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AOUアミューズメントEXPOで“ナムコ・スペースオペラ”を題材にしたRTS「NEW SPACE ORDER」が展示,ただし……
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印刷2007/02/19 22:46

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AOUアミューズメントEXPOで“ナムコ・スペースオペラ”を題材にしたRTS「NEW SPACE ORDER」が展示,ただし……

 2月16日/17日に幕張メッセで開催された「AOU2007アミューズメント・エキスポ」(以下,AOU2007)。業務用のアミューズメント機器にフォーカスしたイベントのため,PCゲーム関連の情報はほとんどないに等しい。しかし,バンダイナムコゲームスのブースでは,“ナムコ”のSF RTS「NEW SPACE ORDER」(以下,NSO)がプレイアブル展示されていた。

 もったいぶってもしかたがないので,結論から言うと,NSOはアーケードゲームとして展示されていた。PCをプラットフォームに開発されていた本作が,家庭用ゲーム機ならともかく,アーケードゲームとして登場するというのは,正直意外だ。
 ちなみに,現存するナムコは,エンターテインメント施設関連事業を引き継いでおり,アミューズメントスポットのほか,インターネット空間「知・好・楽」(ちこうらく)などを運営している。そういった視点から見ると,アーケードゲームであるNSOは,ある意味ナムコの純血を保って登場したタイトルともいえるだろう(展示ブースはバンダイナムコゲームスだが)。
 AOU2007のバンダイナムコブースでは,「カウンターストライク ネオ」の筐体を流用したデモ機が展示されていた。ブースにいたスタッフによれば,最大8人での対戦が可能とのこと。

 そこで気になるのは,PCゲームのしかもRTSをアーケードゲーム化したときに,いったいどういう操作になるのかといったところだ。そこで,早速アーケード版のNSOを(デモ機)で体験してみた。



 デモ機で用意されていたゲームモードは,「初心者向けトレーニングモード」「初級者向けCPU対戦」「中上級者向けCPU対戦」の3種類。トレーニングモードは,いわゆるチュートリアルで,ゲーム操作の基本を覚えるためのモード。ゲームを進める手順に沿って,実際にユニットを操作しながら説明されるため,RTS未経験者でも1,2回プレイすれば基本ルールを覚えられるだろう。
 操作については,基本的にキーボードとマウスでプレイする,PCと同じスタイルとなる。デモ機では,マウス操作オンリーでプレイできることを前面に出したのか,一切キーボードショートカットに関する説明はなく,トレーニングモードでも触れられなかった。
 ただ,スタッフに聞いたところ,キーボードショートカットに対応し,カスタマイズさせたキーバインドをICカードに記憶させることも可能ということだ。なお,ICカードには勝敗数やそれに応じた階級も記録される。このあたりは,カウンターストライク ネオと同様のシステムをとっているようである。



 ゲームの基本ルールについては,ほかのプレイヤー(すべて)の母星を陥落させれば勝ち,自分の母星が陥落したら負け,という単純明快なもの。ゲームシステムとしては,資源を集めてユニットを生産し敵と戦うという,オーソドックスなRTSのスタイルを踏襲している。
 本作に用意されている勢力は,民主連邦(連邦宇宙軍),軍事帝国,神聖帝国などを含んだ全4勢力。各勢力はそれぞれ「少数精鋭主義」「廉価ユニット大量主義」というように特徴分けがなされており,各勢力の特徴によって戦略/戦術が変わってくる。なお,本作に登場するユニットは総計で200種類以上で,中には惑星を破壊してしまうような決戦兵器も存在する。

 本作の特徴としては,まず“スターラインシステム”が挙げられる。これは,拠点となる母星と,移民船で自分の領地とした惑星を“スターライン”で結ぶことで,資源の共有ができるようになるというもの。いわゆる内政を惑星単位で管理するという形で簡略化しており,細かいユニットマネジメントを必要としない。
 また,ゲームを進めると,ワープシステムを開発できるようになり,船団をマップの別の場所に瞬間移動させられるようになる。いわゆる“足の遅い”ユニットを,素早く移動させることができるわけだ。
なお,これらの要素については,2004年の記事と古めで恐縮だが,「こちら」の紹介記事や[TGS2004#18]の記事,開発者インタビューなどに詳しい。本作を初めて知って興味を持ったという人は,ぜひそちらも参照してほしい。
 そのほか,ユニットに「方向」の概念があり,側面や背面から攻撃を受けると,正面から攻撃されたときよりも大ダメージを受ける。ユニット間には相性があり,戦艦は護衛艦に,護衛艦は戦宙艦に,戦宙艦は戦艦に強い,というじゃんけん的な要素なども持っている。



 さて,NSOをプレイして気になったのは,その時間の長さだ。トレーニングモードと初心者向けCPU対戦をプレイしたところ,それぞれ1プレイに30分弱かかった。RTSとしてはともかく,アーケードゲームとしては,回転率の悪さが気になるところだ。ブースのスタッフに聞いたところ,1回のプレイ時間を15分から20分程度に見込んでいるという。RTSでの対戦では,膠着状態になってしまうなんてことも考えられるが,それについては,1プレイに制限時間を設定することで対応しているとのこと。

 なお本作は,現時点ではアーケードのみで登場予定とのこと(稼働時期は未定)。PCゲーマーとしては,やはり開発当初のプラットフォームであるPCでの登場を期待したいところだが,PC版に関して残念ながら話を聞くことができなかった。
 本作を楽しみにしていた人は,実際にNSOをプレイできるよう,最寄りのゲームセンターに導入されることを期待しよう。(oNo)

  • 関連タイトル:

    NEW SPACE ORDER

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