韓国では,MMORPG
「RAGNAROK Online 2」(以下,RO2)のリニューアル版となる
「RAGNAROK Online 2: Legend of the Second」の
第1次クローズドβテストが,本日(8月31日)から9月6日まで実施される予定だ。
本作の開発元であるGravityが,同テストで公開される内容を明らかにしたので紹介しよう。
今回のテストは,サーバーへの負荷や,OS/ハードウェア別の動作の検証を目的とするものだ。テストは,期間中の18:00〜22:00に実施され,9月1日と4日には,19:00〜21:00に集中的なサーバー負荷検証が行われる予定となっている。
以前お伝えしたように,本作では,前作
「RAGNAROK Online」(邦題 ラグナロクオンライン。以下,RO)の世界観やゲームシステムを継承しつつ,新要素を盛り込んで発展させるという方向で開発が進められている。
今回のテストでは,
「デュアルライフシステム」(
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「織り/染色システム」「才能システム」「採取/生産システム」といった要素が体験可能だ。
Gravityが公開した資料を基にした情報を下に引用するので,参考にしてほしい。
ROの“その後”の物語が描かれる
本作の冒険は,ミョルニル山脈地域にあるアルミン村とノルミン村からスタート。クエストを通じて採集や戦闘といった要素を体験したあと,ゲームが本格的に展開していく。
RO2は,ROのほのぼのとした世界を継承し,発展させている。第1次クローズドβテストには,ミョルニル山脈のほか,プローンテラ,イズルードの丘などが登場。前作から長い時を経て,それらの地域がどのように変化していったかが描かれている。
クエストを通じ,キャラクターが成長していくとともに,ストーリー上の重要な事件に遭遇する。今回のテストでは,狩りやアイテム入手をはじめ,素材採取,特殊任務といった基本的なクエストが体験できる。また今後,護衛などの高難度クエストが追加される予定だ。
また今回のテストには,「ポリン」「ルナティック」「ロッカー」といったモンスターや,人気NPCなども登場する。
RO2は前作同様,暖かい雰囲気の世界観をベースとする |
さまざまなクエストを通じ,キャラクターの成長やゲームの物語が描かれる |
5種のキャラクターをレベル30まで育成可能
RO2の職業システムでは,ジョブごとの個性やキャラクター性を際立たせるため,さまざまな種類のジョブが用意されている。
1次職は「ソードマン」「マジシャン」「アコライト」「アーチャー」「シーフ」の5種類。レベル20に到達したら,プローンテラ王城の騎士団長から転職クエストを請け負い,クリアすることで転職できる。
職業選択時に,キャラクターの目,鼻,口,耳,髪型などをカスタマイズ可能
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■ソードマン
接近戦に強い「ナイト」,または攻撃力が高い「ウォリアー」に転職可能
■マジシャン
魔力の源泉であるルーンを扱う「ウィザード」,または魔力供給の遮断/魔力の流れの円滑化が行える「ソーサラー」に転職可能
■アコライト
けが人を回復させる能力に長けた「プリースト」,またはより攻撃的な「モンク」に転職可能
■アーチャー
弓術に優れた「レンジャー」,またはトラップなどの戦闘補助スキルを用いる「ハンター」に転職可能
■シーフ
俊敏な動作や高度な技を備える「ローグ」,または高い忍耐力と敏捷性が特徴の「アサシン」に転職可能
第1次クローズドβテストでは,2次職まで育成可能(キャラクターレベルは30まで)。なお,ソードマンとシーフは男性,それ以外のキャラクターは女性に固定される。
「シェフ」などの専門職が登場
RO2の特徴の一つは,基本職以外に専門職を選択し,育成していくデュアルライフシステムだ。専門職のスキルを用いることで,さまざまなアイテムが作り出せる。
第1次クローズドβテストには,「ドクター」「テーラー」「ブラックスミス」「シェフ」の4種類の専門職が用意されており,キャラクターを選択するとき,基本職のほか,いずれかの専門職を選択する必要がある。
ドクターは,さまざまなポーションや消耗品を製造できる。テーラーは防具,ブラックスミスは武器を製造できる専門職だ。そしてシェフは,食べ物や消耗品を作り出せる。
アイテムを作るには,まず狩りや採取,物品購入,プレイヤー間の取り引きを通じて材料を入手する。Alt+Fで専門職に変身することで,アイテムの製造が可能となる仕組みだ。
なお,専門職に変身すると戦闘能力が落ちるため,危険な場所では避けたほうがいいだろう。
戦闘職ナイト |
専門職シェフ |
個性を発揮するのに役立つ織り/染色システム
RO2では,織りパターンと染色を組み合わせることで,さまざまなスタイルの服が作成できる。衣装デザイナーNPC「ベストン」から“織りパターンセット”“染色セット”を購入することで,織りや染色が可能となる。
織りパターンは編集可能で,パターンの回転や縦横変更,サイズ調整が行えるため,個性豊かな衣装が作成できる。
とくに,布の防具を生産する専門職テーラーは“高級織り/染色”が可能。より一層個性を発揮したい人は,専門職にテーラーを選択するか,テーラーのプレイヤーから入手するといいだろう。
同じ服でも,織り/染色システムでより個性的な外見に変えられる
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キャラクター育成の鍵となる才能システム
RO2では,才能システムを通じてスキルを習得していく。才能システムでは,レベルが1上がるごとに1ポイント付与される“才能ポイント”を消費することで,好きなスキルが獲得可能だ。
すべてのスキルの習得は不可能なので,どのスキルにするか慎重に選択する必要がある。このシステムにより,同じ職業でも大きく異なるプレイスタイルが編み出せるのだ。
才能ポイントを消費して獲得したスキルは,職業専門家NPCを通じてレベルアップできる。ただし,この方法で強化できるのはアクティブスキルのみで,パッシブスキルは才能ポイントを消費して強化する必要がある。
また,RO2のスキルには,「バッシュ」「ファイアーボルト」「アローストーム」「ストリップアーマー」といった,前作との関連がうかがえるスキルも存在している。
RO2のスキルは,それぞれの職業の特性を一層際立たせるものとなっている
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さまざまな顔文字およびソーシャルアクションが登場
RO2では,チャットのほか,さまざまな顔文字やソーシャルアクションを用い,ほかのプレイヤーに感情が伝達できる。ソーシャルアクションは,驚きや勝利の喜びなどの感情を示すモーションで,これにより,プレイヤー間のコミュニケーションがより面白みのあるものとなる。
なお,ソーシャルアクションを行うと,キャラクターの動きだけでなく顔の表情も変化する仕組みだ。
顔文字やソーシャルアクションを使用するには,Kキーを押したあと,スキルウインドウで顔文字タブまたはソーシャルタブを選択し,いずれかのアイコンをクリックする。
または,チャット入力ウインドウに,ソーシャルアクションの場合は「/」,顔文字の場合は「//」を入力し,それに続けて特定の文字を入力することでも使用可能だ。
顔文字
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ソーシャルアクションの一つ
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レベル15で乗り物に搭乗可能に
RO2にはさまざまな乗り物が登場する。今回のテストでは,「ペコペコ」にのみ乗れる。
ペコペコは,プローンテラ城北部のワープポータル周辺にいる,乗り物管理人NPCから1ゼニーで購入でき,レベル15から搭乗可能だ。ペコペコに乗ると,通常より20%速く移動できる。
そのほか,今回のテストには,パーティ,ギルド,郵便,倉庫といった,コミュニティ関連のシステムも用意されている。
またログイン画面や,イズルードの丘などでは,菅野よう子氏が手がけた未公開のBGMが流れる。
ペコペコ
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