メディアクエストは，「インダストリージャイアントII 日本語版」の拡張パック「インダストリージャイアントII 日本語版 〜未来産業革命〜」（4800円）と，本体ソフトとセットになった「インダストリージャイアントII 限定パック」（9800円）を，2003年11月14日に発売すると発表した。また同じく11月14日に，本体ソフト「インダストリージャイアントII 日本語版」も6800円に値下げして（以前は8980円）再発売するとの発表もあった。

　インダストリージャイアントIIは，元々19〜20世紀のアメリカを舞台とした経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは"アメリカンドリーム"を胸に抱いた一人の事業家となり，販売する商品の原材料の確保から，加工や流通，販売，在庫管理といったことまで行いながら，どんどん企業規模を拡大していくのである。
　この拡張パックを導入すると，舞台がさらに21世紀まで広がる。といっても，現在（2003年）までだけ追加されてもあまり意味がない。本作ではなんと2100年までが描かれていて，近未来的な商品を操って，現代人（＆ちょっぴり未来人）のニーズに応えていく必要があるのだ。
　また三つのキャンペーン（20ミッション），30種類のマップ，新輸送手段，新製品（56種類）が追加される。

　元々がかなり現実を意識したシミュレーションゲームだっただけに，未来を扱うにしてもはるか遠くではなく，現代の延長線上であるのが嬉しい。登場する商品も，まだ現代では発売されていない次世代ゲーム機だったりして，SF的な要素を嫌がるプレイヤーでも納得のいくレベルだろう。（Iwahama）

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