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「リネージュ2 アップデートオフラインイベント In Ginza」レポート。初のワールドレイド「エティスバンエティナ討伐戦」に,会場は大盛り上がり
「リネージュ2 ライブサービス〜Epic Tale of Aden〜」公式サイト
このイベントは,10月18日に行われた大規模アップデート「GATHERING OF WORLD HEROES(ライブサービス)」および「THE AGE OF DRAGON ANTARAS(クラシックサービス)」を記念したもので,台風も迫るなか,100名以上の熱心なファンが会場に詰めかけた。本稿ではイベント中に発表された今後のアップデート計画を中心に,会場の様子をレポートする。
ライブサービスとクラシックサービス,それぞれの次期アップデート内容が初公開
まず,「リネージュ2カンファレンス」のコーナーで新井氏から公開された,次期アップデート情報から紹介しよう。
最初はライブサービスの次期アップデート内容から。セブンサインエピソードをより深く知ることができる,「リオナエピソードクエスト」の実装が発表となった。このクエストをすべてクリアすると,ある装備を強化できる特別なアイテムが手に入るとのことだ。
次に発表されたのは,新狩り場となる「アスタチン精製所」の実装だ。レベル103〜110キャラクターのソロ向け狩り場で,アスタチンの監視者が管理する3つの狩り場と,ソロ専用のレイドが侵攻するボスエリアの2エリアに分かれているとのこと。この狩り場でモンスターを倒すと,一定確率で生成されるアスタチンエネルギーにより,レイドボスと戦うことが可能になるという。
さらに1パーティでヘリオスに挑める「ヘリオス インスタントダンジョン」も実装となる。参加レベルはレベル103以上で,5〜7人パーティでチャレンジが可能。討伐に成功すると,新アイテムを強化できる特殊アイテムがドロップすることもあるそうだ。
以上がライブサービスのアップデート情報だが,残念ながら実装時期は未定とのこと。最後にお礼のスライドが表示されたが,新井氏によると,このスライドにも何か秘密があるらしい。キーワードは「海」とのことだが,スライドからは椰子の木のようなものが生えた海岸沿いのフィールドであることぐらいしか読みとれない。セブンサインエピソードの次のステップにつながる場所だそうなので,調べてみるのも面白いかもしれない。
続いて,クラシックサービスのアップデート情報として,「属性システム」の導入が明らかにされた。これは3次転職を行ったキャラクターのみ,アガシオンの取得が可能になるというもの。火,水,風,大地の属性狩り場としてリニューアルされたエリアで狩りを行うことで,精霊のレベルを上げ能力値をアップできる。精霊がレベル10になると,進化することも可能だそうだ。
さらに「King of the Spirit」という,四大精霊王のインスタントダンジョンが実装となる。これはクラシックサービス独自のコンテンツで,レベル76以上で3パーティー以上の連合で入場できるという。精霊王を10回撃破すると,各精霊王のアガシオン製作素材が入手できるらしい。
クラシックサービスの次期アップデートも実装時期は未定とのこと。新井氏は韓国でのアップデートから,あまり間を置かずに実装したいと発表をまとめた。
カンファレンスに続いては,事前にプレイヤーから寄せられていた質問に,新井氏が口頭で答えるコーナーに。
「ライブサービスのサーバー統合」についての質問に対して新井氏は,「何かしらの対応を行わなくてはならないと運営チーム,開発チームは考えているが,今,何を行うかということは明らかにできない」と,やや歯切れの悪い回答を返していた。そして「プレイヤーさん達が望むことは,自分が実現しなくてはならないことだ」とし,「全力で取り組んでいく。サーバー統合については,プレイヤー側と同じ認識を抱いている」と言葉を続けた。
「ソウルショット/スピリットショット/フィッシングショットの詰まり(一部の消費アイテムの使用によるゲーム内動作の一時的な遅延)」については,「ある程度の調整が実現できたので,今回のアップデートで改善の告知を出しました。長い間,とくにクラシックサービスのプレイヤーさんにご迷惑をおかけしたことをお詫びします」と述べ,コーナーを締めくくった。
阿鼻叫喚の大地獄? 120人のプレイヤーが挑んだ「エティスバンエティナ討伐戦」の結果は
今回のオフラインイベントでは,事前抽選に当選したオンラインのプレイヤー100名と,イベント会場の20名による総勢120名による「エティスバンエティナ討伐戦」が行われた。この討伐戦は,10月18日に実装されたコンテンツで,エティナ大神殿にいるエティスバンエティナを撃破するというワールドレイドだ。今回はオフラインイベント用の特別仕様で,戦闘時間は30分という制限もあったが,日本で初めてのエティスバンエティナ討伐戦となった。
スペシャルゲストのモモコさんを連合主として120人の連合を組んだプレイヤー達は,エティナ神殿内部に突入し,決戦の火ぶたを切る。神殿内にはエティスバンエティナ1人のみで,また120人の大所帯とあってか,少しゆるい雰囲気のなかエティスバンエティナに攻撃を叩き込んでいく。
しかし,開始2分後に神殿は地獄となった。神殿内部の四方から,複数の取り巻きモンスターが出現したのだ。取り巻きとはいうものの,通常のレイドボスクラスの強さを持つモンスターの出現に,対応が間に合わずバタバタと多くのプレイヤーが倒れていく。
この様子を見た新井氏は,「死にましたねぇ。楽しいっすねー!」と満面の笑みで実況し,会場の笑いを誘った。プレイヤーがバタバタ死ぬ様を見て,これだからコンテンツの作りがいがあると話しつつ,この取り巻きモンスターの対処がクリアのコツだとコメント。これらのモンスターは約2分ごとに出現するらしい。
このあと,バグでエティスバンエティナが消えてしまったので,改めて討滅戦がスタートした。何度か壊滅しかけるものの,終盤にはエティスバンエティナと取り巻きモンスターを担当するパーティーの役割分担が何となく決まり,取り返しが着かないほどの非常事態にはならず,レイド戦らしくなっていく。しかし,ここで残念ながらタイムオーバー。討滅失敗という結果となってしまった。
さて討伐報酬だが,今回の挑戦では50%どころか,実のところ数%ほどしか削ることができていなかった。だが新井氏は,今後のプレイヤーへの期待を込めて,会場報酬は討伐達成時と同じガチャ3回,視聴者報酬は掲載されているものすべてを贈るとし,会場からは大きな拍手が上がった。
現在,このエティスバンエティナを最速で討伐するイベントが実施中だ。最も早く討伐に成功した連合主には,新規衣装加工石がプレゼントされる。ただし,連合主へのインタビューが条件になるとのこと。最速討伐の名誉を懸けて,チャレンジしてもらいたい。
最後に新井氏は,今日は女性に囲まれて嬉しかったと笑いながら話しつつ「これからもリネージュ2をしっかりと運営していきます。いろいろなご質問やご要望も寄せられていて,すべてがすべて実現できるわけではありませんが,なるべく実現できるよう努力していきます。引き続き,皆さんが楽しんでいただけるようなコンテンツ開発を行っていきますので,これからもリネージュ2を楽しんでください」と述べて,イベントを締めくくった。
なおイベントの様子は,エヌ・シー・ジャパンの公式YouTubeチャンネルにて生配信が行われ,現在も同チャンネルにアーカイブが残されている。より詳しい内容を知りたいファンは,ぜひこちらもチェックしてみよう。
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