンス済みの情報が大半を占めた。新情報としては,ポトリスでは直近の9月29日に実装される日本の秋の田園風景をイメージしたステージ「The Island」が,サバイバルプロジェクトでは時期未定ながら今後導入が予定される「王座防衛戦」が注目されるところだろう。

 タイトルごとに,アップデート要素を中心に情報をお伝えしたが,ガンホーブースではイベントの合間に女性ダンサー達が賑やかなパフォーマンスを見せ,試遊スペースや対戦ステージも賑わっていた。PCゲーム関連の出展がやや寂しい2005年の東京ゲームショウで,異彩を放つ存在といえよう。(Guevarista)


  • 関連タイトル:

    ラグナロクオンライン

  • 関連タイトル:

    A3

  • 関連タイトル:

    TANTRA

  • 関連タイトル:

    ポトリス−Fortress−

  • 関連タイトル:

    サバイバルプロジェクト

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