RJC2007 「ラグナロクオンライン」カンファレンスその3：ROと連動したケータイゲームサイト「ROGAMES」

　「ラグナロクオンライン」（以下適宜RO）カンファレンスの発表内容で最後にお届けするのは，ジー・モードの，「ラグナロクオンライン」をフィーチャーしたケータイゲームサイト「ROGAMES」だ。6月4日にi-mode版がサービスを開始するほか，ソフトバンク モバイル，auでもサービス予定という。なお，オープン時点で用意されるゲームは以下のとおり。

■「カプラクエスト」（PC連動型RPG）
■「コモドカジノ」(ポーカー/ブラックジャックゲーム)
■「ラグナロクオンライン麻雀」（ミニゲーム）
■「モンスターバキューン！」（ミニゲーム）

　カプラクエストは，RO世界でおなじみの「カプラ職員」をフィーチャーしたRPGで，新人カプラ職員となって，各地の先輩職員に指導してもらいながら，一人前になるというもの。RO本編では語られることのなかったストーリーが展開され，カプラ職員の秘密など，ゲームの世界観に関する理解を，より深められるとのこと。
　クエストをくれる先輩職員は総勢6名。戦闘シーンはサイドビューで，システムはターン制だ。RO本編に登場するもののなかから約150種類のモンスター，40種類以上のダンジョンをフィーチャーしており，謎解き要素を含んだインスタンスダンジョンもあるという。



　コモドカジノは，RO本編で出てくるコモド島のカジノを題材としており，カプラ職員がディーラーを務めるカジノで，「カリビアン・スタッド」式のポーカーと，ブラックジャックが楽しめる。



　ラグナロクオンライン麻雀は，全12種類，それぞれに強さや打ち方が異なるRO世界のモンスターと，麻雀ができるというもの。また，モンスターバキューン！は，現れたRO世界のモンスターを銃で仕留めて，得点を競うほか，仕留めたモンスターをコレクションできるアクションゲーム。条件を充たさないと現れないレアモンスターがいるほか，その日の最初のプレイで運勢を占う機能も付いている。

「ROGAMES」のコンセプト説明の様子

　「ミニゲーム」でない前二者については，RO本編との連動要素も用意されているのが，見逃せないところだ。例えばコモドカジノで稼いだチップは「メダル」に交換でき，そのメダルは待ち受け画面や着メロなどのほか，RO本編のアイテムチケットIDにも交換できる。
　さらにカプラクエストはより密接に結びついており，プレイを通じてメダルが手に入るだけでなく，ゲームをクリアすることなどを通して，直接にアイテムチケットIDが手に入る。
　これらゲームサービスの開始とともに，メダルをアイテムに交換する「メダル交換所」が開設されるのは必然だが，それに加えて「ROポイント」で回せる「ラグガチャ」も設置されるという。

カプラクエストで手に入る，本編で使用可能なアイテム「プリンセスナイフ」

　対応機種はFOMA900i/703iシリーズ以降，F702iD（N900iL，N902iLを除く），課金月額は税込み315円（追加課金コース 525円，315円，105円），アクセス方法は「iMENU」→「メニュー/検索」→「ゲーム」→「アーケード・PC連動」→「ラグナロクオンラインGAMES」だ。
　スピンアウトというよりは，作品を超えて生きるキャラクター性と，そこで広がる新しい表現という，サブカル評論を地で行くような展開が実に興味深いこのサービス，ROのファンならぜひ注目しておくべきだろう。（Text by Guevarista，Photo by 石塚一則）

同じく左上から，「カプラのヘアバンド」「タイガーマスク」「セール表示板」「カプラリング」「カプラの月給明細書」「羊帽子」